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国宝複製完成展示『水無瀬神宮の社宝』展開催中!

Posted by takumi suzuki on 18.2019 【今日のコロタイプ】    0 comments   0 trackback
今週22日(土)には、マイスター山本の講演会も開催!
@島本町立歴史文化資料館

2019年6月1日(土)-7月21日(日)

水無瀬神宮の社宝_1


京となにわが出会うまち「島本町」で国宝の複製がこのたび完成

 大阪府三島郡島本町は、京都の大山崎町と大阪の高槻市に挟まれた府境に位置しています。桂川・宇治川・木津川が山崎地峡で合流して淀川となる場所で、古くから京都盆地から大阪平野へ抜ける交通の要衝として栄えました。この島本町には、後鳥羽天皇を祀るために建立された水無瀬神宮があります。この水無瀬神宮には後鳥羽天皇ゆかりの宝物が国宝として2点伝わっています。このたび、島本町立歴史文化資料館ではこのふたつの国宝をコロタイプ複製され、完成記念展として「水無瀬神宮の社宝」を開催中です。⇒島本町HP:企画展のお知らせ


国宝「後鳥羽天皇像」と「後鳥羽天皇宸翰御手印置文」

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簡単にこの2件の国宝をご紹介します。ひとつは、上皇時代の後鳥羽天皇を描いた肖像画です。文武両道で、新古今和歌集の編纂でも知られる後鳥羽天皇は、承久3年(1221)に、鎌倉幕府執権の北条義時に対して討伐の兵を挙げましたが、この承久の乱で朝廷側が敗北したため、出家して隠岐に配流され、延応元年(1239)に同地で崩御しました。吾妻鏡などによれば、後鳥羽上皇が隠岐に配流される直前に、出家前の姿を藤原信実に描かせた像と伝わり、鎌倉時代似絵(にせえ)の代表作とされます。

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もう1点は、後鳥羽天皇が崩御直前の暦仁2年(1239)2月9日、隠岐の配所から寵臣藤原(水無瀬)親成に与えた置文です。置文(おきぶみ)とは、一族や子孫に対して、現在および将来にわたって遵守すべきことを書き記した遺書です。親成の奉公を賞して摂津国水無瀬、井内の両庄を与え、また両庄を天皇追善の料所とすることなどを記し、その内容を証するため御手印をも加えられたものです。この10日余り後の2月22日に天皇は崩御されます。この遺勅に基づき、藤原信成・親成親子が仁治元年(1240)に天皇の離宮旧跡に御影堂を建立し、祀ったことが水無瀬神宮の始まりです。

今後、この貴重な国宝が複製として島本町立歴史文化資料館で展示公開されます!


今週22日の土曜日には、マイスター山本の講演会も開催されます!

この展覧会開催を記念し、「世界最古の写真印刷技法 コロタイプ技法」と題した講演会を山本修が行います。6月22日(土) 14:00(受付13:30)~15:30です。ぜひお近くの方は足をお運び頂けますと幸いです。


国宝事典_1
(『国宝事典』(第4版)より)

この2点を含む国宝1115件を解説とカラー図版で紹介した『国宝事典』(第4版)が好評発売中です!  お近くの書店や便利堂各店舗でぜひお求めください!

2019年4月20日刊行 B5版・上製函入・754頁 定価:8,500円(+税)

くわしくは公式HP www.kokuho-jiten.comまで

国宝事典_2

Japonismes2018参加企画 『コロタイプによる琳派の美』展をパリで開催中!

Posted by takumi suzuki on 22.2018 【今日のコロタイプ】    0 comments   0 trackback
昨年に引き続きPARIS PHOTO 2018にも参加!

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皆さま、こんにちは!
ジャポニスム展担当の清です(上掲写真左)。この度、便利堂主催で、コロタイプの伝統と技術を紹介する展覧会をパリで開催することとなり、11月13日より展示が始まりました。さらに今回は、普段国内でおこなっているコロタイプワークショップも海外出張しましたので、それらの様子をご紹介します!

