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《コロタイプギャラリー支配人(代理)から開催展のお知らせ》正木博コロタイプ写真展:京都抄景

Posted by takumi suzuki on 24.2015 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
展示に合わせて限定版コロタイプ・ポートフォリオも刊行!
KG+ KYOTOGRAPHIEサテライト展
2015/4/18-5/10 @便利堂コロタイプギャラリー

正木_DM

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こんにちは!
コロタイプギャラリー、支配人代理の平島です。当ギャラリーでは、春季展「正木博コロタイプ写真展」を開催しております。

正木_平島

正木博氏は、1949年宇和島市生まれ。丸善の古書部長を経て写真家となり、自身の故郷を題材に写真集『宇和島風景』を刊行しています。今回は、正木氏が、日本の伝統と佇まいを色濃く残す京都を撮った新シリーズから7点を選び、コロタイププリントしたものを、正木氏のオリジナル、ゼラチン・シルバー・プリントを交えて展観します。

正木展1
右2点がゼラチン・シルバー・プリントです

このシリーズタイトルは「京都抄景」。京都の伝統的な建築物・庭園・街並みといった景色のなかに立ち現れる日本独自の美しさを、正木氏の静かで抑制のきいた眼差しで点描したモノクロのシリーズです。光と陰影を、コロタイプならではの階調表現でお楽しみください。

正木3
Entsu-ji 円通寺

便利堂コロタイプギャラリーは、京都にありながら、これまで「京都」と真正面から向き合った展示がなかったので、それも新鮮に感じています。

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Shisen-do 詩仙堂

展示している7作品を収録したコロタイプ・ポートフォリオを限定版(限定30部)で記念出版いたしました。

正木_ポートフォリオ

正木博コロタイプポートフォリオ〈京都抄景〉
限定30部
54,000円(税別)   ⇒詳しくはこちら


序文にはイギリス、テート・モダンのサイモン・ベーカー氏が序文を寄せていただいています。

「何年か前のことである。京都東山にある「哲学の道」と呼ばれる散策路に沿って、寺院巡りをしていた時に、由緒ある古刹法然院を撮影中の正木博に偶然出会ったことがあった。ここは瞑想と内省の場で、歴史の重み漂う寺であるが、この場所がどうして正木の被写体でなければならなかったかという理由は、漠然とではあったが、理解することができた。彼の撮影手法は対峙する二つの要素で成り立っている。すなわち情緒的な主観性と、思索に富む深い造形性である。そしてこの対峙は、内部と外部、自然と人工的なもの、精神性と物質性、過去と現在など、明白な矛盾に対する一連の理想的な解決方法として生み出された、ある境地という存在の中で、完璧に折り合いがつけられているように思えるのである。」

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Kamisichiken 上七軒

「このコロタイプによるポートフォリオのために撮影された京都の作品は、息を呑むような美しい風景、見事な簡素さと抑制の効いた建築物、そしてそれぞれの声の響きは異なっているが、フォルムという共通言語で対話しているような自然と人工物の断片などが、写真を構成する光と影の束の間の戯れの中で、画像化され、永久保存されたものである。なぜなら、京都という町は、正木博の作品がその累積された全体像と絶妙な細部表現で明らかにしたように、囚われることが栄誉でもある、歴史と記憶と美が織りなす捕獲網に惹きつけられた、何世代にもわたる人々の思索と内省の支配のもとで、時と光が緩やかに流れている場所だからである。」

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Ryouan-ji 龍安寺

題箋デザインは、ハイクォリティーな写真集出版で著名なフランスのトルーカ・エディション Toluca Editionsのデザイナー・Olivier Andoreotti。トルーカ・エディションは、正木さんの写真集「宇和島風景」(序文:森山大道)の出版元でもあります。

