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Kyotographie2017:ギメ美術館‘Theater of Love ’/ ヤン・カレン‘光と闇のはざまに’ / 小平篤乃生‘Coalscape 石炭のインキ’

Posted by takumi suzuki on 15.2017 【今日のコロタイプ】    0 comments   0 trackback
便利堂協力の3つの展覧会の見どころをご紹介!
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017 KYOTOGRAPHIE INTERNATIONAL PHOTOGRAPHY FESTIVAL
2017年 4月15日 – 5月14日

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いよいよ第5回KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017が本日から始まりました!
今年も便利堂は5つの展覧会に参加&協力しております。既報のとおり、まずは便利堂主催の下記「便利堂コロタイプギャラリー春季展」と「HARIBAN AWARD2016受賞作品展」のふたつの展覧会があります。

KG+ Venue No.06
ヤマウチタカモト
FROM DUSK in Collotype

2017/4/12-5/14 @便利堂コロタイプギャラリー

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©Takamoto Yamauchi  関連記事はこちら


KG+ Venue No.42
クラウディオ・シルヴァーノ|Claudio Silvano
Hariban Award2016 Campo Aberto

2017/4/14-5/7 @白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼

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©Claudio Silvano  関連記事はこちら



さて、ここから協力展のご紹介です。最初は、今回で開催3回目となり、すっかり京都グラフィーの定番として定着した感があるギメ美術館×とらや京都ギャラリーの幕末明治古写真展、タイトルもズバリ「愛の劇場」です!

KG Venue No.1
フランス国立ギメ東洋美術館・写真コレクション
Theater of Love

虎屋 京都ギャラリー

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©MNAAG

ギメ×とらや第1回の「侍」、第2回の「茶」に続き、今回は「愛」をテーマにギメ東洋美術館の写真コレクションより、日本の婚礼や、花魁などの京都と東京の遊郭文化に焦点があてられたオリジナルプリント30点(うち7点はアルバム展示)ならびに便利堂によるコロタイププリント3点ほかが展観されています。⇒詳しくはこちら


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もちろん、今回も展覧会に合わせ、限定ポートフォリオ『愛 Theatre of Love』を刊行します! 展示作品より20点をセピア色で再現したコロタイプ写真を収録し、うち2作品は手彩色をほどこしオリジナルの美しさを感じていただけます。各作品を解説した和英仏の解説書付。限定80部 40,000円 ⇒詳しくはこちら


KG Venue No.12
殷 家樑 Yan Kallen | ヤン・カレン
Between the Light and Darkness |光と闇のはざまに

無名舎

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©Yan Kallen

香港をベースに活躍し、昨年のKG+AWARDグランプリを受賞したヴィジュアル・アーティスト、ヤン・カレンが、京都に4ヶ月滞在し、光と闇のように万物に宿る二つの世界と、その反復や連続、循環をテーマに、京都の職人たちとの交流を通して制作した新作を発表します。⇒詳しくはこちら

Yan Kallen_2

今回展観されるシリーズ「光と闇のはざまに」は、「鋸(のこぎり)」や「和紙」など、主に工芸職人の道具を被写体することで、工芸の中にはものを作るだけでなく、継承と保全、文脈的な要素が含まれていることを提示します。⇒詳しくはこちら「Kyoto Crafts Magazine インタビュー」

Yan Kallen_1

このシリーズのうち、便利堂コロタイプ工房を取材した2作品がコロタイプによるプリントされ展示されます。


KG+ Venue No.15
小平篤乃生
Coalscape 石炭のインキ

4/12 - 4/30 @食堂ルインズ

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©Atsunobu Kohira

「Coalscape 石炭のインキ」は、炭素循環をモチーフにしたインスタレーションのプロローグ作品です。このプロジェクトの発端は、2015年に制作した走査顕微鏡を用いて石炭を撮影した写真シリーズ「Coalscape」から始まりました。「観察するモニターには壮大な景色が広がっていた。コクピットのような顕微鏡を技術者が操作する姿から、未知の惑星を探索しているように思えた。」と小平さんは言います。本展では、Coalscapeをプリントするために今回特別に制作した石炭からコロタイプのインキが出来るまでのプロセスと墨制作を追う新作、そしてCoalscapeの一部をインスタレーションとして展示します。⇒詳しくはこちら