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まずはその前に、本展に先だって6日から開催されたパリフォトに昨年に引き続き参加しましたので、そのご報告から。
今年で22回目を迎えたパリフォトですが、便利堂は出版社セクションの「SE23」にブースにて出展し、深瀬昌久と2014年のハリバンアワード受賞者アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンとバスティアン・ウッド各氏の新作プリント、そしてソール・ライター、ラルティーグ、スティーヴン・ギル、植田正治、山本昌男各氏のポートフォリオを二卓のテーブルと壁面を使ってすっきりと展示することで、直に対話しながら接客ができる空間にしました。

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パリフォト担当者からの報告によると、今回のブースの場所が去年と同じスポットでわりと奥の方にあったにもかかわらず間口が広かったことと、そして去年訪れたヴィジターたちが覚えていてくれていたこともあって多くの人々がコンスタントに足を止めてくれ、持参した350冊の英文カタログも最初の2日間でほとんどなくなってしまったほどで、アカデミーの受講に関しての問い合わせも多数受けたとのことです。

また、便利堂の認知度が確実に上がっているということ、そしてコロタイプという技法とハリバンアワードに高い関心が集まっていることが今回のフェアを通してひしひしと感じられ、それを反映するかのように多くの著名な写真家たちと今後のプロジェクトに関してのミーティングも行うことができとても有意義だったとのことです。次の海外フェアの出店は来年2月にロッテルダムを予定しています!

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パリ日本文化会館(MCJP)1階ロビーをお借りして展示を行いました。入口を入ると、受付カウンター越しに風神雷神がお出迎え!

さて、本題です! Japonismes2018とは、日本とフランスの両国が連携し、芸術の都フランス・パリを中心として展覧会や舞台公演、その他さまざまな文化芸術を約8ヶ月間にわたって紹介する、大規模な複合型文化芸術イベントです。これは2016年5月に安倍総理大臣とフランスのオランド大統領(当時)の合意により実施が決定され、日仏友好160年を迎えた今年、7月から開催されています。Japonismes2018についてはこちら⇒公式HP

今回便利堂による展覧会が開催されている「パリ日本文化会館 La Maison de la culture du Japon à Paris」(MCJP)は、1997年に開館した世界最大の日本文化センターで、イベント期間中は情報を発信するセンター的役割を担っています。また「縄文-日本における美の誕生」展や「藤田嗣治」展などの展覧会も行われるなど、Japonismes2018の“中心地”とも言える場所です。

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『コロタイプによる琳派の美』展 紹介ページ(MCJPのHPより)

コロタイプは、1855年にフランス人のアルフォンス・ポアトヴァンによって原理が発見され、その後ドイツで実用化されました。しかし他の印刷技術が台頭すると、次第にコロタイプは世界からその姿を消していき、現在ではフランス国内でもコロタイプを知っている人は少なくなってしまいました。そのため、フランスの地で生まれ日本で発展したコロタイプを、このJaponismes2018に合わせ便利堂が主体となり、再びフランスの皆さまに技術と伝統を、日本の美「琳派」作品と共にご紹介しようというのが今回の眼目です。

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現在パリのチェルヌスキ美術館では「京都の宝―琳派300年の創造」展が開催しており、俵屋宗達の『風神雷神図屏風』がヨーロッパ初公開されていることから、そのサテライト展示として『風神雷神図 尾形光琳 夏秋草図 酒井抱一 筆』両面復元屏風を中心に、便利堂がこれまでに制作した琳派のコロタイプ複製を展示しています。さらに近年のコロタイプの活用の取り組みを紹介するため、写真のコロタイプ・プリントも展示しています。

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便利堂が主催する海外の展示は今回が初めてで、直前まで多くの困難がありましたが、無事に搬入を終え展示することができました。開催直後は人が少ないかと思っていましたが、館の入り口正面に風神雷神図が見えることや、同館の上の階で縄文展を開催していることなどから、多くの人に興味を持ってご覧いただいています。オープン数日で日本から持ってきた展示用のパンフレット類がほとんどなくなるなど予想以上の来場者数で、展示担当者としては嬉しい悲鳴を上げているほどでした…!もちろん、その後すぐに日本からパンフレット類を送り、既に補充してあります!

