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世界初! 国際コロタイプ写真コンペ "HARIBAN AWARD 2014" 作品募集開始!
京都で職人と一緒にコロタイプしませんか?
募集期間:4月15日―6月30日

■「Hariban Award」プロジェクトとは?
「Hariban Award」プロジェクトは、広く世界からコロタイプで作品を作ってみたい写真家やクリエイターにエントリーしてもらい、最優秀者は工房のある京都に招待され、滞在しながら自分の思い描くプリント、あるいは新たな発見となるプリントを職人と共に作り上げるという、便利堂コロタイプ工房でしか味わえない体験ができます。
※くわしい開催概要はこちら⇒公式HP http://www.haribanaward.com

■コンペを企画した背景
10年ほど前より「コロタイプによる写真表現」という課題に取り組んできました。便利堂ではながらく「古美術や文化財の複製」がコロタイプの主な活用方法でしたが、世界的にもこの技法が希少になり、もっとコロタイプを活用していただく機会を増やさなければと考えたからです。もともとコロタイプは19世紀の写真草創期に発明された写真プリント技法です。日本でもかつてはアルバムや写真集というかたちで写真を表現するもっともすぐれた技法だったのです。今やその大部分はほかの新しい技術にとってかわられましたが、しかしながらコロタイプしかもちえない独自な表現力は今の時代にも色あせないものだと思っています。現在の若い写真家やクリエイターの方々にこの技術を知っていただき、実際に自身の作品をコロタイプで制作する機会を創出したいと考えこのコンペを企画しました。
■開催概要
応募受付期間: 2014年4月15日-6月30日
テーマ:特定のテーマは設定しません
応募作品:モノクロ写真作品(アナログ、デジタル問わず)
応募資格:一切問いません
応募点数:12点
参加費用:50ドル(約5000円)
審査方法:画像データによる第1次審査および第2次審査
■応募詳細はこちら
■賞
最優秀賞(1名) :
主催者の経費負担(渡航費、滞在費)にて2週間の京都滞在。この期間中、工房にて職人とのコラボレートでコロタイププリント8作品を制作。制作したプリントは主催者から受賞者に寄贈されます。また、受賞作品(最優秀賞および審査員特別賞)を収録した公式カタログ(作品集)を贈呈します。作品は、2015年春の京都グラフィーにて展示公開されます。
審査員特別賞(若干名):受賞作品を収録した公式カタログを贈呈します。
■審査員

Simon Baker U.K.
英国国立美術館テートモダン 写真・国際美術部門チーフキュレーター
多田亞生 Japan
岩波書店 元美術書編集部 美術書編集長
多摩美術大学 美術学部 グラフィックデザイン学科 非常勤講師
便利堂 取締役 顧問
太田菜穂子 Japan
L’art de Rosanjin (パリ・ギメ美術館 2013 / 京都国立近代美術館 2015) コミッショナー
東京画 Tokyo Scapes by 100 photographers コミッショナー
RAIEC – Mt. ROKKO ART INITIATIVE for EDUCATION & COMMUNICATION コミッティーメンバー
Gallery 916 アソシエイツ・キュレーター
株式会社クレー・インク 代表取締役 CEO
イトウツヨシ U.S.A.
写真センターProject Basho/ONWARD プログラムディレクター
■Q&A
Q1.モノクロ写真しか受け付けない理由は?
A.コロタイプは顔料を使ったピグメント・プリントです。「最古の写真印刷技法」とも呼ばれる所以ですが、150年前からかわらない職人による手作業のプリントは、「印刷」というよりもはや「版画」です。1色1色手間暇をかけて刷り重ねていく作業は、一瞬でカラー表現ができる環境にある現在の方々には想像がつかないほど膨大な時間を要します。今回のコンペはアーティストレジデンスというかたちで、入賞された方に実際に工房のある京都に滞在していただき、職人と一緒にプリントを作り上げるというのが特色です。限られた滞在時間でプリントを制作するという点を鑑み、今回はモノクロ作品に限定しました。今後はこの経験も踏まえながら、カラー作品も応募対象になることも検討していきたいと思います。
Q2.最優秀賞に選ばれた場合、受賞者がすることはありますか?
A.最優秀賞を受賞した方は、国内外を問わず工房のある京都に滞在していただく必要があります(主催者による招待)。約2週間を予定している滞在期間中に、工房の職人たちとどのようなプリントを制作するか、そのためにはどのようなアプローチをするか、日々やりとりを重ねながら作業をしていきます。作業はアナログフィルムからでもデジタルデータからでも可能ですが、職人たちと協議していくにあたって必要とおもわれる資料(ご自身のプリントや参考図書など)をご用意していただくといいかもしれません。制作したコロタイププリント(8作品を制作予定)は受賞者に寄贈させていただきます。また、額装など展示に必要な一切は主催者側で用意いたします。
Q3.玻璃版アワードに応募する利点は何ですか?
A.京都という、歴史と伝統、そして職人の仕事が受け継がれている街を背景に、世界でも唯一といってよいコロタイプで写真をプリントすることができる熟練の職人たちと一緒に物づくりが体験できるということです。今後のご自身の作品表現を構築されていくにあたって、視野が広がるよい経験になると保証します。
Q4.審査員はどのように選んだのですか?
A.このコンペは、英・テートモダンのキュレーターであるサイモン・ベーカー氏の強い後押しによって実現しました。彼には審査員長的な立場で参画していただいています。国内からは多田亞生氏と太田菜穂子氏のお二方に審査をお願いしました。多田氏は岩波書店美術出版部でながらく美術書ならびに写真集を手掛けてこられ、近年は国際的な写真展のプロデュースにもかかわっておられます。太田氏も「東京画」「ギャラリー916」など国内外で幅広く活動されています。第1回の開催ということもあり、コロタイプを熟知していただいている、あるいは写真分野の豊富な経験をお持ちであるという点で選ばせていただきました。またこのコンペは、フィラデルフィアの写真センター「Project Basho」の写真コンペ「ONWARD」に影響を受け企画が始まりました。そういう経緯からコンペ開催の経験豊かなProject Bashoのプログラム・ディレクターイトウツヨシさんにアメリカを代表して参加していただきました。
Q5.便利堂について少し教えてください。
A.便利堂は明治20年(1887)に創業して今年で128年になります。当初は書店として開業しましたがまもなく出版も手掛けるようになりました。明治38年(1905)にはコロタイプ工房ならびに写真工房を開設し、京都の風物や社寺・博物館が所蔵する文化財を撮影し絵はがきや図録などを制作するようになります。以後、写真や印刷物・出版物を通して京都の文化、日本の文化を記録し国内外に発信するお手伝いを続けてきました。写真作品分野では、日本写真史のなかでも特別な写真集である『安井仲治写真作品集』(昭和17年)を手掛けています。平成16年(2004)森村泰昌氏の《フェルメール研究2004》のコロタイプ版制作を機縁とし、ふたたびコロタイプ写真の表現に取り組みだしました。NYでのコロタイプ写真展《Time》の開催(2005)、植田正治《童暦》コロタイプ・ポートフォリオの制作(2006)、近年では、本年フランスの名門HSBC賞を受賞された新進写真家・瀧澤明子氏のプリント作品をコロタイプで制作しています。
◆

