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第7回「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展 今年も開催!

Posted by takumi suzuki on 19.2019 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
あっという間に第7回! 明日より開幕です!

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便利堂コロタイプギャラリー
会期:2019年6月20日(水)~7月5日(金) 13:00~18:00
休廊:土・日曜日

 皆さん、こんにちは! 恒例の社員コロタイプワークショップ展、「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展を今年も開催いたします。気が付けば、あっという間に第7回! 年を重ねるごとに、ますます社員の技術も、作品の質も向上しました! 明日より始まる展示の見どころをご紹介いたします!

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力作43点が出品されました

便利堂では、自社のコア技術であるコロタイプの魅力をより多くの人に知ってもらうため、まずは社員自らがコロタイプの魅力を知ろう!ということで、自分の手でコロタイプ作品をつくり、その難しさや奥深さ、技師の技術の高さを実感し、そしてものづくりの楽しさを体験する社員ワークショップを毎年開催しています。なんと! 気が付けば第7回! 思えば遠くに来たものだと、今年も力作ぞろいの展示を前にして感慨もひとしおです。というのも、今年は今までにも増してチャレンジングな作品が目白押しだからです。

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↓過去の作品づくりの様子はコチラ↓
第1回:http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-32.html
第2回:http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-66.html
第3回:http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-86.html
第4回:http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-99.html
第5回:http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-109.html
第6回:http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-114.html

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どこか例年と違う印象を感じていただけるでしょうか?

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なにかが違う。。。

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そう! カラフルな作品が激増したのです。

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コロタイプの版は1色刷なので、従来はブラック1色のモノクロ作品がほとんどでした。しかし、今年は1色刷でもセピアやブルーなど自分のイメージに合った思い思いの色で作品づくりを楽しんでいます。中には、1つの版に上半分と下半分とに違う色を入れ2色刷にしたり、何色も重ねた多色刷作品に挑戦したつわものも!

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これは、各社員の技術が向上したこともありますが、ひとつの大きな要因が2017年7月に開講したコロタイプアカデミーの影響があるかと思います。コロタイプアカデミーは、一般の方を対象にコロタイプを知り、学び、実践できる場を提供することを目的に開講しました。昨年は、受講した方々の作品を一堂に展示した1周年記念展も開催しました。
⇒過去記事:コロタイプギャラリー《便利堂コロタイプアカデミー開校1周年記念展》 開催中!

受講した方々の自由なアプローチ、独創的な作品作りにアカデミーの講師陣も刺激され、それらの対応力や指導に生かすノウハウも向上したのではないかと思います。またそうしたワークショップ作品を目にした社員の皆さんも、それらのアプローチを参考により自由に、自分の作品作りに取り組んだ結果ではないかと思います。


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最後にもう1点。会場の左端にひときわ大きな作品が展示されています。これはマイスター山本が、アカデミーに設置されている11×14インチ程度の作品が制作可能な版画用のプレス機でプリントした参考展示作品です。アカデミーでは、今回社員作品で展示されているはがきサイズのプレス機を基本に、さらに上級者には8×10インチの作品も制作できるコースも設けています。この11×14インチでのテストプリントも無事完成し、今後このサイズのコロタイプ作品もアカデミーで制作可能になる日も近そうです。

 
詳しくはコロタイプ・アカデミーのサイトをご覧ください。

www.academy.benrido-collotype.today

 以上、パワーアップした作品群をぜひその目でご鑑賞ください! これらの出品作から、社員と来場者の投票で優秀作品を決定いたします。皆さんの清き1票で便利堂創立記念式典(7月1日)の表彰の舞台に立つ社員が決まります。投票期間は6月28日正午まで。ご協力頂いた皆様には、コロタイプ絵葉書を1枚プレゼント! 会場でお待ちしております!



第7回「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展

便利堂コロタイプギャラリー
京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地

会期:2019年6月20日(水)~7月5日(金) 13:00~18:00
休廊:土・日曜日

便利堂・春の展覧会企画 二本立て! 好評開催中!