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さらに11月15日~17日の3日間は、同じフロアでコロタイプワークショップを実施しました。以前、ジュネーブで初めて開催して以来、2回目となります。今回は、“ジャポニズム”の代表的な作品である葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」と、便利堂と関係のある、パリにあるギメ東洋美術館所蔵の明治期に撮影された「サムライ」の写真を題材に選択。とくに葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」は、黒、茶、青、3色のインクを用意し、海外はもとより、手刷りワークショップでは初の多色刷りプリントをおこないました。

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初の試み、体験ワークショップでの多色刷

担当のマイスター山本は、「せっかくの海外ワークショップだからこそ来た人たちに喜んでもらいたい!」と気合十分、用意十分で、初日の準備段階からお客さんが来るなどの大人気!正直、どれくらいの人が来てくれるかと心配していましたが、実際に始まってみると3日間ほとんど人が途切れることが無いほどの大盛況で、常に人だかりの中でワークショップをしていました。

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何よりも印象深かったのは、ワークショップを体験する多くの人が笑顔だったことです。大人から子どもまで、見に来ては次々と「体験させてほしい!」と言ってくださり、コロタイプの仕組みについても興味深く聞いていました。また展示についても、熱心に見ている方が多く、いらっしゃった方からは「これがプリントなんて信じられない」といった言葉や、「まるで今描かれたかのようにリアルだ」という言葉を聞くことができ、コロタイプについての質問も多くされ、フランスという国の美術やアート、そして工房や技師に対しての情熱と愛情を感じました。

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便利堂主催の『コロタイプによる琳派の美』展は、12月1日(土)まで開催しております。パリにお住まいの方や、近くにいらっしゃった方は、ぜひご覧ください!

【展覧会概要】
展覧会名:『コロタイプによる琳派の美』 日時:2018年11月13日(火)-12月1日(土) 12:00-20:00
   ※日曜、月曜は休館日
場所:パリ日本文化会館(101 bis Quai Branly, 75015 Paris, France) 
展覧会のHPはこちらから⇒https://www.mcjp.fr/ja/agenda/lart-du-collotype-jp


便利堂130周年記念展覧会、明日オープン!

Posted by takumi suzuki on 15.2017 【今日のコロタイプ】    0 comments   0 trackback
至宝をうつす
―文化財写真とコロタイプ複製のあゆみ―
2017. 12.16-2018. 1.28 @京都文化博物館

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Benrido 130th Anniversary Reproducing Great Treasures
A History of Cultural Properties : Benrido, Photography and Collotype Printing


 明治20年(1887)創業の便利堂は、本年7月で130周年を迎えました。それを記念し、このたび「至宝をうつす」と題した展覧会を京都文化博物館にて開催させていただく運びとなりました。法隆寺金堂壁画や高松塚古墳壁画の撮影や原寸大コロタイプ複製などの展示を中心に、明治からはじまる文化財保存の歴史の中で、文化財撮影とコロタイプ複製がどのように展開されてきたのか、便利堂のあゆみを通してご紹介できればと思っています。ようやく会場設営も終わり、いよいよ明日より公開となります。一足先に、その様子をご紹介したいと思います。展示は5つの章で構成されています。

公式HP www.benrido-130th-anniv-ex.com

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第2章の高松塚古墳壁画 原寸大コロタイプ複製と古墳内での撮影を再現した模型、設営中の様子


序章 うつす文化

日本の始原を記した歴史書や、世界に誇る古典文学・絵画。機械もない時代に、これらの作品はどのようにして伝えられてきたのでしょうか。原本そのものを大切に保管するだけではなく、中身を「うつす」ということも広く行われていました。同じ作品なのに一見すると違うものになったり、別の人が写しても似ていたり。そんな写本・模本の広がりを御覧下さい。

【主な展示作品】
日本書紀神代巻 乾元本(天理大学附属天理図書館蔵 コロタイプ複製)
重要文化財 源氏物語 大島本(古代学協会蔵 京都文化博物館寄託)
源氏物語 写本・鳥獣戯画 甲巻 模本(いずれも京都文化博物館蔵) など


第1章 文化財の写真撮影とコロタイプ複製

近代になり、わが国に写真技術が輸入されると、人の手に代わってカメラによって作品が写され、写真をもとにした複製出版物(影印本)が、より客観的に原本に近い「写本」として共有されていきます。160年前に写真印画法として発明されたコロタイプは、当時もっとも精巧に写真を印刷できる技法として、これらの出版物に用いられました。こうして、作品が写真で記録され、出版物として普及するなかで、「文化財」という概念が広く定着していくことになります。

