Loading…

第5回「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展 開催中!

Posted by takumi suzuki on 26.2017 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
本日、体験ワークショップもやってます!

DSC_00111.jpg

便利堂コロタイプギャラリー
会期:2017年6月20日(火)~7月5日(水) 11:00~18:00
休廊:土・日曜日・6月30日(金)

平島2

コロタイプギャラリー支配人代理の平島です。年に一回の恒例行事「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展が20日から始まりました!! 第5回目となる本展では、新しく技術開発に取り組んでいる「環境に優しい感光材」による版でプリントしました。技術の改革を、職人のみならず全社員で後押しできるように、楽しみながら実践しています!

コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展とは・・・

コロタイプは熟練の職人技を要する表現方法であり、作家の作品づくりや博物館のレプリカなどに用いられますが、便利堂では一般の方々にその魅力やおもしろさを知っていただき、より身近に楽しんでいただくために、手刷りプリントのワークショップの開催に取り組んでいます。本企画展は、創業記念日に合わせ、便利堂社員一人一人がコロタイプへの理解を深めるべく、各自の作品を題材に作成した手刷りプリントを展示します。そして社員と来場者の投票で優秀作品を決定いたします。

DSC_00100.jpg

今年は50作品が集まりました。皆さんの清き1票で便利堂創立記念式典(6月30日)の表彰の舞台に立つ社員が決まります。投票期間は6月29日正午まで。ご協力頂いた皆様には、コロタイプ絵葉書を1枚プレゼント!高得票作品は、後日ブログで発表させて頂きます。 ⇒全50作品の画像はこちら

のめり気味11

↓過去の作品づくりの様子はコチラ↓
第1回:http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-32.html
第2回:http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-66.html
第3回:http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-86.html
第4回:http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-99.html

ws222

なんと今回、第5回の開催を記念して、期間限定でコロタイプワークショップを開催しています!(全5回) モチーフは大人気の国宝鳥獣人物戯画。プレス機をコロコロして自分だけの特製絵はがきを作ってみませんか?

版1
今回の版です。どんな絵はがきになるかはお楽しみ。

期間: 6月20日(火)、22日(木)、26日(月)、28日(水)、7月5日(水)
時間:いずれの日も13:00~15:00
参加費:無料

ws1

第1回目と第2回目は終了しました。第3回目は本日開催します! 緊張感がありエキサイティングなひとときでした!

ws22

さて、お気づきでしょうか。版の色がグレーだということに。
実は先に書いた通り、今回のワークショップに用いた版は、今まで開催してきた黄色いもの(ガラスの上にゼラチンを塗布したもの)とは違い、アナログモノクロフィルムを版に加工して作成しました。この新しい版は「コロタイプティシュー」といい、感光材は従来の重クロム酸を使用せず無害の代替薬品を用いた環境にやさしいレシピとなっています⇒「コロタイプティシュー」について詳しくはこちら

ティシュ―11

(左)コロタイプティシュ―の版。アナログモノクロフィルムのゼラチンに感光材をしみこませ、床材のピータイルに貼り合わせたもの。
(右)従来のゼラチン版。透明のガラス板に感光材を混ぜ込んだゼラチンを塗布したもの。

それぞれ刷り心地に個性があり、所感を述べますと

ガラス刷版:      
インキング中にゼラチンの柔らかさ(生き物のような・・・)を感じる。
グレーの発色が美しい。
数枚に1枚、素晴らしいものがプリントでき、続く2,3枚目も良作になる。
ローラーの筋が入ると消すことが難しく職人技。
ガラス版が割れる。

コロタイプティシュー: 
ローラーの筋が入っても消しやすいため安心感がある。
版が割れないためたくさんプリントが作れる。
数枚に1枚、素晴らしいものがプリントできる場合もある。
濃い、薄いがハッキリしていてグレーを出すのが難しい。
モコモコの模様が出るときがある。

コロタイプティシュ―はまだまだ開発中の一面もありますが、環境に配慮した技術の改革を目の当たりにし、実際に50人もの社員が体験できるとは、去年の今頃は考えられなかったことです。約150年前に生まれたコロタイプという技法に、今もなお改良が重ねられていることが、一社員でありながら驚きです。日々の研究の成果がどのような実を結ぶのか楽しみですし、更なる可能性を感じずにはいられません!