正木_宇和島
正木 博『宇和島風景』 2012

「実際、便利堂の存在とそこで生み出される写真製版技術は、京都の持つ歴史の深さと結びついている。便利堂は世界に残る数少ないコロタイプ工房の一つで、繊細な諧調に富むインキと、手漉き和紙を材料に、きわめて慎重な作業を経て、コロタイプによる最も優れた写真複製技術を継承している工房である。京都を被写体に選び、その美を細心の注意を払って撮影した正木の作品が、この町の卓越した技を持つ名工たちの手でコロタイプに複製されることは適切であると言える。便利堂の名匠たちは、代々引き継がれてきた技術をもとに、光と影が醸し出す繊細さと美の再現に細心の注意を払ってきた人たちだからである。」 (テート美術館 写真・国際美術部門 キュレーター サイモン・ベーカー)

本展は、KYOTOGRAPHIE2015サテライトイベントKG+に参加しています。
天候もようやく安定してきましたので、京都の写真展まわりに是非お立ち寄りください。



正木 博 コロタイプ写真展 : 京都抄景
2015年4月17日(金)~5月10日(日) 会期中無休 入場無料
開廊時間 11:00~18:00
場所 便利堂コロタイプギャラリー
京都市中京区新町通竹屋町下ル 便利堂京都本社1F
お問い合わせ 075-231-4351(代表)



正木博(まさき ひろし)
昭和24年~(1949~)、愛媛県宇和島市に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業後、丸善株式会社・古書部長を経て写真家となる。日本美の再発見をテーマに作家活動を行うほか、海外の出版社と連携し、森山大道、高梨豊、北井一夫などの日本の写真家の作品集出版をアシストし、コーディネーターとして海外における日本の写真芸術の普及に努めている。自身の故郷を題材に写真集『宇和島風景』(RM出版社、2012年)刊行。

Awoiska van der Molen 'Sequester in Collotypes' 始まります!

Posted by takumi suzuki on 17.2015 HARIBAN AWARD   1 comments   0 trackback
HARIBAN AWARD 2014 授賞作品展
2015/4/18 - 22 @臨済宗保水山廣誠院

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いよいよHARIBAN AWARD 2014 最優秀賞授賞作品展 Awoiska van der Molen 'Sequester in Collotypes'  が明日より始まります!

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会場となっている廣誠院(通常非公開)のお庭は目に鮮やかな新緑が見ごろとなっています。

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次の間から広間を見る

展示は廣誠院の広間、次の間、茶室、奥の茶室の四部屋を使って展観しています。

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広間床の間

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タイトルの「Sequester」は、街の喧騒から隔絶した自然の奥に分け入り、被写体の根本にある核を強く求め、探し続ける彼女の作品スタイルを表しています。

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茶室

すぐ横が人通りの多い木屋町とは思えない静寂に心が落ち着きます。

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庭より茶室、奥の茶室を見る

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奥の茶室

まさに彼女の作品にぴったりの展示会場でぜひ受賞作のコロタイププリントを堪能してください!

また明日18日(土)には、アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏による写真集サイン会を実施します!


【日時】2015年4月18日(土)~22日(水) 11:00~18:00
【場所】臨済宗保水山 廣誠院 《地図》
【施設入場料】700円
【協賛】オランダ王国大使館


なお、本展示は23日(木)以降も場所を変えて行います。
This exhibition will be continued at the different venue from 23 (thu.)


【期間】4月23日(木)~5月10日(日) 11:00~18:00
【場所】京都ホテルオークラ 地下1階 ※廣誠院すぐ近く 《地図
【施設入場料】無料

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HARIBAN AWARD 2014 公式カタログ 限定150部
お求めは会場のほか、便利堂オンラインショップでもお買い求めいただけます⇒こちら

Hariban Award 2015

HARIBAN AWARD 2015 募集始まります! ぜひサインアップを!
Submissions for the 2015 award open soon. Sign up for updates!


http://www.haribanaward.org/>



The collotype exhibition of Awoiska van der Molen, the winner of Hariban Award 2014

Posted by takumi suzuki on 10.2015 HARIBAN AWARD   0 comments   0 trackback
'Sequester in Collotypes'
April 18 (Sat.) - 22 (Wed.) 2015 / 11:00-18:00 @Kousei-in Temple

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展示会場となる廣誠院 The Exhibition Venue : Kousei-in Temple

19世紀の古典技法「コロタイプ」を使った世界初の国際写真コンペティション「HARIBAN AWARD 2014」で世界中の応募者131名の中から見事に最優秀賞受賞者に選ばれたアヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏が、職人とともにつくり上げたコロタイププリントの展示を行います!
Awoiska van der Molen was chosen as the Grand prize of the first annual Hariban Award from 131 applicants from around the world. She spent two weeks in Kyoto working with the master artisans at the Benrido Collotype Atelier to create collotype prints of winning photograph. The exhibition of those works will be held as an associated program of Kyotographie!

