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明治期の絵はがき展、好評開催中!

Posted by takumi suzuki on 25.2013 【今日のコロタイプ】    0 comments   0 trackback
展示は今週土曜日まで!

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7Fギャラリーのエントランス

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瀬尾支配人

 東京オフィス・7Fギャラリースペース支配人の瀬尾です。今年5月に京都で開催し、ご好評をいただきました《便利堂 美術絵はがきの歩み展―明治の京都 手のひら逍遥―》の巡回展を、東京・神保町で絶賛開催中です!

《便利堂 美術絵はがきの歩み展―明治の京都 てのひら逍遥―》
会期:2013年7月16日(火)~27日(土) ※ 7月21日(日)は休室
会場:京都便利堂ギャラリーオフィス東京(岩波書店一ツ橋別館7階)
開室時間:[月~金]12:00~18:00 [土]10:00~15:00
入場無料 ※ 入場には入場券が必要です。京都便利堂東京神保町店にて配布しています。

神保町
展示会場は便利堂神保町店から歩いて5分。岩波書店一ツ橋別館7Fにあります。

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ビル入り口の看板が目印です。

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 神保町は古書の街として有名ですが、古絵はがきを取り扱っているお店も多くあります。今回は美術ファンにとどまらず、古絵はがきの愛好家の方々にも多くお越しをいただいております。

 「便利堂はコロタイプ作業の時、今もビール使ってる?」と聞かれたので、使っていますと返答すると、噂だと戦時中、便利堂だけはビールがあってもよかったらしいね。とウソかホントか面白いお話しをしてくださった岩波書店の方。

 京都の風景絵はがき、コロタイプで刷られて美しい。当時の空気感までイメージできる、とおっしゃっていた伝統文化のセミナー講師をされている女性。

 「舞姿」はがきに竹内栖鳳が人物画を描いていることに驚き、感激されていた竹内栖鳳を研究されている大学研究員の女性。栖鳳の人物画は3点しか現存せず、復刻したはがきの原画は一番古いとされている《アレ夕立に》より古い、とのこと。

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 今は東京に住んでるとのことですが、転勤で京都に住んだことがある年配の東京店常連のお客様。そのころの思い出や京都の魅力を熱心に話されていました。絵はがきを通して、昔の記憶や、思い出を想起されたようです。

 明治の絵はがきを観て、現在のデザインはがきよりも優れた、素敵なデザインのはがきが多くあることに感動しておられた女性。「7階でやるのがもったいない、もっと多くの方に見てもらう機会があればいいのに。」

 コロタイプの技術にとても興味があるという男性。ポストカードを集めるのが好きで、収集を行っているととのこと。「自分の持っているハガキにもコロタイプがあるのかなあ。」

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 世界の人との文通を楽しむ「ポストクロッシング」の紹介もしています。ドイツやロシア、フィンランドなど各国から届いた絵はがきを展示しています。

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 ギャラリーには、昭和24年に焼損したコロタイプ版「法隆寺金堂壁画」のうち六号壁も展示しています。焼損前の昭和10年に撮影、コロタイプで印刷したものです。原寸大ですが、展示の都合上、上下をトリミングして額装にしてあります。現在、法隆寺金堂に設置してある再現壁画は、このモノクロコロタイプの上をベースに、安田靫彦・前田青邨など名だたる日本画家によって着色がなされています。法隆寺金堂壁画と便利堂との関わりについて、詳しくは⇒こちら

講演会

 去る7月20日(土)には、『明治の京都 手のひら逍遥』の監修者・生田誠さんに「絵はがきと東京・京都」という題してご講演をいただきました。

1.絵はがきの歴史・年賀状から
2.絵葉書の種類、技法
3.風景絵葉書、コロタイプ
4.東京の絵葉書を見る       の4つのテーマでお話していただきました。

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 肉筆、銅板、木版、リトグラフ、ブロマイド、コロタイプ、三色版などの絵はがきをスライドで見せていただきながら、仕上がりの違いを説明していただきました。便利堂が発行し、先日復刻も行いました「ベースボール」絵はがきですが、東京のメーカーが当時作ったベースボールはがきを見ながら、東西の画風の違いから、当時まだ新しいスポーツを絵はがきとして伝えることの面白さを感じました。

 また、生田さんのコレクションから東京の風景絵はがきも見せていただきました。今のスカイツリーのお膝元である隅田川の橋や日本橋、品川駅など有名な場所から、地元の人ならわかるような場所も名所はがきとして販売されていたそうです。今の東京からは想像もつかない、のどかな風景です。神保町界隈の古絵はがきに興味のある方も多く、熱心に聴講されていました。所有している絵はがきをご持参して生田さんにご質問される方もいらして和やかに終わりました。

 展示は今週27日(土)まで! 最終日の開室時間は10:00~15:00。週末はぜひ神保町へ!

※ 展示期間外は一般公開をしておりません。あしからずご了承ください。

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Author:takumi suzuki
【コロタイプの過去・現在・未来。創業明治20年の京都 便利堂が100年以上にわたって続けているコロタイプ工房より最新の情報をお届けします】
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English:www.benrido-collotype.today

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