本展期間中のワークショップにてこの技術改革をいち早く・お気軽にご体験ください!!(そして社員作品に投票もお願いします!笑) ではギャラリーにてお待ちしております!

猫1

お問い合わせ先 株式会社便利堂 075-231-4351(代表) ※平日9:00~18:00
便利堂ホームページ http://www.benrido.co.jp/
Twitter @kyotobenrido
facebook  https://facebook.com/benrido.collotype.gallery

本日就航! 超豪華寝台列車《TWILIGHT EXPRESS瑞風》のインテリアにコロタイプ・プリントが採用!

Posted by takumi suzuki on 17.2017 【今日のコロタイプ】    0 comments   0 trackback
植田正治コロタイプ・ポートフォリオ第2弾《砂丘》が車内に
合わせてミニ・ポートフォリオも本日刊行!


瑞風1

コロタイプギャラリー支配人の藤岡です。
鉄道ファンのみならず、多くの方がその就航を待ち望んでいた超豪華寝台列車《トワイライトエクスプレス瑞風》が本日午前に運行が開始されました! JR西日本が、「美しい日本をホテルが走る」というコンセプトで、歴史がはぐくんだ日本の伝統技術・デザインの粋を結集して完成させた《瑞風》。京都から下関までの山陰山陽をめぐる他に類を見ないラグジュアリーな旅を楽しむことができます。⇒《瑞風》公式HP http://twilightexpress-mizukaze.jp/

瑞風2

なんと! この超豪華列車にJR西日本と植田正治事務所のコラボレーションにより、植田正治作品のコロタイプ・プリント新作を車内のインテリアとして展示されることとなりました。! 山陰の空や砂丘などを舞台に作りだされる植田作品を鑑賞しながら山陰を豪華列車で旅するなんて最高ではないですか! スイートはおひとり100万以上という《瑞風》、先日その内覧会にご招待いただきました。こんな超豪華列車に乗せてもらえるなんて!(わたしには)二度とない貴重な機会でした! その豪華車両の一部と、今回刊行したコロタイプ・ポートフォリオ3種をご紹介させていただきます。

瑞風3
独特なフォルムが印象的な先頭車両にある展望デッキ

瑞風7
内部からは、運転席をながめながら展望できる電車好きにはたまらない仕様

瑞風8
ダイニングカー「ダイナープレヤデス」  車両の約半分がオープンキッチンスペースとなっており、20席のダイニングスペースは、列車であることを忘れてしまいそうな落ち着きのある豪華な空間です

瑞風4
客室はロイヤル・ツイン、ロイヤル・シングルがありますが、なんといっても1両1室に使用した「ザ・スイート」が超豪華! エントランスやプライベートバルコニー、リビング・ダイニング・寝室・トイレ2箇所(玄関横とユニットバス内)・バスタブ付バスルームを備えた夢の寝台車両です。寝室には写真家・緑川洋一氏の作品が飾られています

瑞風5
特にバスルームは、バスタブとシャワールームが併設されており、スイートを実感するくつろぎのスペースとなっています。このバスタブにつかりながら車窓から夕陽を眺められた日にはもう死んでもいいと思うかもしれません

瑞風6
さて、これら客室前の廊下に、今回のコロタイプによる植田正治作品が6点展示されています

便利堂では以前にも、おなじく植田正治のコロタイプ・ポートフォリオシリーズを制作しており、2006年に《童暦》(限定30部)を、また同年にミニ・ポートフォリオ《遥かなる日記》を出版しています。