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このプロジェクトの最終形態は、インスタレーション空間の全てを炭素素材で構成しようというものです。石炭で焼いた花器、炭加工された畳、Coalscapeの写真で全体が覆われます。しかしながらこの構成において、通常の写真ではそれだけが炭素素材ではないことになってしまいます。それを解決してくれる方法として、石炭を原料とした特注のコロタイプインキを制作し、コロタイププリントしようというのが今回のコンセプトです。便利堂は石炭由来の特製コロタイプインキの制作をサポートさせていただきました。(上掲写真:小平氏と手前が特注のインキ)

小平さん4

そのためには、老舗の墨運堂さんの協力により、まず石炭を煤に変えます。そしてその煤を原料にしてコロタイプインキにします。インキ製造においては三星インキさんの協力を得ました。来年は、このインキを使用した「Coalscape」のコロタイププリントが制作され、この壮大なプロジェクトの全体像が示されることとなるでしょう。(上掲写真:特注インキのサンプル製造作業を取材する小平氏)


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Claudio Silvano ‘Campo Aberto’本日開幕!

Posted by takumi suzuki on 14.2017 HARIBAN AWARD   0 comments   0 trackback
HARIBAN AWARD 2016 受賞作品展
2017/4/14-5/7@白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼

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KG+ 2017 KYOTOGRAPHIEサテライト展 アソシエイテッド・プログラム
HARIBAN AWARD2016 最優秀賞受賞作品展
クラウディオ・シルヴァーノ|Claudio Silvano
コロタイプ写真展 ‘Campo Aberto’

KG_ロゴ

2013年からはじまったKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭も今年で5回目を迎え、便利堂はその初年度から展覧会やワークショップの開催などで関わってきました。2014年からはコロタイプの普及を目的とした世界初のコロタイプによる国際写真コンペティション「Hariban Award」を開催しており、最優秀賞受賞者には2週間の京都滞在と便利堂コロタイプ工房の職人たちとのプリント制作の権利が与えられ、京都グラフィーの関連プログラムとしてコロタイププリントを発表する個展が開催されます。今回の2016年最優秀賞受賞作品展で早くも3回目となりました。過去の受賞展は下記のとおりです。

■第1回:Awoiska van der Molen アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン 'Sequester in Collotypes' @廣誠院
■第2回:Antony Cairnsアントニー・ケーンズ  'LA-LV / LDN_Process' @SferaExhibition

2016年度のグランプリ受賞はブラジルのアマゾン出身、パリ在住のクラウディオ・シルヴァーノさんでした。

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一昨年のアントニーさんも若手ではありましたが、クラウディオさんはさらに若い1985年生まれ、今年で32歳です。ハリバンアワードが世界中の新進アーティストにコロタイプを興味もっていただく機会になっていることを実感してうれしい限りです。2017年の応募もいよいよ始まります。今年はどんな結果になるでしょうか!?

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受賞作である'Campo Aberto'とは英語でいうと'Open Field'、日本語では「開かれた土地」といったところでしょうか?被写体の多くは風景、それもいわゆる自然だけではなく都市のそれも含まれます。しばしば旅をするなかで撮りためたなかから、今回はブラジル、アイスランド、フランスで撮影された写真がセレクトされてコロタイプとして生まれ変わっています。

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©Claudio Silvano

昨年秋に京都を訪れたクラウディオさん。来日自体もはじめてとのこと。実質10日間の目まぐるしい制作期間で工房の職人たちと幾度となくやりとりを繰り返しました。信頼関係も築き上がりました。

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プリント制作はもちろんのこと、展示会場や展示方法まで、毎度のことながら紆余曲折をへて晴れて本日4月14日より無事開催にこぎつけることができました。今年の会場も、とっておきの場所をお借りすることができました。橋本関雪記念館 白沙村荘 存古楼です。