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【主な展示作品】
國華 創刊号〜36号(國華社刊行/個人蔵)
真美大観 1巻~10巻(審美書院刊行/便利堂蔵)
大日本古文書 巻之一、巻之二(東京帝国大学刊行/京都文化博物館蔵)
法隆寺絵葉書帖 全3輯(法隆寺刊行/便利堂蔵)
〈秘籍大観〉 古写本 日本書紀(大阪毎日新聞社刊行/便利堂蔵)
貴重図書影本(貴重図書影本刊行会刊行/便利堂蔵)
看聞御記  全43巻(宮内庁書陵部刊行/便利堂蔵)
青山荘清賞 全10巻(根津美術館刊行/便利堂蔵


第2章 よみがえる至宝―法隆寺金堂壁画と高松塚古墳壁画

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昭和12年制作の法隆寺金堂壁画 原寸大コロタイプ複製とそれをプリントした印刷機(明治から戦前まで使用) 全12幅を展観します。

文化財の写真撮影として、代表的事例に挙げることができるのが昭和10年の《法隆寺金堂壁画》の原寸大撮影と昭和47年の《高松塚古墳壁画》発見時に撮影されたカラー写真でしょう。残念ながら、現在はいずれも往時の姿を伝えるのはこれらの写真のみとなっています。本章では、これらの原板から原寸大複製としてその姿がよみがえった両作品を展示します。《高松塚古墳壁画》原寸大複製は、今回初公開となります。

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高松塚古墳壁画 「西壁」 原寸大コロタイプ複製

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高松塚古墳壁画 「東壁」 原寸大コロタイプ複製
「北壁」「天井(部分)」の全4壁を展示します


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「東壁」 青龍部分 色あざやかです。

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「東壁」 男子群像部分

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組立て途中の撮影再現模型 狭い古墳室内に二人のカメラマンが

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盗掘の穴から内部をみたところ。引きがなく、ピントを合わせるのに手鏡を利用して間接的に焦点を合わせました

当時の撮影の様子についてくわしくは過去記事へ⇒こちら


第3章 コロタイプによる文化財複製の活用

こうした貴重な文化財は、大切に保存される必要がありますが、同時にわが国の文化を伝えるものとして公開が求められます。しかし貴重な文化財を気軽に公開することはできません。その矛盾を解決する一つの方策が、精巧な複製をつくることです。また万が一原本になんらかの被災があっても、原本に準ずるものが後世に残されることになるなど、複製はさまざまなかたちで活用されています。本章では、もっとも精巧な複製技法のひとつであるコロタイプでつくられた複製による活用事例をご紹介します。

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2015年便利堂が中心となって制作プロジェクトを立ちあげて完成した 風神雷神図 尾形光琳筆・夏秋草図 酒井抱一筆 両面復元屏風(京都府蔵) ⇒くわしくはこちら

【主な展示作品】
女史箴図巻 伝 顧愷之筆(大英博物館・朝日新聞社刊行)
正倉院文書 正集 第11巻(国立歴史民俗博物館)
御堂関白記 長保6年(寛弘元年)上巻(国立歴史民俗博物館蔵)
山本作兵衛炭鉱記録画(福岡県田川市蔵)
天子摂関御影 天子巻(宮内庁書陵部刊行)
花園院宸記 第23巻(宮内庁書陵部刊行)
伴大納言絵詞(筑摩書房刊行)
蒙古襲来絵詞(便利堂刊行)
臨滅度時大曼荼羅 日蓮聖人筆(日蓮宗新聞社刊行)
風神雷神図 尾形光琳筆・夏秋草図 酒井抱一筆 両面復元屏風(京都府蔵 京都文化博物館管理) など


終章 コロタイプの明日

先人が築き上げた伝統を護り、次の世代に伝えることはとても大切なことです。一方、古き良き伝統を護るだけでは伝えられないこともあります。コロタイプ技術が発明されておよそ160年。より精巧な複製制作のための新しいデジタル技術の融合による技術革新、その独特な表現力を生かした芸術作品の制作、日本文化の普及として日常生活に文化財を気軽に取り入れていただける美術商品の応用など、コロタイプに対してのさまざまな取り組みをご紹介します。

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今年で第4回を迎える「国際コロタイプ写真コンペティション《HARIBAN AWARD》」の4名の最優秀賞受賞者のコロタイプ作品をはじめ、近年取り組んでいるコンテンポラリーアートのコロタイプ作品をご紹介します

【主な展示作品】
森村泰昌 《フェルメール研究2014》 
植田正治 《砂丘》 (特別版)
山本昌男 《山本昌男ポートフォリオ》
井津建郎 《Blue》
ソール・ライター 《1950s New York》
ジャック=アンリ・ラルティーグ 《Colour》  など



12月23日には記念講演会「文化財写真と歴史学」(東京大学史料編纂所・谷 昭佳氏)が10:30分より開催されるなど、イベントももりだくさん! くわしくは公式ホームページをご覧ください!