Posted by takumi suzuki on 18.2019 【コロタイプギャラリー】   1 comments   0 trackback
HARIBAN AWARD 2018 受賞展@無鄰菴&同5周年回顧展@コロタイプギャラリー

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日増しに陽気が穏やかになる京都では、恒例となった京都国際写真祭「KYOTOGRAPHIE2019」 www.kyotographie.jpが先週より始まっています。今年で7年目を迎える「KG」ですが、毎年便利堂もいろんな形で参加しています。本年は、同フェスティバルのサテライト展示である「KG+」に2会場出展しています!


●HARIBAN AWARD 2018 グランプリ受賞者個展
エスター・タイヒマン Esther Teichmann “On Sleeping and Drowning”
@無鄰菴 2019年4月12日(金)-4月26日(金)

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この季節がやってまいりました、ハリバンアワードのグランプリ受賞者個展。
今年は、新緑の萠ゆる京都東山に位置する無鄰菴を会場にお借りし、昨年度の受賞者エスター・タイヒマンのコロタイププリント展を開催しております。

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写真中央:エスター・タイヒマン Esther Teichmann さん

タイヒマンさんが来日し、京都に滞在しながら便利堂のコロタイプ工房で制作をした2018年12月から早4ヶ月。コロタイププリントも額装や軸装といった完成の形を得て、無事に会場に並びました。

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どこかミステリアスな魅力の漂う彼女のイメージは、庭園にある小さな茶室に設置されました。手が届きそうだけれど届かない、微妙な距離感を保って鑑賞者の目に飛び込むと同時に、背後に聞こえる小川のせせらぎや、鳥のさえずりが、タイヒマンさんが挑戦する異空間の世界への逃避を可能にしています。一瞬ためらいを感じながらも、すっと引き込まれる感覚をお楽しみいただけたらと考えています。

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無鄰菴は、明治・大正時代の政治家山縣有朋の別荘として1894年に造営されました。庭園と母屋・洋館・茶室の3つの建造物が東山を臨むように配置され、庭園は山縣の指示に基づいて七代目小川治兵衛によって作庭されました。東山を借景に、里山の風景を彷彿とさせる小高い芝生や琵琶湖疎水から引かれた小川そのものを生かす景観は、眺めて楽しむのも良いですし、散策しながら丁寧に手入れされた植物の一つ一つを楽しむこともできます。また、1951年に国の名勝に指定されており、現在は世界中からの観光客が訪れています。

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【開催概要】
タイトル:エスター・タイヒマン Esther Teichmann ”On Sleeping and Drowning“
会期:2019年4月12日(金)-4月26日(金) 会期中無休
時間:9:00 - 18:00(17:30受付終了)
会場:無鄰菴 京都市左京区南禅寺草川町31番地
入場料:一般410円、小学生以下無料 

【作家プロフィール】
Esther Teichmann エスター・タイヒマン
写真や映像作品の制作だけでなく、執筆やキュレーションも行うアーティスト。2012年にイギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アートにて博士号を取得、現在は同校のキュレーター育成コースや歴史リサーチプログラムの責任者を務めている。2018年の国際フォトフェア「パリ・フォト」で大規模個展を開催し注目を浴びる。www.estherteichmann.com


●HARIBAN AWARD 5th Anniversary Exhibition
ハリバン・アワード5周年記念回顧展
@便利堂コロタイプギャラリー 2019年4月12日(金)-5月6日(月・祝)

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各国の写真家やアーティストから注目を集める国際コロタイプ写真コンペティション「HARIBAN AWARD」は、2018年に5回目の開催を迎えました。その5周年を記念し、過去のグランプリ受賞者5名のコロタイププリントを紹介する展覧会を開催しています。

会場の都合上、今回は各作家のコロタイププリントの全てを展示することはできませんが、作家の多彩な表現と個性を垣間見る事ができます。特に展示に使用される額や作品の支持体は個展の当時を思わせる設えとしていることもあり、その展示を知る人たちからは過去の個展を懐かしむ声が聞かれました。