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京都の銀閣寺地近くに位置する「白沙村荘」は、日本画家・橋本関雪(1883-1945)が自身の制作を行うアトリエとして造営した邸宅。10000平方メートルの敷地内には大正〜昭和初期に建築された居宅、日本画の制作を行っていた3つの画室、茶室、持仏堂などの建造物が散在しており、国の名勝に指定されている池泉回遊式庭園は7400平方メートルにおよび、平安から鎌倉時代にかけての石像美術品が多く置かれています。庭園そして建造物の設計も橋本関雪の手によるもので、彼の美意識が随所に反映された庭屋の調和した景観そのものが白沙村荘の大きな見どころです。白沙村荘公式ウェブサイト:http://www.hakusasonso.jp/

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展示会場の存古楼は関雪が大型作品の制作のために使用していた画室です。板張りの艶と高い天井の開放感にくわえて、目の前には関雪自らが指揮して作庭したというように、独自の価値観に基づいた美しい庭園が広がります。引き戸を開ければそよ風も吹き抜ける、心地よい空間で、あなたもぜひ春のひと時を過ごしてみませんか?

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©Claudio Silvano

■クラウディオ・シルヴァーノ×河内タカ (便利堂海外事業部ディレクター) クロストーク開催!

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肩肘張らないカジュアルなトークになる予定ですので、みなさまどうぞ肩肘張らずにふるってご参加ください。なお会場では最新のハリバンアワード2016公式カタログも販売いたします(限定80部 。トーク当日なら作家直筆サインがもらえるかもしれませんね。

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4月17日(月) 18:00-19:00
参加費:500円 ※拝観終了後(17:00)のトークショーのみのご参加の場合。白沙村荘拝観料をお支払いただいた場合は無料です。
会場:白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼



KG+ 2017 KYOTOGRAPHIEサテライト展 アソシエイテッド・プログラム
HARIBAN AWARD2016 最優秀賞受賞作品展
クラウディオ・シルヴァーノ|Claudio Silvano
コロタイプ写真展 ‘Campo Aberto’

会期: 2017年4月14日(金)〜5月7日(日)
OPEN: 10:00−17:00 (最終入場16:30)
会期中無休
会場: 白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼(京都市左京区浄土町石橋町37番地)  地図
拝観料: 一般 ¥1300 / 学生 ¥500 / 高校生以下無料 ※こちらの料金で白沙村荘 橋本関雪記念館と庭園もご覧いただけます。



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そして! 今年で4回目となる国際コロタイプ写真コンペティション「HARIBAN AWARD」2017の募集も始まります! 国際色豊かな審査員をお迎えしています。

京都で職人と一緒にあなたの写真をコロタイプしませんか
受賞者は2週間の京都滞在をしながら受賞作を職人と共に作り上げる機会が与えられます。


参加者募集! 詳しくは公式サイトへ! http://www.haribanaward.org

Facebook:@Hariban Award
Twitter:@haribanaward

《コロタイプギャラリー開催展のお知らせ》ヤマウチタカモト コロタイプ写真展:FROM DUSK in Collotype

Posted by takumi suzuki on 14.2017 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
“誰もが多かれ少なかれ心に傷を持っていて、なかにはその傷から逃れられない人たちもいます。これは痛みを抱く人たちの物語です”

KG+ KYOTOGRAPHIEサテライト展
Takamoto Yamauchi: FROM DUSK in Collotype
2017/4/12-5/14 @便利堂コロタイプギャラリー

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©Takamoto Yamauchi

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今年もKYOTOGRPHIEで便利堂が関わっている展覧会は盛りだくさん! なんと全部で5つです! まずは便利堂コロタイプギャラリーにて14日から開催中のヤマウチタカモト「FROM DUSK in Collotype」についてご紹介します!