HARIBAN AWARD開催にむけてご支援お願いします!
パトロンになっていただいた方には数量限定の「コロタイプサンプル」、「ワークショップ参加」など特別なリターンをご用意しています。
くわしくは⇒クラウド・ファンディングサイト「CAMPFIRE」をご覧ください!
募集期間:4月15日―6月30日

■「Hariban Award」プロジェクトとは?
「Hariban Award」プロジェクトは、広く世界からコロタイプで作品を作ってみたい写真家やクリエイターにエントリーしてもらい、最優秀者は工房のある京都に招待され、滞在しながら自分の思い描くプリント、あるいは新たな発見となるプリントを職人と共に作り上げるという、便利堂コロタイプ工房でしか味わえない体験ができます。
※くわしい開催概要はこちら⇒公式HP http://www.haribanaward.com

■コンペを企画した背景
10年ほど前より「コロタイプによる写真表現」という課題に取り組んできました。便利堂ではながらく「古美術や文化財の複製」がコロタイプの主な活用方法でしたが、世界的にもこの技法が希少になり、もっとコロタイプを活用していただく機会を増やさなければと考えたからです。もともとコロタイプは19世紀の写真草創期に発明された写真プリント技法です。日本でもかつてはアルバムや写真集というかたちで写真を表現するもっともすぐれた技法だったのです。今やその大部分はほかの新しい技術にとってかわられましたが、しかしながらコロタイプしかもちえない独自な表現力は今の時代にも色あせないものだと思っています。現在の若い写真家やクリエイターの方々にこの技術を知っていただき、実際に自身の作品をコロタイプで制作する機会を創出したいと考えこのコンペを企画しました。
■開催概要
応募受付期間: 2014年4月15日-6月30日
テーマ:特定のテーマは設定しません
応募作品:モノクロ写真作品(アナログ、デジタル問わず)
応募資格:一切問いません
応募点数:12点
参加費用:50ドル(約5000円)
審査方法:画像データによる第1次審査および第2次審査
■応募詳細はこちら
■賞
最優秀賞(1名) :
主催者の経費負担(渡航費、滞在費)にて2週間の京都滞在。この期間中、工房にて職人とのコラボレートでコロタイププリント8作品を制作。制作したプリントは主催者から受賞者に寄贈されます。また、受賞作品(最優秀賞および審査員特別賞)を収録した公式カタログ(作品集)を贈呈します。作品は、2015年春の京都グラフィーにて展示公開されます。
審査員特別賞(若干名):受賞作品を収録した公式カタログを贈呈します。
■審査員