公式HP www.benrido-130th-anniv-ex.com


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2017年12月16日(土)―2018年1月28日(日)
京都文化博物館4階

本日就航! 超豪華寝台列車《TWILIGHT EXPRESS瑞風》のインテリアにコロタイプ・プリントが採用!

Posted by takumi suzuki on 17.2017 【今日のコロタイプ】    0 comments   0 trackback
植田正治コロタイプ・ポートフォリオ第2弾《砂丘》が車内に
合わせてミニ・ポートフォリオも本日刊行!


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コロタイプギャラリー支配人の藤岡です。
鉄道ファンのみならず、多くの方がその就航を待ち望んでいた超豪華寝台列車《トワイライトエクスプレス瑞風》が本日午前に運行が開始されました! JR西日本が、「美しい日本をホテルが走る」というコンセプトで、歴史がはぐくんだ日本の伝統技術・デザインの粋を結集して完成させた《瑞風》。京都から下関までの山陰山陽をめぐる他に類を見ないラグジュアリーな旅を楽しむことができます。⇒《瑞風》公式HP http://twilightexpress-mizukaze.jp/

瑞風2

なんと! この超豪華列車にJR西日本と植田正治事務所のコラボレーションにより、植田正治作品のコロタイプ・プリント新作を車内のインテリアとして展示されることとなりました。! 山陰の空や砂丘などを舞台に作りだされる植田作品を鑑賞しながら山陰を豪華列車で旅するなんて最高ではないですか! スイートはおひとり100万以上という《瑞風》、先日その内覧会にご招待いただきました。こんな超豪華列車に乗せてもらえるなんて!(わたしには)二度とない貴重な機会でした! その豪華車両の一部と、今回刊行したコロタイプ・ポートフォリオ3種をご紹介させていただきます。

瑞風3
独特なフォルムが印象的な先頭車両にある展望デッキ

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内部からは、運転席をながめながら展望できる電車好きにはたまらない仕様

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ダイニングカー「ダイナープレヤデス」  車両の約半分がオープンキッチンスペースとなっており、20席のダイニングスペースは、列車であることを忘れてしまいそうな落ち着きのある豪華な空間です

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客室はロイヤル・ツイン、ロイヤル・シングルがありますが、なんといっても1両1室に使用した「ザ・スイート」が超豪華! エントランスやプライベートバルコニー、リビング・ダイニング・寝室・トイレ2箇所(玄関横とユニットバス内)・バスタブ付バスルームを備えた夢の寝台車両です。寝室には写真家・緑川洋一氏の作品が飾られています

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特にバスルームは、バスタブとシャワールームが併設されており、スイートを実感するくつろぎのスペースとなっています。このバスタブにつかりながら車窓から夕陽を眺められた日にはもう死んでもいいと思うかもしれません

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さて、これら客室前の廊下に、今回のコロタイプによる植田正治作品が6点展示されています

便利堂では以前にも、おなじく植田正治のコロタイプ・ポートフォリオシリーズを制作しており、2006年に《童暦》(限定30部)を、また同年にミニ・ポートフォリオ《遥かなる日記》を出版しています。

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植田正治 コロタイプ・ポートフォリオ《砂丘》 【特別版】限定10部

新作《砂丘》【レギュラー版】は、「パパとママとコドモたち」など、砂丘を舞台に家族の姿を、まさに“植田調ueda-cho”でとらえた代表作6点を収録した、植田正治ファン垂涎のポートフォリオシリーズとなっています! 特別版は、《瑞風》就航に合わせ、レギュラー版6点に、さらに〈童暦〉シリーズなどから4点を特別にセットされた豪華版です。

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装幀デザインは、おおうちおさむ氏。BOXの大胆に斜めに走るカッティングが斬新で、モノクロ基調ながら、砂丘と空、雲、水平線、そして島の存在感をみごとに表現しています。BOXの空の部分が、パカッとフタに。開けると、今度はとてもカラフルな世界がひろがります! 1作品ごとにタトウに包まれフォルダ入で、全点色違いと贅沢な仕様です。さらに特別付録に、河出書房新社からこのたび出版されたレゾネ『植田正治作品集』も収録。

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【特別版】はIからX、【レギュラー版】は1から25の記番入り

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おかげさまで【特別版】は予約でほぼ完売となりました。現在、エディションIIIのみストックあり。国内でまだ購入した方はいないので、ご希望の方はお早めに!