1706151692.jpg
植田正治 コロタイプ・ポートフォリオ《砂丘》 【特別版】限定10部

新作《砂丘》【レギュラー版】は、「パパとママとコドモたち」など、砂丘を舞台に家族の姿を、まさに“植田調ueda-cho”でとらえた代表作6点を収録した、植田正治ファン垂涎のポートフォリオシリーズとなっています! 特別版は、《瑞風》就航に合わせ、レギュラー版6点に、さらに〈童暦〉シリーズなどから4点を特別にセットされた豪華版です。

1706151696.jpg

装幀デザインは、おおうちおさむ氏。BOXの大胆に斜めに走るカッティングが斬新で、モノクロ基調ながら、砂丘と空、雲、水平線、そして島の存在感をみごとに表現しています。BOXの空の部分が、パカッとフタに。開けると、今度はとてもカラフルな世界がひろがります! 1作品ごとにタトウに包まれフォルダ入で、全点色違いと贅沢な仕様です。さらに特別付録に、河出書房新社からこのたび出版されたレゾネ『植田正治作品集』も収録。

1706151714.jpg

【特別版】はIからX、【レギュラー版】は1から25の記番入り

1706151706.jpg

おかげさまで【特別版】は予約でほぼ完売となりました。現在、エディションIIIのみストックあり。国内でまだ購入した方はいないので、ご希望の方はお早めに!

〈収録作品〉 ⇒画像はこちら
1.妻のいる砂丘風景(Ⅲ)/ MY WIFE IN THE DUNES (Ⅲ) 1950頃
2.パパとママとコドモたち/ PAPA, MAMA AND THE CHILDREN 1949
3.パパとママとコドモたち / PAPA, MAMA AND THE CHILDREN (Ⅰ) 1949
4.ボクのわたしのお母さん/ MAMMY, MY DEAR 1950
5.パパとトッチン/ PAPA AND TOCHIN 1949
6.へのへのもへの/ DOODLE FACE 1949
7.少女四態/ FOUR GIRLS, FOUR POSITIONS 1939
8.妹のお守り/ CARING FOR LITTLE SISTER 1959-70
9.紙芝居屋が行く/ THE PICTURE STORYTELLER DEPARTS 1959-70
10.小さな工場/ SMALL FACTORY 1959-70

《砂丘》特別版 限定10部

コロタイプ(モノクロダブルトーン)
用紙:手漉き和紙(三椏楮)
プリントサイズ:355×432mm(14×17インチ)
BOXサイズ:425×505×135mm

販売価格800,000円+税


《砂丘》レギュラー版 限定25部

1706151697.jpg

プリントの仕様は特別版とおなじで、作品1-6を収録します。
装幀も特別版とおなじで、BOXサイズが違います:425×505×65mm
『植田正治作品集』 は添付されておりません。

販売価格600,000円+税 ⇒お求めはこちら

こちらも次々と問い合わせ、注文が入ってきております。またとない機会です。お急ぎください!


ミニ・ポートフォリオ《砂丘》

1706151688.jpg

コロタイプ(モノクロ)
プリントサイズ:203×254mm(8×10インチ)

作品1-6を収録します。
こちらは便利堂ミニ・ポートフォリオシリーズの第4シリーズでもあり、外装はおなじみのタトウ装・スリーブケース入です。タトウ・ケース用紙は、表/OKサンドダークと裏/新バフン紙(紺)の合紙で、砂丘と空のコントラストを表現してみました。

販売価格6,000円+税 ⇒お求めはこちら

《瑞風》運行スタートの6月17日(土)より、美術はがきギャラリー京都便利堂(富小路店、神田神保町店)、同オンラインショップにて販売開始します! できたてほやほやで、今はまだ数に限りがあります。誰よりも早く(?)手に入れて下さい!