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タカモトさんは、国内外問わず精力的に活動し、近年大注目の新進作家です。Barat College Chicago、School of Art Institute of ChicagoおよびInternational Center of Photography (NY)で写真を学び、2015年9月に個展 “FROM DUSK” / 72 gallery (Tokyo Institute of Photography)、2016年1月にグループ展“TAKARA BUNE” / In between gallery (Paris)を開催、これまでに「FROM DUSK」(T.I.P Book、 2015年)と「Till Dawn」(Case Publishing、2016年)の2冊の写真集を出版しています。作家ウェブサイト:http://www.takamotoyamauchi.com

From dusk 「FROM DUSK」(T.I.P Book、 2015)

Till Dawn 「Till Dawn」 (Case Publishing、2016)

そのタカモトさんの関西初個展、しかもコロタイプ・プリントでの展示です。彼のFrom Duskには物理的あるいは不可視の傷跡が通底しています。モノクロ写真のシリーズからなるこれらの作品は、癒えることのない傷を明らかにしつつ、私たちが脆くはかない存在であることを実感させます。被写体の奥深くに埋もれた複雑な感情の層を解きほぐしつつ、写真家は精神的あるいは物理的な困難を背負った人々に対しての想いを巡らせています。

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©Takamoto Yamauchi

今回はその作品から11点をセレクトし、大判プリント含むコロタイプで展観します。漆黒のコロタイプインキで何重にも刷り重ねられた深みが、その作品世界を少しでも表現できていると感じていただければ幸いです。

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■ヤマウチタカモト×荻野NAO之 クロストーク開催!

会期中の5月3日にはタカモトさんも来廊、写真家・荻野NAO之さんをお招きしてお二人のトークイベントも開催します。荻野さんもコロタイプで作品制作されており、経験者ならではの興味深いお話が聞けること請け合いです!(関連ブログ記事 荻野NAO之写真展「太秦」:コロタイプとインクジェット(アーカイバルピグメントプリント)の写真作品の比較展示

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アーティストトーク
2017年5月3日(水)17:00~18:00
Takamoto Yamauchi×荻野NAO之
会場:便利堂コロタイプギャラリー
参加無料



便利堂コロタイプギャラリー春季展
ヤマウチタカモト:FROM DUSK in Collotype

2017年4月12日(水)~5月14日(日)
11:00~18:00 期間中無休
入場無料
便利堂コロタイプギャラリー
〒604-0093 京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地

本展はKG+award参加展示となっており、受賞者は4月16日(日)にハイアットリージェンシー京都で行われるレセプションにて発表されます。http://www.kyotographie.jp/kgplus/portfolio/takamoto-yamauchi/



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国際コロタイプ写真コンペティション「HARIBAN AWARD」2017

京都で職人と一緒にあなたの写真をコロタイプしませんか
受賞者は2週間の京都滞在をしながら受賞作を職人と共に作り上げる機会が与えられます。


参加者募集! 詳しくは公式サイトへ! http://www.haribanaward.org

コロタイプティシュ―による新ワークショップ開催します!

Posted by takumi suzuki on 14.2017 【コロタイプ、やりませんか collotype workshop】   0 comments   0 trackback
より汎用性のあるアナログフィルムを利用したティシュ―によるコロタイプが学べます!

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5回目を迎える恒例のKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017 KYOTOGRAPHIE INTERNATIONAL PHOTOGRAPHY FESTIVALが明日より開催されます! 今年のテーマは「LOVE」“写真は人生との愛の戯れ”。今年も便利堂コロタイプ工房はKG&KG+のいくつかのイベントに参加・協力しています。これらさまざまな催しのご紹介を数回にわたってご紹介します! まずは、こちらも恒例になったコロタイプ・ワークショップ開催のご案内です。

■4月22日(土) 10:00-17:00 @便利堂コロタイプ工房
今回のワークショップは、今まで開催してきたものとは違い、アナログのモノクロフィルムを版に加工して(コロタイプティシュー)用いる、新バージョンのワークショップです。コロタイプティシューとは、アナログフィルムに既に塗布されているゼラチン層に、再度コロタイプ用感光剤を浸透させたシートの事で、これを伝統的なガラス板の刷版の代用として使用します。特殊なガラス板を必要とせず、感光材も無毒なDIAZO系を用いますので、ご自分でもコロタイプ制作が可能となる、より汎用性の高い手法です

技法説明の後に、ご自身でコロタイプティシューを作って頂き、露光・現像・プリントまで行います。少々参加費がお高くなっていますが、大満足間違いなしのワークショップとなっています! 従来のコロタイプワークショップにご参加された方も、この新バージョンもきっと新たな視点で楽しんでいただけることでしょう。是非、この機会にご参加下さい。簡単に今回の「新ワークショップ」の概要をご紹介します。

