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コロタイプティシュ―による新ワークショップ開催します!

Posted by takumi suzuki on 14.2017 【コロタイプ、やりませんか collotype academy】   0 comments   0 trackback
より汎用性のあるアナログフィルムを利用したティシュ―によるコロタイプが学べます!

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KGロゴ150

5回目を迎える恒例のKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017 KYOTOGRAPHIE INTERNATIONAL PHOTOGRAPHY FESTIVALが明日より開催されます! 今年のテーマは「LOVE」“写真は人生との愛の戯れ”。今年も便利堂コロタイプ工房はKG&KG+のいくつかのイベントに参加・協力しています。これらさまざまな催しのご紹介を数回にわたってご紹介します! まずは、こちらも恒例になったコロタイプ・ワークショップ開催のご案内です。

■4月22日(土) 10:00-17:00 @便利堂コロタイプ工房
今回のワークショップは、今まで開催してきたものとは違い、アナログのモノクロフィルムを版に加工して(コロタイプティシュー)用いる、新バージョンのワークショップです。コロタイプティシューとは、アナログフィルムに既に塗布されているゼラチン層に、再度コロタイプ用感光剤を浸透させたシートの事で、これを伝統的なガラス板の刷版の代用として使用します。特殊なガラス板を必要とせず、感光材も無毒なDIAZO系を用いますので、ご自分でもコロタイプ制作が可能となる、より汎用性の高い手法です

技法説明の後に、ご自身でコロタイプティシューを作って頂き、露光・現像・プリントまで行います。少々参加費がお高くなっていますが、大満足間違いなしのワークショップとなっています! 従来のコロタイプワークショップにご参加された方も、この新バージョンもきっと新たな視点で楽しんでいただけることでしょう。是非、この機会にご参加下さい。簡単に今回の「新ワークショップ」の概要をご紹介します。

■コロタイプティシューの作り方
まずはコロタイプティシューの作り方を学びます。

◆用意する薬品等
①アナログフィルム(四つ切サイズ)
②3.5%ジアゾ水溶液
③炭酸ナトリウム(重曹)
④亜硫酸ナトリウム
⑤メタ亜硫酸ナトリウム
⑥過酸化水素(濃度35%)少量
⑦トレイ4枚

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◆薬品の準備
①暗室にて、1000ccの微温湯に、35グラムのジアゾ感光剤を溶かし、遮光容器に入れ暗所に保存。(3.5%ジアゾ感光液)
②700ccの約40度のお湯に、炭酸ナトリウム70gを溶かし容器に保存。(A水溶液)
③500ccの約40度のお湯に、亜硫酸ナトリウム16g、メタ亜硫酸ナトリウム16gを溶かし容器に保存(B水溶液)

◆ティッシュ製作(暗室作業)
①1000ccの3.5%ジアゾ感光剤(水温15度~20度程度)をトレイに入れる。
②別のトレイに微温湯を適量入れる。
この②は、アナログフィルム背面のコーティング塗料を落とす為の作業。①に浸ける前に3分程度②に浸し、背面の塗料を落とす。
③1分間3.5%ジアゾ感光液のトレイに、アナログフィルムを浸す。
④暗所にて吊り下げ、自然乾燥させる。
⑤乾燥後、フィルムケース等の箱に入れ、暗所保存。(2週間程度保存可能)

◆現像液・停止液・水洗水の準備
①現像液・停止液・水洗水は、露光中または、露光前に準備しておく。
②現像液の製作
トレイに、100ccのA水溶液・1900ccの水(水温約15度)・5ccの過酸化水素を入れる。 
③停止液No1の製作
トレイに、2000ccの水(水温約15度)・25ccのB水溶液を入れる。
④停止液No2の製作
トレイに、2000ccの水(水温約15度)・100ccのB水溶液を入れる。
⑤水洗水
トレイに4000cc程度の水(水温約15度)を入れる。

露光
露光作業

◆露光
①暗室にて、写真作品のネガフィルムとコロタイプティッシュを密着させる。
②露光設備で、露光。(自然光の場合は、冬の晴天で15分程度)

◆現像作業(暗室作業)
①ティッシュを現像液のトレイに入れる。フィルム面に現像液が浸かる様に1分間トレイを揺らす。1分間を過ぎても問題は無い。
②停止液No1にティッシュを入れる。1分間現像液と同様の作業を行う。
③停止液No2にティッシュを入れる。4分間同様の作業を行う。
④水洗水にティッシュを入れ、約1時間水洗する。照明をつける事が出来る。
⑤ティッシュを干し、自然乾燥させ完成。

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左が今回使用の画面サイズが絵ハガキ大のプレス機。右が今後開催予定の本格ワークショップで使用するプレス機。約8×10インチ程度の画面寸法のプリントの制作が可能。(セットされている黄色い版が従来のガラス板の版です)

◆印刷作業
①ティッシュをゴム板・Pタイルなどにスプレー糊を使用し接着させる。
②ティッシュの表面に、3分程、微温湯を掛け、ゼラチンを膨潤させる。
③スポンジを使用し、グリセリン水をティッシュに浸透させる。(約3分)
④ティッシュの表面の水分を取り除き、ローラーでインキを付着させる。
⑤印刷用紙をティッシュの上に置き、プレス機にて印刷する。

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上記の工程を丸1日かけて学んでいただきます。まだ若干参加枠に余裕がございますので、お申し込みをお待ちしております。

■お申し込みは collotype-workshop@benrido.co.jp まで
お名前、ご住所、電話番号、参加人数を書いて、写真データとともにメールしてください。
参加者は、4月19日(水)までに便利堂まで写真データを入稿してください。

[詳細]
開催日:4月22日(土)
時間:10:00-17:00
場所:便利堂コロタイプ工房
参加費: ¥10,000
定員: 8名(先着順)
言語: 日本語
図版データ入稿締切:4月19日(水)

[入稿にあたって]
写真データは約150mm×100mmにしたときに、350dpi以上を確保できるものでお願いいたします。

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プロフィール

takumi suzuki

Author:takumi suzuki
【コロタイプの過去・現在・未来。創業明治20年の京都 便利堂が100年以上にわたって続けているコロタイプ工房より最新の情報をお届けします】
Japanese:www.benrido.co.jp
English:www.benrido-collotype.today

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