〈収録作品〉 ⇒画像はこちら
1.妻のいる砂丘風景(Ⅲ)/ MY WIFE IN THE DUNES (Ⅲ) 1950頃
2.パパとママとコドモたち/ PAPA, MAMA AND THE CHILDREN 1949
3.パパとママとコドモたち / PAPA, MAMA AND THE CHILDREN (Ⅰ) 1949
4.ボクのわたしのお母さん/ MAMMY, MY DEAR 1950
5.パパとトッチン/ PAPA AND TOCHIN 1949
6.へのへのもへの/ DOODLE FACE 1949
7.少女四態/ FOUR GIRLS, FOUR POSITIONS 1939
8.妹のお守り/ CARING FOR LITTLE SISTER 1959-70
9.紙芝居屋が行く/ THE PICTURE STORYTELLER DEPARTS 1959-70
10.小さな工場/ SMALL FACTORY 1959-70

《砂丘》特別版 限定10部

コロタイプ(モノクロダブルトーン)
用紙:手漉き和紙(三椏楮)
プリントサイズ:355×432mm(14×17インチ)
BOXサイズ:425×505×135mm

販売価格800,000円+税


《砂丘》レギュラー版 限定25部

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プリントの仕様は特別版とおなじで、作品1-6を収録します。
装幀も特別版とおなじで、BOXサイズが違います:425×505×65mm
『植田正治作品集』 は添付されておりません。

販売価格600,000円+税 ⇒お求めはこちら

こちらも次々と問い合わせ、注文が入ってきております。またとない機会です。お急ぎください!


ミニ・ポートフォリオ《砂丘》

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コロタイプ(モノクロ)
プリントサイズ:203×254mm(8×10インチ)

作品1-6を収録します。
こちらは便利堂ミニ・ポートフォリオシリーズの第4シリーズでもあり、外装はおなじみのタトウ装・スリーブケース入です。タトウ・ケース用紙は、表/OKサンドダークと裏/新バフン紙(紺)の合紙で、砂丘と空のコントラストを表現してみました。

販売価格6,000円+税 ⇒お求めはこちら

《瑞風》運行スタートの6月17日(土)より、美術はがきギャラリー京都便利堂(富小路店、神田神保町店)、同オンラインショップにて販売開始します! できたてほやほやで、今はまだ数に限りがあります。誰よりも早く(?)手に入れて下さい!


じつは、《瑞風》車内でしか購入できない、上記10作品が収録されたミニ・ポートフォリオ特別版も現在企画中! JR西日本さん、ぜひよろしくお願いします! こちらも無事刊行が決まりましたら、お知らせしますのでお楽しみに!
もちろん《瑞風》に乗らないと買えない特別版! ぜひ西日本の旅を「走るホテル」でご堪能ください!

Kyotographie2017:ギメ美術館‘Theater of Love ’/ ヤン・カレン‘光と闇のはざまに’ / 小平篤乃生‘Coalscape 石炭のインキ’

Posted by takumi suzuki on 15.2017 【今日のコロタイプ】    0 comments   0 trackback
便利堂協力の3つの展覧会の見どころをご紹介!
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017 KYOTOGRAPHIE INTERNATIONAL PHOTOGRAPHY FESTIVAL
2017年 4月15日 – 5月14日

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いよいよ第5回KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017が本日から始まりました!
今年も便利堂は5つの展覧会に参加&協力しております。既報のとおり、まずは便利堂主催の下記「便利堂コロタイプギャラリー春季展」と「HARIBAN AWARD2016受賞作品展」のふたつの展覧会があります。

KG+ Venue No.06
ヤマウチタカモト
FROM DUSK in Collotype

2017/4/12-5/14 @便利堂コロタイプギャラリー

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©Takamoto Yamauchi  関連記事はこちら


KG+ Venue No.42
クラウディオ・シルヴァーノ|Claudio Silvano
Hariban Award2016 Campo Aberto

2017/4/14-5/7 @白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼

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©Claudio Silvano  関連記事はこちら



さて、ここから協力展のご紹介です。最初は、今回で開催3回目となり、すっかり京都グラフィーの定番として定着した感があるギメ美術館×とらや京都ギャラリーの幕末明治古写真展、タイトルもズバリ「愛の劇場」です!