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また、展示は作品の面白さやコロタイププリントの完成度の高さを楽しめるだけでなく、それぞれの作家に寄せられた審査員の言葉も併記しています。どの様な驚きと期待をもって、多数の応募者の中からその作家が選ばれたのか、審査の裏側を知ることもできます。共通して言えることは、コロタイプという大抵の作家が初めて体験することになるその技術が大きく生かされる作品が選ばれているということ。写真技術のありうる限りの精緻な描写や濃厚なハーフトーンを特徴とする作品、アーカイバル性の高い作品、そしてドキッとするようなテーマ性。暗室で実験的な制作を自ら掘り下げる作家表現にも焦点が当てられています。

HAIBAN AWARD 2018のグランプリ受賞者エスター・タイヒマンに寄せたデヴィット・キャンパニーの評には「特にその作家が新しい素材やプロセスを多く取り入れるならば、そこから何が生まれるか想像することは難しいが、審査員もまた、あまり知られていないような作家たちと同じようにワクワクしたいと感じている。つまり、タイヒマンが便利堂でどのような作品を作り上げるのか想像できなかったからこそ、より彼女への期待が高まったといえるかもしれない。」と締めくくっています。

HARIBAN AWARDをとおして作家が新たな視野を切り開くだけでなく、これら審査員の期待と同様に、便利堂コロタイプ工房の職人やスタッフたちも、個性あふれる作家の表現や希望を叶えるためにあれやこれやと試行錯誤を重ねます。この活動によって、普段の業務では感じえない世界観と繋がり、私たちこそが作家から様々な恩恵を受けていると改めて実感します。

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世界から向けられた真っさらなコロタイプに注がれる視線、HARIBAN AWARD 2019の応募もはじまりました。応募締め切りは2019年6月30日。今年はどんな作品が集まるのだろうか。応募を検討されている方は、ぜひこの機会にコロタイプギャラリーに足をお運びいただき、並ぶ作品に重ね合わせる様に、自分の作品が仕上がった様子をイメージしてみてください!
アワードの参加要項はこちら→https://benrido-collotype.today/collotype-competition/

【開催概要】
国際コロタイプ写真コンテスト HARIBAN AWARD 5th Anniversary Exhibition
会期:2019年4月12日(金)-5月6日(月・祝) 会期中無休
時間:11:00 - 17:00
会場:便利堂コロタイプギャラリー 京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町 302
入場料:無料 

出品作家は以下のとおり
アヴォイスカ・ファン・デル・モレン Awoiska van der Molen (NL)
アントニー・ケインズ Antony Cairns (GB)
クラウディオ・シルバーノ Claudio Silvano (BR)
スティーブン・ギル Stephen Gill (SE)
エスター・タイヒマン Esther Teichmann (DE/US)


秋季ギャラリー展『コロタイプで観る明治期の日本ーーギメ東洋美術館写真コレクションより』展

Posted by takumi suzuki on 17.2018 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
後期展示無事閉幕しました!

2018年11月1日(木)ー11月16日(金)@便利堂コロタイプギャラリー

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 こんにちは!コロタイプギャラリー運営担当の溝縁です。
 空高く金色の銀杏の葉が舞う季節になりました。毎日気持ちよく過ごしながらも、寒〜い冬がやってくるなと、気が引きしまる毎日です。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 コロタイプギャラリーでは、11月1日(木)から11月16日(金)の間、「コロタイプで観る明治期の日本ーギメ東洋美術館写真コレクションより」を開催しました。パリで開催中のジャポニスム2018に想い馳せ、フランス国立ギメ東洋美術館と連携して2015年から2017年に便利堂が制作したコロタイプポートフォリオを展示しています。

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 美術館の名前にある“ギメ“とは、エミール・ギメ(Émile Étienne Guimet)という実業家の名前から名付けられています。彼は1836年にリヨンに生まれ、1918年に生涯を閉じるまで旅行を重ね、旅先での収集や美術鑑定を行ったと言われています。旅は地中海から中近東、そしてアジアに及び、その目的は宗教博物館を作ることだったと言われています。その収集品を集めてリヨンに東洋美術館が設立されたのは1879年のこと。その後、ルーブル美術館に収められていた東洋の美術品も合わせて、1889年、パリに「フランス国立ギメ東洋美術館」が開館しました。