じつは、《瑞風》車内でしか購入できない、上記10作品が収録されたミニ・ポートフォリオ特別版も現在企画中! JR西日本さん、ぜひよろしくお願いします! こちらも無事刊行が決まりましたら、お知らせしますのでお楽しみに!
もちろん《瑞風》に乗らないと買えない特別版! ぜひ西日本の旅を「走るホテル」でご堪能ください!

Kyotographie2017:ギメ美術館‘Theater of Love ’/ ヤン・カレン‘光と闇のはざまに’ / 小平篤乃生‘Coalscape 石炭のインキ’

Posted by takumi suzuki on 15.2017 【今日のコロタイプ】    0 comments   0 trackback
便利堂協力の3つの展覧会の見どころをご紹介!
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017 KYOTOGRAPHIE INTERNATIONAL PHOTOGRAPHY FESTIVAL
2017年 4月15日 – 5月14日

16298725_1835791746691508_1915593309140606607_n.jpg

KGKG_ロゴ100

いよいよ第5回KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017が本日から始まりました!
今年も便利堂は5つの展覧会に参加&協力しております。既報のとおり、まずは便利堂主催の下記「便利堂コロタイプギャラリー春季展」と「HARIBAN AWARD2016受賞作品展」のふたつの展覧会があります。

KG+ Venue No.06
ヤマウチタカモト
FROM DUSK in Collotype

2017/4/12-5/14 @便利堂コロタイプギャラリー

takamoto450.jpg
©Takamoto Yamauchi  関連記事はこちら


KG+ Venue No.42
クラウディオ・シルヴァーノ|Claudio Silvano
Hariban Award2016 Campo Aberto

2017/4/14-5/7 @白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼

award_2016_6.jpg
©Claudio Silvano  関連記事はこちら



さて、ここから協力展のご紹介です。最初は、今回で開催3回目となり、すっかり京都グラフィーの定番として定着した感があるギメ美術館×とらや京都ギャラリーの幕末明治古写真展、タイトルもズバリ「愛の劇場」です!

KG Venue No.1
フランス国立ギメ東洋美術館・写真コレクション
Theater of Love

虎屋 京都ギャラリー

⑭073_76
©MNAAG

ギメ×とらや第1回の「侍」、第2回の「茶」に続き、今回は「愛」をテーマにギメ東洋美術館の写真コレクションより、日本の婚礼や、花魁などの京都と東京の遊郭文化に焦点があてられたオリジナルプリント30点(うち7点はアルバム展示)ならびに便利堂によるコロタイププリント3点ほかが展観されています。⇒詳しくはこちら


shop-banner-e1488517475200.jpg

もちろん、今回も展覧会に合わせ、限定ポートフォリオ『愛 Theatre of Love』を刊行します! 展示作品より20点をセピア色で再現したコロタイプ写真を収録し、うち2作品は手彩色をほどこしオリジナルの美しさを感じていただけます。各作品を解説した和英仏の解説書付。限定80部 40,000円 ⇒詳しくはこちら


KG Venue No.12
殷 家樑 Yan Kallen | ヤン・カレン
Between the Light and Darkness |光と闇のはざまに

無名舎

yankallen1.jpg
©Yan Kallen

香港をベースに活躍し、昨年のKG+AWARDグランプリを受賞したヴィジュアル・アーティスト、ヤン・カレンが、京都に4ヶ月滞在し、光と闇のように万物に宿る二つの世界と、その反復や連続、循環をテーマに、京都の職人たちとの交流を通して制作した新作を発表します。⇒詳しくはこちら

Yan Kallen_2

今回展観されるシリーズ「光と闇のはざまに」は、「鋸(のこぎり)」や「和紙」など、主に工芸職人の道具を被写体することで、工芸の中にはものを作るだけでなく、継承と保全、文脈的な要素が含まれていることを提示します。⇒詳しくはこちら「Kyoto Crafts Magazine インタビュー」