Simon Baker U.K.
英国国立美術館テートモダン 写真・国際美術部門チーフキュレーター
多田亞生 Japan
岩波書店 元美術書編集部 美術書編集長
多摩美術大学 美術学部 グラフィックデザイン学科 非常勤講師
便利堂 取締役 顧問
太田菜穂子 Japan
L’art de Rosanjin (パリ・ギメ美術館 2013 / 京都国立近代美術館 2015) コミッショナー
東京画 Tokyo Scapes by 100 photographers コミッショナー
RAIEC – Mt. ROKKO ART INITIATIVE for EDUCATION & COMMUNICATION コミッティーメンバー
Gallery 916 アソシエイツ・キュレーター
株式会社クレー・インク 代表取締役 CEO
イトウツヨシ U.S.A.
写真センターProject Basho/ONWARD プログラムディレクター
■Q&A
Q1.モノクロ写真しか受け付けない理由は?
A.コロタイプは顔料を使ったピグメント・プリントです。「最古の写真印刷技法」とも呼ばれる所以ですが、150年前からかわらない職人による手作業のプリントは、「印刷」というよりもはや「版画」です。1色1色手間暇をかけて刷り重ねていく作業は、一瞬でカラー表現ができる環境にある現在の方々には想像がつかないほど膨大な時間を要します。今回のコンペはアーティストレジデンスというかたちで、入賞された方に実際に工房のある京都に滞在していただき、職人と一緒にプリントを作り上げるというのが特色です。限られた滞在時間でプリントを制作するという点を鑑み、今回はモノクロ作品に限定しました。今後はこの経験も踏まえながら、カラー作品も応募対象になることも検討していきたいと思います。
Q2.最優秀賞に選ばれた場合、受賞者がすることはありますか?
A.最優秀賞を受賞した方は、国内外を問わず工房のある京都に滞在していただく必要があります(主催者による招待)。約2週間を予定している滞在期間中に、工房の職人たちとどのようなプリントを制作するか、そのためにはどのようなアプローチをするか、日々やりとりを重ねながら作業をしていきます。作業はアナログフィルムからでもデジタルデータからでも可能ですが、職人たちと協議していくにあたって必要とおもわれる資料(ご自身のプリントや参考図書など)をご用意していただくといいかもしれません。制作したコロタイププリント(8作品を制作予定)は受賞者に寄贈させていただきます。また、額装など展示に必要な一切は主催者側で用意いたします。
Q3.玻璃版アワードに応募する利点は何ですか?
A.京都という、歴史と伝統、そして職人の仕事が受け継がれている街を背景に、世界でも唯一といってよいコロタイプで写真をプリントすることができる熟練の職人たちと一緒に物づくりが体験できるということです。今後のご自身の作品表現を構築されていくにあたって、視野が広がるよい経験になると保証します。
Q4.審査員はどのように選んだのですか?
A.このコンペは、英・テートモダンのキュレーターであるサイモン・ベーカー氏の強い後押しによって実現しました。彼には審査員長的な立場で参画していただいています。国内からは多田亞生氏と太田菜穂子氏のお二方に審査をお願いしました。多田氏は岩波書店美術出版部でながらく美術書ならびに写真集を手掛けてこられ、近年は国際的な写真展のプロデュースにもかかわっておられます。太田氏も「東京画」「ギャラリー916」など国内外で幅広く活動されています。第1回の開催ということもあり、コロタイプを熟知していただいている、あるいは写真分野の豊富な経験をお持ちであるという点で選ばせていただきました。またこのコンペは、フィラデルフィアの写真センター「Project Basho」の写真コンペ「ONWARD」に影響を受け企画が始まりました。そういう経緯からコンペ開催の経験豊かなProject Bashoのプログラム・ディレクターイトウツヨシさんにアメリカを代表して参加していただきました。
Q5.便利堂について少し教えてください。
A.便利堂は明治20年(1887)に創業して今年で128年になります。当初は書店として開業しましたがまもなく出版も手掛けるようになりました。明治38年(1905)にはコロタイプ工房ならびに写真工房を開設し、京都の風物や社寺・博物館が所蔵する文化財を撮影し絵はがきや図録などを制作するようになります。以後、写真や印刷物・出版物を通して京都の文化、日本の文化を記録し国内外に発信するお手伝いを続けてきました。写真作品分野では、日本写真史のなかでも特別な写真集である『安井仲治写真作品集』(昭和17年)を手掛けています。平成16年(2004)森村泰昌氏の《フェルメール研究2004》のコロタイプ版制作を機縁とし、ふたたびコロタイプ写真の表現に取り組みだしました。NYでのコロタイプ写真展《Time》の開催(2005)、植田正治《童暦》コロタイプ・ポートフォリオの制作(2006)、近年では、本年フランスの名門HSBC賞を受賞された新進写真家・瀧澤明子氏のプリント作品をコロタイプで制作しています。
◆

HARIBAN AWARD開催にむけてご支援お願いします!
パトロンになっていただいた方には数量限定の「コロタイプサンプル」、「ワークショップ参加」など特別なリターンをご用意しています。
くわしくは⇒クラウド・ファンディングサイト「CAMPFIRE」をご覧ください!
2014/5/11 応募詳細を追記しました。
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