■コロタイプティシューの作り方
まずはコロタイプティシューの作り方を学びます。

◆用意する薬品等
①アナログフィルム(四つ切サイズ)
②3.5%ジアゾ水溶液
③炭酸ナトリウム(重曹)
④亜硫酸ナトリウム
⑤メタ亜硫酸ナトリウム
⑥過酸化水素(濃度35%)少量
⑦トレイ4枚

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◆薬品の準備
①暗室にて、1000ccの微温湯に、35グラムのジアゾ感光剤を溶かし、遮光容器に入れ暗所に保存。(3.5%ジアゾ感光液)
②700ccの約40度のお湯に、炭酸ナトリウム70gを溶かし容器に保存。(A水溶液)
③500ccの約40度のお湯に、亜硫酸ナトリウム16g、メタ亜硫酸ナトリウム16gを溶かし容器に保存(B水溶液)

◆ティッシュ製作(暗室作業)
①1000ccの3.5%ジアゾ感光剤(水温15度~20度程度)をトレイに入れる。
②別のトレイに微温湯を適量入れる。
この②は、アナログフィルム背面のコーティング塗料を落とす為の作業。①に浸ける前に3分程度②に浸し、背面の塗料を落とす。
③1分間3.5%ジアゾ感光液のトレイに、アナログフィルムを浸す。
④暗所にて吊り下げ、自然乾燥させる。
⑤乾燥後、フィルムケース等の箱に入れ、暗所保存。(2週間程度保存可能)

◆現像液・停止液・水洗水の準備
①現像液・停止液・水洗水は、露光中または、露光前に準備しておく。
②現像液の製作
トレイに、100ccのA水溶液・1900ccの水(水温約15度)・5ccの過酸化水素を入れる。 
③停止液No1の製作
トレイに、2000ccの水(水温約15度)・25ccのB水溶液を入れる。
④停止液No2の製作
トレイに、2000ccの水(水温約15度)・100ccのB水溶液を入れる。
⑤水洗水
トレイに4000cc程度の水(水温約15度)を入れる。

露光
露光作業

◆露光
①暗室にて、写真作品のネガフィルムとコロタイプティッシュを密着させる。
②露光設備で、露光。(自然光の場合は、冬の晴天で15分程度)

◆現像作業(暗室作業)
①ティッシュを現像液のトレイに入れる。フィルム面に現像液が浸かる様に1分間トレイを揺らす。1分間を過ぎても問題は無い。
②停止液No1にティッシュを入れる。1分間現像液と同様の作業を行う。
③停止液No2にティッシュを入れる。4分間同様の作業を行う。
④水洗水にティッシュを入れ、約1時間水洗する。照明をつける事が出来る。
⑤ティッシュを干し、自然乾燥させ完成。

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左が今回使用の画面サイズが絵ハガキ大のプレス機。右が今後開催予定の本格ワークショップで使用するプレス機。約8×10インチ程度の画面寸法のプリントの制作が可能。(セットされている黄色い版が従来のガラス板の版です)

◆印刷作業
①ティッシュをゴム板・Pタイルなどにスプレー糊を使用し接着させる。
②ティッシュの表面に、3分程、微温湯を掛け、ゼラチンを膨潤させる。
③スポンジを使用し、グリセリン水をティッシュに浸透させる。(約3分)
④ティッシュの表面の水分を取り除き、ローラーでインキを付着させる。
⑤印刷用紙をティッシュの上に置き、プレス機にて印刷する。

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上記の工程を丸1日かけて学んでいただきます。まだ若干参加枠に余裕がございますので、お申し込みをお待ちしております。

■お申し込みは collotype-workshop@benrido.co.jp まで
お名前、ご住所、電話番号、参加人数を書いて、写真データとともにメールしてください。
参加者は、4月19日(水)までに便利堂まで写真データを入稿してください。

[詳細]
開催日:4月22日(土)
時間:10:00-17:00
場所:便利堂コロタイプ工房
参加費: ¥10,000
定員: 8名(先着順)
言語: 日本語
図版データ入稿締切:4月19日(水)

[入稿にあたって]
写真データは約150mm×100mmにしたときに、350dpi以上を確保できるものでお願いいたします。

複製で見る“原寸大”美術全集「美の記憶-よみがえる至宝たち-」展 開催中!