Yan Kallen_1

このシリーズのうち、便利堂コロタイプ工房を取材した2作品がコロタイプによるプリントされ展示されます。


KG+ Venue No.15
小平篤乃生
Coalscape 石炭のインキ

4/12 - 4/30 @食堂ルインズ

kohira_01.jpg
©Atsunobu Kohira

「Coalscape 石炭のインキ」は、炭素循環をモチーフにしたインスタレーションのプロローグ作品です。このプロジェクトの発端は、2015年に制作した走査顕微鏡を用いて石炭を撮影した写真シリーズ「Coalscape」から始まりました。「観察するモニターには壮大な景色が広がっていた。コクピットのような顕微鏡を技術者が操作する姿から、未知の惑星を探索しているように思えた。」と小平さんは言います。本展では、Coalscapeをプリントするために今回特別に制作した石炭からコロタイプのインキが出来るまでのプロセスと墨制作を追う新作、そしてCoalscapeの一部をインスタレーションとして展示します。⇒詳しくはこちら

kohira_02.jpg

このプロジェクトの最終形態は、インスタレーション空間の全てを炭素素材で構成しようというものです。石炭で焼いた花器、炭加工された畳、Coalscapeの写真で全体が覆われます。しかしながらこの構成において、通常の写真ではそれだけが炭素素材ではないことになってしまいます。それを解決してくれる方法として、石炭を原料とした特注のコロタイプインキを制作し、コロタイププリントしようというのが今回のコンセプトです。便利堂は石炭由来の特製コロタイプインキの制作をサポートさせていただきました。(上掲写真:小平氏と手前が特注のインキ)

小平さん4

そのためには、老舗の墨運堂さんの協力により、まず石炭を煤に変えます。そしてその煤を原料にしてコロタイプインキにします。インキ製造においては三星インキさんの協力を得ました。来年は、このインキを使用した「Coalscape」のコロタイププリントが制作され、この壮大なプロジェクトの全体像が示されることとなるでしょう。(上掲写真:特注インキのサンプル製造作業を取材する小平氏)


Claudio Silvano ‘Campo Aberto’本日開幕!

Posted by takumi suzuki on 14.2017 HARIBAN AWARD   0 comments   0 trackback
HARIBAN AWARD 2016 受賞作品展
2017/4/14-5/7@白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼

award2016.jpg

KG+ 2017 KYOTOGRAPHIEサテライト展 アソシエイテッド・プログラム
HARIBAN AWARD2016 最優秀賞受賞作品展
クラウディオ・シルヴァーノ|Claudio Silvano
コロタイプ写真展 ‘Campo Aberto’

KG_ロゴ

2013年からはじまったKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭も今年で5回目を迎え、便利堂はその初年度から展覧会やワークショップの開催などで関わってきました。2014年からはコロタイプの普及を目的とした世界初のコロタイプによる国際写真コンペティション「Hariban Award」を開催しており、最優秀賞受賞者には2週間の京都滞在と便利堂コロタイプ工房の職人たちとのプリント制作の権利が与えられ、京都グラフィーの関連プログラムとしてコロタイププリントを発表する個展が開催されます。今回の2016年最優秀賞受賞作品展で早くも3回目となりました。過去の受賞展は下記のとおりです。

■第1回:Awoiska van der Molen アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン 'Sequester in Collotypes' @廣誠院
■第2回:Antony Cairnsアントニー・ケーンズ  'LA-LV / LDN_Process' @SferaExhibition

2016年度のグランプリ受賞はブラジルのアマゾン出身、パリ在住のクラウディオ・シルヴァーノさんでした。

award2016_3.jpg

一昨年のアントニーさんも若手ではありましたが、クラウディオさんはさらに若い1985年生まれ、今年で32歳です。ハリバンアワードが世界中の新進アーティストにコロタイプを興味もっていただく機会になっていることを実感してうれしい限りです。2017年の応募もいよいよ始まります。今年はどんな結果になるでしょうか!?