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 国立ギメ東洋美術館には、エミール・ギメの意思を継いで、様々な人々が収集した東洋の美術品がコレクションされています。そこには仏像や美術品の他、写真資料も多く収められています。便利堂では、2015年から2017年にKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭の企画をとおして、国立ギメ東洋美術館と虎屋京都ギャラリーと連携の上、明治時代の日本の風景を捉えた写真で構成されたコロタイプポートフォリオを制作しました。カテゴリーは以下のとおり。
 『侍』 幕末に生きた武士やその武士というイコンがその後どのように変化を遂げていったのか。写真には、徳川家最後の将軍の姿を収めたものから、スタジオで甲冑をつけて弓を射る姿を演出しとらえたもの、甲冑や刀といった武具が骨董として海外からの旅行客に売られている店頭の描写など…今では想像し得ない当時の社会の変動が写し出されています。

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 『茶』いかに日本人の生活に茶を嗜むという行為が根付いているか。そこに描写された人々の生活のワンシーンはとても自然に見えます。茶を運ぶ女中の美しい肖像から、広大な茶畑(背景は富士山!)で新芽を摘み取る茶摘みの風景、写真スタジオで演出された食事場面などは女性の世間話が聞こえてきそうな臨場感です。しかしそれだけではなく、いわゆる儀式として嗜まれた茶会の風景や、花街の豪奢な茶会、そして日本の各所に点在した風情ある茶室の趣も残されています。

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 『愛』秘められた、ある特定の社会で女性の社会的地位がたどった道を垣間見ること。きっと日本であまり目にすることもないのではないだろうかと考えられる遊郭や花街の風景。吉原の大門を写した写真などは、当時の撮影技術では昼間の撮影であったと推測できることから、いわゆる、ステレオタイプのイメージの中にある遊郭とは違った顔を知ることができます。このコレクションに収められた場面の数々からは、一定の社会的地位を取得した当時の大夫や、まなざしの鋭さとどこか遠い場所を望むような花魁の姿、そして、そういった世界観とは別に、三条河原で客と酒を交わしながらくつろぐ京都の芸舞妓の姿が映し出されています。

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 当時、過渡期を迎えた日本は、海外からの旅行者の目にどのように映ったのでしょう。きっと人々は戸惑いと不安定さも抱えながら、大きな社会の変化に期待を膨らませていたかもしれません。その時、珍しい写真機をもって目の前に現れた外国人(もしくは日本人写真家)は、その期待をたたえた体や表情を収めてくれる、新しい時代への架け橋だったかもしれません。写真の一枚一枚は、今のように瞬時には撮影されていません。きっと時間をかけて演出し、一枚のために表情をつくり、心を込めて映ったのでしょう。

 会場に来られたお客様から、『全く知らない時代のことなのに、なんだか懐かしい気がするわね』と感想をいただきました。コロタイプのしっとりとした質感で見る明治期の日本の風景。秋の深まる黄昏の一刻、このポートフォリオを座右に明治時代にタイムスリップしませんか…?

※なお、これらのポートフォリオは便利堂の直営店舗やミュージアムショップ、またオンラインストアでお買い求めいただくことができます。
詳しくはこちら:京都便利堂公式オンラインショップ

【展覧会概要】
日時:2018年11月1日(木)ー11月16日(金) 11:00−17:00
場所:便利堂コロタイプギャラリー (中京区新町通竹屋町通下ル弁財天町302)

コロタイプギャラリー秋季企画展(前期)「コロタイプで観る関西名刹の仏像」のお知らせ

Posted by takumi suzuki on 25.2018 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
《ジャポニスム2018》参加記念。 来月パリでコロタイプ展示行います!
会期:2018 年10 月 17 日(水)- 10月 30日(火) @便利堂コロタイプギャラリー
時間:13:00-17:00 ※土日開廊

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 こんにちは!コロタイプギャラリーを運営する溝縁です。
秋の高い空を眺め過ごしやすい日々を楽しむ毎日、皆様いかがお過ごしでしょうか。そんな中、コロタイプギャラリーでは10月17日(水)から秋の企画展がはじまりました。今期はなんと、二本立てです!