Posted by takumi suzuki on 20.2016 【今日のコロタイプ】    0 comments   0 trackback
“京都便利堂”が護ったコロタイプ” 今週23日まで!
平成28年9月16日(金)~10月23日(日) @高岡市美術館

高岡1

先月16日より、「美の記憶-よみがえる至宝たち- “京都便利堂”が護ったコロタイプ」と題した展覧会が富山県高岡市美術館で好評開催中です。本展は、便利堂創業130年記念事業として高岡市美術館の多大なご協力を得て開催が実現しました。期間中、多彩なイベントも開催され、多くの皆さまにご来館いただいています。この展覧会もいよいよ今週いっぱいの会期となりました。遅ればせながら、開催の実施報告をかねて、この展覧会の見どころをご紹介したいと思います。

高岡2

会場となる高岡市美術館は前田利長が建てた高岡城(現在は古城公園として整備されています)のほとりに、平成6年(1994)にリニューアル・オープンしました。鋳物の町として有名な高岡にふさわしく、金属工芸をはじめとして漆芸、絵画、彫刻など、あらゆる美術工芸分野より郷土にゆかりの深い作家の作品が数多くコレクションされています。

高岡3

村上隆館長の発案によって企画されたこの展覧会は、単なる文化財の「コピー展」ではなく、日本文化を代表する素晴らしい作品を、美術全集のページをめくるように明るい展示室でじっくりと観覧できて、なおかつ、原寸大の複製で実物大の作品と直接対面できるところがポイントととなっています。詳しい趣旨は、この展覧会を機に刊行した記念誌『時を超えた伝統の技-文化を未来の手渡すコロタイプによる文化財の複製』掲載の村上先生の寄稿文に記されていますので、ぜひご参照ください。

『時を超えた伝統の技-文化を未来の手渡すコロタイプによる文化財の複製』
『時を超えた伝統の技-文化を未来の手渡すコロタイプによる文化財の複製』 900円+税
くわしくはこちら→京都便利堂オンラインショップ


焼損前の「法隆寺金堂壁画」を
撮影したガラス乾板から
よみがえった迫力の十二面


高岡4

まず会場の第1室目に登場するのは、昭和24年に焼損した法隆寺金堂壁画の焼損前の姿を写した原寸大コロタイプ複製全12幅です。軸装に仕立てられた同壁画複製は、高さが3m以上あり、なかなかこの複製を展示できる機会はありません。金堂の内陣にいるかのような少し照明を落とした展示室にスポットで壁画が浮かび上がります。しかも全12幅、さらには法隆寺金堂と同じ配置で展示されるという、広くて天井の高い展示室を持つ高岡市美術館だからこそ実現できた素晴らしい空間です。我々便利堂の社員も、12幅をこのような形で一同に観る機会はめったになく、その壮観な姿に感動しています。

法隆寺金堂壁画コロタイプ複製についてくわしくはこちら→「法隆寺金堂壁画とコロタイプ」


時代を超えて
再び巡り合った
“琳派”の二人の表裏


高岡 10月8日(3)
10月20日 村上館長と弊社西村によるギャラリートーク

第2室では、尾形光琳筆「風神雷神図屏風」復元複製里帰り実行委員会によって昨年完成し、本年春に京都府に寄贈された「光琳・風神雷神、抱一・夏秋草図」の両面屏風が迫力のお出迎え。光琳の「風神雷神図」を讃えて「風」と「水」を主題に描いた抱一の「夏秋草図」は、もとは同じ屏風の表裏でした。現在は作品保存のために別々の屏風に仕立て直されている二つの作品を、コロタイプ複製にすることで再び本来の姿でご覧いただけます。
両面屏風復元複製プロジェクトについてくわしくはこちら→光琳「風神雷神図」抱一「夏秋草図」両面屏風玻璃版複製完成!