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©Awoiska van der Molen Untiteled 245-18-2010

【日時】2015年4月18日(土)~22日(水) 11:00~18:00
【場所】臨済宗保水山 廣誠院 《地図》
【施設入場料】700円
【協賛】オランダ王国大使館
Date : April 18 (Sat.) ~ 22 (Wed.) 2015 11:00~18:00
Venue : Koisei-in Map
Entry fee : 700 yen
Sponsor : Embassy of the Kingdom of the Netherlands

旧薩摩藩士 伊集院兼常邸であった廣誠院は数奇屋風の書院と茶室からなり、七代目小川治兵衛による庭もすばらしく、高瀬川から引き込まれた大きくゆるやかな川の流れを眺めることができます。趣深い建物や豊かな庭園のなか、ゆったりとした気持ちで作品をお楽しみいただける場所です。通常は非公開ですので、施設内部に入ることができる今回は大変貴重な機会になります。
Kousei-in was a residence of Ijuin Kanetsune, a former retainer of the Satsuma clan. Kousei-in includes Sukiya style study room and tea-room. At the garden, you can see the gentle flow of water, comes from Takasegawa river. Please enjoy our collaborated works while you are relaxed in the tasteful house and the garden with full of green. The house is usually not open to the public. This exhibition will be a very rare chance to visit inside the Kousei-in.

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また18日(土)には、アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏による写真集サイン会を実施します!
Book Autograph session of Awoiska van der Molen will be held on 18(Sat.)

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氏がコロタイプ職人とともにひたむきに作り上げた作品の数々を、ぜひご覧ください。
Please visit and enjoy the works she produced with collotype artisans.

昨年の選考の様子やアヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏の略歴は こちら
作品制作についてのインタビューはこちら
Awoiska van der Molen about Her stay and production in Kyoto   blog / Interview

なお、本展示は23日(木)以降も場所を変えて行います。
This exhibition will be continued at the different venue from 23 (thu.)


【期間】4月23日(木)~5月10日(日) 11:00~18:00
【場所】京都ホテルオークラ 地下1階 ※廣誠院すぐ近く 《地図
【施設入場料】無料

Term : April 23 (Thu)~May 10 (Sun) 11:00~18:00
Venue : Kyoto Hotel Okura B1F * very close to Kousei-in MAP
Entry Fee : Free

お越しの際はお間違えのないようご注意ください。皆様のご来場を心よりお待ちしております!
Please don’t confuse the two venues. I will look forward to seeing you at the exhibition.

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Hariban Award 2014の公式カタログ、出来上がりはこんな感じです。本紙は、三椏と雁皮を使った極薄の和紙。プリントの際の扱いは難しいですが、コロタイプとの相性はいいと思います。限定150部 4月17日発売開始。展示会場ならびに便利堂オンラインショップ kyotobenrido.com でも販売いたします!

Happily introducing completed “HARIBAN AWARD 2014 Official Catalogue”
Very thin Japanese paper: Mitsumata and Ganpi are used. These are difficult to treat when printing, but are compatible with collotype.Limited 150 editions will be launched on April 17th. It can be purchased at the exhibition venue and Benrido Online shop kyotobenrido.com


Hariban Award 2015

HARIBAN AWARD 2015 募集始まります! ぜひサインアップを!
Submissions for the 2015 award open soon. Sign up for updates!


http://launch.haribanaward.org/>

プロフィール

takumi suzuki

Author:takumi suzuki
【コロタイプの過去・現在・未来。創業明治20年の京都 便利堂が100年以上にわたって続けているコロタイプ工房より最新の情報をお届けします】
Japanese:www.benrido.co.jp
English:www.benrido-collotype.today

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