 今回の展示は、便利堂の《ジャポニスム2018》参加記念として企画しました。日仏友好160年にあたる2018年、日本とフランスの両国が連携し、芸術の都フランス・パリを中心に“世界にまだ知られていない日本文化の魅力”を紹介する大規模な複合型文化芸術イベント《ジャポニスム2018:響き合う魂》が開催されています。
公式ホームページ

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パリ日本文化会館HPより: 現在、パリ日本文化会館では「縄文展」が開催中です。

 パリ 内外の100近くの 会場で、展覧会や舞台公演に加えて、さまざまな文化芸術を約8ヶ月間にわたって紹介されています。 古くは日本文化の原点とも言うべき縄文から伊藤若冲、琳派、そして最新のメディア・アート、アニメ、マンガまでを紹介する「展示」や、歌舞伎から現代演劇まで、日本文化の多様性に富んだ魅力を紹介する「舞台公演」、さらに「映画」、食や祭りなど日本人の日常生活に根ざした文化等をテーマとする「生活文化 他」の4つのカテゴリーで東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を前に、日本各地の魅力をパリに向け、またパリを通して世界に向けて発信されてます。

 《ジャポニスム2018》では、これらの公式企画に加え「ジャポニスム2018参加企画」の枠組みが用意されており、これは、《ジャポニスム2018》の趣旨に賛同するフランスで企画・実施される日本関連の催しを「参加企画」に認定することで、《ジャポニスム2018》を盛り上げ、日本文化を発信するためのプログラムです。

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パリ日本文化会館HPより: 便利堂のコロタイプ展の告知ページです。

 便利堂では、このジャポニスム2018公認の参加企画として、パリ日本文化会館様との共催で『コロタイプによる琳派の美』 L'art du collotype と題した展示を来月13日~12月1日まで行います。展示の詳細につきましては、また追ってご紹介できればと思っています。⇒パリ日本文化会館展覧会情報

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ジャポニスム2018公式HPより: 「古都奈良の祈り」展

 さて、さっそく本題のコロタイプギャラリー展示の見どころをご紹介いたします。この《ジャポニスム2018》公式企画として、ギメ東洋美術館では「古都奈良の祈り」展 2019年1月23日(水)~ 3月18日(月)と「明治」展 2018年10月17日(水)~ 2019年1月14日(月)が開催されます。コロタイプギャラリーでは、《ジャポニスム2018》参加記念としてこの二つの展覧会に連動した企画をいたしました。前期は『コロタイプで観る関西名刹の仏像 −戦前から紡がれるコロタイプ工房の軌跡』というタイトルのもと、六体の仏像写真を展示、後期は『コロタイプで観る明治期の日本―ギメ東洋美術館写真コレクションより』を展示いたします。

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コロタイププリント(観心寺 国宝 如意輪観音菩薩坐像)

 前期の本展では、便利堂が戦前に撮影したガラス乾板を元に制作し保管されていた貴重な大型の仏像コロタイププリントを、モダンな表具に仕立てて展示しています。あしらった布や独特の表装は、今回お願いした立入好和堂の村山さんに色々なアイディアをいただき実現しました。それぞれの仏様に似合うサイズや色味があしらわれ、見事な風合いに仕上げられています。

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コロタイププリント(平等院 国宝 阿弥陀如来坐像部分):蓮弁が、現在の縦一列ではなく、修理前の互い違いにひかれている時代の写真です。 

展示されているコロタイププリントの正確な制作年度は記録に残っていませんが、おそらく今から40年前後前に、現在ではなくなってしまった大型印刷機、通称「デカ版」という機械でプリントされたものです。現在の円圧部分と一緒に紙が回転しプリントされる機械とは異なり、版の上に紙を置き、そこに円圧でプレスするアナログの手法で印刷されたものです。その細やかな濃淡表現や現役のコロタイプ印刷技師をも唸らせる高い技術は必見です。

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ガラス乾板(浄瑠璃寺 重要文化財 吉祥天立像)