カラーコロタイプの探求によって
長大な絵巻物を再現し
魅力をゆっくりと楽しむ


高岡5

第2室にはその他にも絵巻物や文書などの複製を一堂に展観。これら20数点の展示複製のオリジナル作品は、ほとんどが国宝か重要文化財に指定されています。御堂関白記(原本:陽明文庫)、東寺百合文書(原本:京都府)、伴大納言絵詞(原本:出光美術館)、鳥獣人物戯画(原本:高山寺)など、普段は目にする機会も少なく、限られた場面しか展示されない名品の巻物が、スペースの許す限り長く長く繰り広げられています。みなさんじっくりとご覧になっています。

高岡 10月8日 (2)
10月20日 ギャラリートーク

第3室は明治から昭和初期まで使用していたコロタイプ印刷機や、コロタイプで使う材料、和紙の原料と製品、明治時代の絵はがき、コロタイプの複製の意義や工程を説明したパネルなどを展示しています。


多彩な関連イベントも実施

■「高岡の夏」写真コンテスト&手刷り体験ワークショップ
9月24日(土)13:30~15:00 高岡市美術館地階ビトークホール

高岡 9月24日WS(5)

関連イベントとして“高岡の夏”をテーマに、自分で撮影した写真のコロタイプ刷を体験するワークショップが開催されました。市民の方々から9作品が応募され、自作写真を刷っていただきました。

この日参加していただいたのは見学者も入れて15名ほど。写真愛好家が多い土地柄か、いずれも高岡の夏を切り取った力作ばかりでした。コロタイプ技法の説明を受けるのもそこそこに、「すぐに刷ってみたい」という皆さん気持ちが伝わってきました。街角の商店、高岡を代表する名刹瑞龍寺、雨晴海岸、高岡のお祭の風景など、高岡の夏を象徴する写真が集まりました。最初はうまく行かなかった刷りも、山本をはじめとした便利堂スタッフのアドバイスによってだんだんと上手になり、皆さん、最後は納得の逸品を仕上げていただきました。

高岡 グランプリ作品

そして、9作品の中からもっとも輝く1点が選ばれました。さすがは鋳物の町高岡です。鋳物工場を撮影した梅木宏真さんの作品がグランプリに選ばれ、「美の記憶」展の図録がプレゼントされました。刷り上がった9作品は「美の記憶」展開催中は美術館のロビーで展示されています。

■京都文化博物館学学芸員の長村祥知氏による特別講演会
「御堂関白記と花園院宸記の魅力-巻子本日記とコロタイプ複製」
10月2日(日)14:00~15:30 高岡市美術館地階ビトークホール

長村講演3
長村祥知学芸員

平安時代の貴族、藤原道長の日記『御堂関白記』、そして鎌倉時代の花園天皇の日記『花園院宸記』。長村氏には、歴史研究の上で貴重な史料である二つ日記の魅力について、展覧会の内容に合わせてお話しいただきました。当日は50名ほどの聴講者がありました。地元で古文書の勉強をされている方や歴史愛好家の方々があつまり、皆さん最後まで熱心に講演を聞いておられました。

第2室御堂関白
「御堂関白記」

長村氏はまず、紫式部筆の『源氏物語』のオリジナルが存在しないことを例に挙げ、日本独特の「書写の文化」について説明されました。写本・活字・翻訳は多数あれど、それを納める「器」は可変的であること、加えて、実物としての視覚的・形態的意義の重要性から複製が果たす役割の大きさを説かれました。特に、巻物に書かれた墨書の濃淡や本紙の継ぎ方(たとえば、どこに切断箇所があり、どこに新しい紙が継ぎ足されているかなど)から知り得る真理があることに触れ、オリジナルが公開され、それを熟覧することが如何に大切であるかを説明されました。