KG Venue No.1
フランス国立ギメ東洋美術館・写真コレクション
Theater of Love

虎屋 京都ギャラリー

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©MNAAG

ギメ×とらや第1回の「侍」、第2回の「茶」に続き、今回は「愛」をテーマにギメ東洋美術館の写真コレクションより、日本の婚礼や、花魁などの京都と東京の遊郭文化に焦点があてられたオリジナルプリント30点(うち7点はアルバム展示)ならびに便利堂によるコロタイププリント3点ほかが展観されています。⇒詳しくはこちら


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もちろん、今回も展覧会に合わせ、限定ポートフォリオ『愛 Theatre of Love』を刊行します! 展示作品より20点をセピア色で再現したコロタイプ写真を収録し、うち2作品は手彩色をほどこしオリジナルの美しさを感じていただけます。各作品を解説した和英仏の解説書付。限定80部 40,000円 ⇒詳しくはこちら


KG Venue No.12
殷 家樑 Yan Kallen | ヤン・カレン
Between the Light and Darkness |光と闇のはざまに

無名舎

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©Yan Kallen

香港をベースに活躍し、昨年のKG+AWARDグランプリを受賞したヴィジュアル・アーティスト、ヤン・カレンが、京都に4ヶ月滞在し、光と闇のように万物に宿る二つの世界と、その反復や連続、循環をテーマに、京都の職人たちとの交流を通して制作した新作を発表します。⇒詳しくはこちら

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今回展観されるシリーズ「光と闇のはざまに」は、「鋸(のこぎり)」や「和紙」など、主に工芸職人の道具を被写体することで、工芸の中にはものを作るだけでなく、継承と保全、文脈的な要素が含まれていることを提示します。⇒詳しくはこちら「Kyoto Crafts Magazine インタビュー」

Yan Kallen_1

このシリーズのうち、便利堂コロタイプ工房を取材した2作品がコロタイプによるプリントされ展示されます。


KG+ Venue No.15
小平篤乃生
Coalscape 石炭のインキ

4/12 - 4/30 @食堂ルインズ

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©Atsunobu Kohira

「Coalscape 石炭のインキ」は、炭素循環をモチーフにしたインスタレーションのプロローグ作品です。このプロジェクトの発端は、2015年に制作した走査顕微鏡を用いて石炭を撮影した写真シリーズ「Coalscape」から始まりました。「観察するモニターには壮大な景色が広がっていた。コクピットのような顕微鏡を技術者が操作する姿から、未知の惑星を探索しているように思えた。」と小平さんは言います。本展では、Coalscapeをプリントするために今回特別に制作した石炭からコロタイプのインキが出来るまでのプロセスと墨制作を追う新作、そしてCoalscapeの一部をインスタレーションとして展示します。⇒詳しくはこちら

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このプロジェクトの最終形態は、インスタレーション空間の全てを炭素素材で構成しようというものです。石炭で焼いた花器、炭加工された畳、Coalscapeの写真で全体が覆われます。しかしながらこの構成において、通常の写真ではそれだけが炭素素材ではないことになってしまいます。それを解決してくれる方法として、石炭を原料とした特注のコロタイプインキを制作し、コロタイププリントしようというのが今回のコンセプトです。便利堂は石炭由来の特製コロタイプインキの制作をサポートさせていただきました。(上掲写真:小平氏と手前が特注のインキ)

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そのためには、老舗の墨運堂さんの協力により、まず石炭を煤に変えます。そしてその煤を原料にしてコロタイプインキにします。インキ製造においては三星インキさんの協力を得ました。来年は、このインキを使用した「Coalscape」のコロタイププリントが制作され、この壮大なプロジェクトの全体像が示されることとなるでしょう。(上掲写真:特注インキのサンプル製造作業を取材する小平氏)


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takumi suzuki

Author:takumi suzuki
【コロタイプの過去・現在・未来。創業明治20年の京都 便利堂が100年以上にわたって続けているコロタイプ工房より最新の情報をお届けします】
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English:www.benrido-collotype.today

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