 また、会場にはコロタイププリントを制作した当時に使用したネガや、「横型カメラ」と呼ばれたこうした大型フィルム引き伸ばし専用の今はなき製版専用カメラの写真や模型も展示しています。当時ガラス乾板に写されたイメージがいかにして拡大され製版が行われたのか、今では想像を絶する精巧な技術の上に編み出された方法で実践されていました。

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戦前のガラス乾板より拡大してつくられたコロタイプ用フィルム原板:現代はフォトショップで行われる作業が、当時は丁寧な一筆一筆のレタッチで作業されていました。

 具体的な技術を説明しますと、ガラス乾板(ネガ画像)に光を投射し、蛇腹を伸縮させることで像を拡大し、まずは拡大されたポジフィルムを制作した上で、さらにポジフィルムと未露光のネガフィルムを密着露光し、ネガフィルムを製版していました。

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模型として制作した「横型カメラ」。穴をのぞいて蛇腹を模した部分を手前に引くと、見事に天地反転した像がグッと拡大され浮かび上がってきます。ぜひ会場でお試しください。

 独特の金属音を響かせながら稼働する現代のコロタイプ工房も十分にアナログであり、職人の手腕や経験がものを言う世界です。しかしながら、当時はもっともっと、もっと、それぞれ個人のアイディアや試行錯誤が産みだす風合いやコロタイプならではの深みだったのだと気付かされます。
 会場に並んだコロタイププリントをご高覧いただきながら、当時の職人の息づかいを身近に感じていただけるような展示となっています。ぜひこの機会に時代を超えたコロタイプ技術の面白さに触れていただけたらと思います。

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*京都新聞に掲載されました!
2018年10月23日(火)の京都新聞朝刊に、展覧会の様子が掲載されました。



日時:2018年10月17日(水)ー10月30日(火) 11:00−17:00
場所:便利堂コロタイプギャラリー (中京区新町通竹屋町通下ル弁財天町302)

【後期展示】
コロタイプで観る明治期の日本―ギメ東洋美術館写真コレクションより

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2018年11月1日(木)-11月16日(金)
11:00-17:00

※同時開催:KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 秋季特別展
・明治150年記念 フランス国立ギメ東洋美術館「明治」写真コレクション展 「日本が動いたとき~近代黎明期の京都」
 二条城 東南隅櫓前広場・蹴上クランクイン・平安神宮 応天門前庭での野外展示:10月21日(日)-12月20日(木)
・虎屋 京都ギャラリーでのオリジナル写真の展示
 2018年11月1日(木)-12月2日(日)



コロタイプギャラリー《便利堂コロタイプアカデミー開校1周年記念展》 開催中!

Posted by takumi suzuki on 01.2018 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
受講生の個性的な作品が一堂に!
Benrido Collotype Academy 1st Anniversary Exhibition
会期:2018 年 7 月 30 日(月)- 8 月 10 日(金) @便利堂コロタイプギャラリー
時間:13:00-17:00 ※土日休廊

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こんにちは!便利堂コロタイプ アカデミーの溝縁です。
早いもので、2018年7月29日にコロタイプ アカデミー開校1周年を迎えました。

一年前の7月はこんなに暑かったのだろうか…という猛暑の毎日が続いていますが、昨年はこれから起こる色んな出来事や出会う人々を想像して、とてもワクワクとしていたことを思い出します。
コロタイプマイスターであり、コロタイプ研究所の山本修所長が便利堂社屋の裏にひっそりと立っていた倉庫(通称「D棟」)を、DIY精神とこんな工房が欲しい!というアイディアをフルに生かして改築始めたのが6月の半ば。7月末のオープンをめがけて昼夜作業を進めました。今作業台に使用している台も、こんな高さがベストだ!などど、こだわって作りました。
⇒マイスター山本のD棟リノベーションの様子はこちら: 《いよいよこの夏、コロタイプアカデミーが開講します!》

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そして迎えたアカデミーの初日、7月29日は3名の受講者が来られました。その日の記録写真を今見返すと、それだけでその時の緊張感が蘇ります。全てが手探りで、どんな風にコースを進めたら目一杯時間を使って満足出来る刷りを体験いただけるだろうか、失敗しないだろうか、疲れ過ぎないだろうか、椅子はどうしようか…と色々なアイディアを練って授業を進めていたことを思い出します。