長村講演1
講演会では実際の複製を見ていただきながら、普段あまり目にすることない巻子の裏面に書かれた紙背文書についても判りやすく説明していただきました

しかしオリジナルの公開には制約があります。このような状況の中での複製づくりの意義が何処にあるのかを判りやすく話していただきました。つまり複製の良し悪しは職人の技術の熟練度や監修者・発注者の判断や注意力に左右される一方で、長期展示が可能、1ヶ所に占有されない、体系的な展示が可能、復原製作が可能。災害等のオリジナル亡失への備え。明るい場所での展示が可能。制作時のオリジナルの姿を記録できる(経年変化のチェックにつながる)ことなどを紹介されました。加えて、ご自身が学生時代に『花園院宸記』のコロタイプ複製で学んだエピソードを紹介されつつ、研究者個々人にとって熟覧と接触調査の機会が増加することで、後進の育成にも繋がる点を強調されました。ここからは『御堂関白記』と『花園院宸記』の魅力についての熱い語りとなりました(この話はまた別の機会に)。

■二人のスペシャルトーク 村上館長×西村寿美雄
10月8日(土)14:00~15:00

高岡 10月8日(4)
 
関連イベント第3弾として10月8日、高岡市美術館の村上隆館長と便利堂の西村寿美雄の2人が、展覧会会場を巡りながらギャラリートークをおこないました。当日はおよそ30名の方々にお集まりいただきました。1時間という限られた時間の中でのギャラリートークでしたが、途中退場する方もみあたらず、みなさん、最初から最後までとても熱心に聴講していただきました。

第1室の法隆寺金堂壁画のコロタイプ複製からスタート。これらの複製が昭和12年製であることや、壁画の配置が法隆寺の金堂とまったく同じであること。これは高岡市美術館の展示室の広さがあってこそ実現したことで、とりわけ館長が部屋手前の2面の仮設壁を作ったことが金堂再現につながったことを説明されると、多くの方々から感嘆の声が上がりました。また、ギャラリーの中にはプロの表具師も参加されていて、当時の表具技術のレベルの高さに驚かれていました。村上館長は説明の中で、この第1展示室をおもわず「このお堂は…」とおっしゃられました。後で参加されていた研究者より、「お堂と表現するのはもっともなことで、まさにこの展覧会を象徴する言葉ではないか」とのコメントをいただきました。

続いて第2室。入口に立ちはだかる尾形光琳の「風神雷神図屏風」の複製にみなさん息を呑んでおられました。この風神雷神と、屏風の裏面にある酒井抱一が描いた「夏秋草図屏風」との関係を説明させていただくことで、よりみなさんの興味が深まったようでした。

展示複製一つひとつを概観的に説明するとともに、館長と西村の2人から、複製であるからこそ実現できた点、ここが本展の肝になるところなので丁寧かつ強調して説明しました。明るい展示室、極端に照度を気にする必要はないこと。全巻(巻物の最初から最後まで)通しで鑑賞できること。オリジナルの展示ではゆっくりと鑑賞できない名品が時間をかけてじっくりと鑑賞できること。めったに目にすることができない文化財を、露出展示で間近に観られることなどをお話しさせていただきました。

第3室1

一応、第2室をもってギャラリートークは終えましたが、コロタイプの資料類を展示した第3室に移り、お客さんの個別のご質問にお答えする時間を作りました。予想以上にコロタイプ技術をもっと具体的に知りたいという方が多く、出来る限り判りやすく説明させていただきました。特に、コロタイプ技術を支えていただいているコロタイプ専用インキや手漉き和紙、ガラス板、インキを練る鋼性のヘラなど、その全て特注品であり、これらの技術的な支援なくしてはコロタイプ技術が成り立たないことを説明させていただくと、「次の世代に伝えないといけない技術ですね。是非頑張って下さい」との励ましのお言葉を多数頂戴しました。

■親子で刷り体験「チョウジュウギガ/うさぎのウ」
10月15日(土) 13:30~15:00

高岡6

土曜日ということもあり、10組の親子のみなさんが参加されました。



会期は残り少なくなりましたが、是非ひとりでも多く方にご覧いただきたいと思います。




プロフィール

takumi suzuki

Author:takumi suzuki
【コロタイプの過去・現在・未来。創業明治20年の京都 便利堂が100年以上にわたって続けているコロタイプ工房より最新の情報をお届けします】
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English:www.benrido-collotype.today

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