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出張ワークショップが連続して開催された夏には初の2日コースも実施されました。アカデミーの工房にある6台のテーブルを全て埋めた6名の受講者。狭いながらもダイナミックに作業を進め、納得の刷りあがりをみせてくださいました。新潟でカーボンプリントの研究を進められている方や、東京で様々な印画技法の研究とワークショップを企画されている方など、刷りの領域だけでなく薬品の調合から製版に至るまで、幅広い興味を受けて講師山本も大奮闘の様子でした。

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夏明けには初めての5日コースも。3名の受講者を迎えて順調にスタートしました。それぞれの制作に対するモチベーションもさることながら、どんどんと湧き出る「こんなことをやってみたい」というアイディアに驚かされながら5日を過ごしました。アカデミーの工房に毎日出入りする彼らの姿は、そこがさながら自分のアトリエのようにもなってきます。一緒にお昼ご飯を食べ色々な話をし、情報交換をしつつ過ごす日々はとても貴重な時間でした。

秋から冬にかけても多くの受講者に恵まれ、距離を越え、海を越え様々な分野で活動されている方々と出会うことができました。

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さて、そのアカデミーも開校から一年を迎えました。コースの終了時に受講者から一枚ずつアーカイブとしてお預かりしているコロタイププリントを額装やマット装に仕上げ、便利堂コロタイプギャラリーに一堂に展示しています。並べてみると本当に壮観の出来栄え。丁寧に一枚ずつ仕上げられていたそれぞれの瞬間が蘇ってきます。
展覧会初日に足を運んでくださったアカデミーの受講者は、開校当初よりも作品のバリエーション(単色刷りでも色インキを使用したものや描画を加えたものがあります)が増えていることに気づき、いつかリピーターとして受講し新しい作品を作りたいと話してくださいました。

展覧会の詳細は以下のとおり!
暑い日差しの日々が続きますが、是非便利堂コロタイプ ギャラリーへお越しくださいませ!

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『BENRIDO COLLOYTPE ACADEMY 1st ANNIVERSARY EXHIBITION !
便利堂コロタイプアカデミー開校1周年記念展』


会期:2018 年 7 月 30 日(月)- 8 月 10 日(金)※土日休廊
時間:13:00-17:00
場所:便利堂コロタイプギャラリー
京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町 302
公式 HP:
www.academy.benrido-collotype.today


■コロタイプアカデミーは

 便利堂が長きにわたり継承し文化財の複製制作と保存・研究の分野で活用してきたコロタイプを、もっと多くの方に知っていただきたい、またその技法を楽しんでいただきたいとの思いから開校しました。これまで幅広い分野で活動される受講者の方々とコロタイプアカデミーをとおして出会い、そのたびに色々な思いや熱意、知識を共有しながら活動を続けてきました。
 本企画展ではコロタイプアカデミーに保管されている受講者の作品群を一堂に並べ、その多彩な表現と手刷りコロタイプの力強さをご覧いただくと同時に、今後も更に改良され刷新し続けるコロタイプ技法の今にご注目いただきたいと考えています。


プロフィール

takumi suzuki

Author:takumi suzuki
【コロタイプの過去・現在・未来。創業明治20年の京都 便利堂が100年以上にわたって続けているコロタイプ工房より最新の情報をお届けします】
Japanese:www.benrido.co.jp
English:www.benrido-collotype.today

カテゴリ

  • 【コロタイプとは? what is a collotype?】(1)
  • 【コロタイプ、やりませんか collotype academy】(15)
  • 【コロタイプで作品集をつくりませんか?】(1)
  • 【今日のコロタイプ】 (27)
  • 【コロタイプ技法解説 collotype process】(4)
  • 【コロタイプの歴史】(2)
  • 【古典印画技法 Altanative Process】(3)
  • 【コロタイプギャラリー】(30)
  • 【書棚のコロタイプ】(3)
  • 【コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会】(2)
  • 【法隆寺金堂壁画ガラス乾板保存プロジェクト】(3)
  • 【文化財を護る技―「認定保存技術」プロジェクト】(0)
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