IMG_3676.jpg

受賞作である'Campo Aberto'とは英語でいうと'Open Field'、日本語では「開かれた土地」といったところでしょうか?被写体の多くは風景、それもいわゆる自然だけではなく都市のそれも含まれます。しばしば旅をするなかで撮りためたなかから、今回はブラジル、アイスランド、フランスで撮影された写真がセレクトされてコロタイプとして生まれ変わっています。

award_2016_5.jpg
©Claudio Silvano

昨年秋に京都を訪れたクラウディオさん。来日自体もはじめてとのこと。実質10日間の目まぐるしい制作期間で工房の職人たちと幾度となくやりとりを繰り返しました。信頼関係も築き上がりました。

IMG_3681.jpg

プリント制作はもちろんのこと、展示会場や展示方法まで、毎度のことながら紆余曲折をへて晴れて本日4月14日より無事開催にこぎつけることができました。今年の会場も、とっておきの場所をお借りすることができました。橋本関雪記念館 白沙村荘 存古楼です。

award2016__2.jpg

京都の銀閣寺地近くに位置する「白沙村荘」は、日本画家・橋本関雪(1883-1945)が自身の制作を行うアトリエとして造営した邸宅。10000平方メートルの敷地内には大正〜昭和初期に建築された居宅、日本画の制作を行っていた3つの画室、茶室、持仏堂などの建造物が散在しており、国の名勝に指定されている池泉回遊式庭園は7400平方メートルにおよび、平安から鎌倉時代にかけての石像美術品が多く置かれています。庭園そして建造物の設計も橋本関雪の手によるもので、彼の美意識が随所に反映された庭屋の調和した景観そのものが白沙村荘の大きな見どころです。白沙村荘公式ウェブサイト:http://www.hakusasonso.jp/

award2016_1.jpg

展示会場の存古楼は関雪が大型作品の制作のために使用していた画室です。板張りの艶と高い天井の開放感にくわえて、目の前には関雪自らが指揮して作庭したというように、独自の価値観に基づいた美しい庭園が広がります。引き戸を開ければそよ風も吹き抜ける、心地よい空間で、あなたもぜひ春のひと時を過ごしてみませんか?

award_2016_6.jpg
©Claudio Silvano

■クラウディオ・シルヴァーノ×河内タカ (便利堂海外事業部ディレクター) クロストーク開催!

claudiotaka.jpg

肩肘張らないカジュアルなトークになる予定ですので、みなさまどうぞ肩肘張らずにふるってご参加ください。なお会場では最新のハリバンアワード2016公式カタログも販売いたします(限定80部 。トーク当日なら作家直筆サインがもらえるかもしれませんね。

award2016_4.jpg

4月17日(月) 18:00-19:00
参加費:500円 ※拝観終了後(17:00)のトークショーのみのご参加の場合。白沙村荘拝観料をお支払いただいた場合は無料です。
会場:白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼



KG+ 2017 KYOTOGRAPHIEサテライト展 アソシエイテッド・プログラム
HARIBAN AWARD2016 最優秀賞受賞作品展
クラウディオ・シルヴァーノ|Claudio Silvano
コロタイプ写真展 ‘Campo Aberto’

会期: 2017年4月14日(金)〜5月7日(日)
OPEN: 10:00−17:00 (最終入場16:30)
会期中無休
会場: 白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼(京都市左京区浄土町石橋町37番地)  地図
拝観料: 一般 ¥1300 / 学生 ¥500 / 高校生以下無料 ※こちらの料金で白沙村荘 橋本関雪記念館と庭園もご覧いただけます。



award2017.jpg

そして! 今年で4回目となる国際コロタイプ写真コンペティション「HARIBAN AWARD」2017の募集も始まります! 国際色豊かな審査員をお迎えしています。

京都で職人と一緒にあなたの写真をコロタイプしませんか
受賞者は2週間の京都滞在をしながら受賞作を職人と共に作り上げる機会が与えられます。


参加者募集! 詳しくは公式サイトへ! http://www.haribanaward.org

Facebook:@Hariban Award
Twitter:@haribanaward

《コロタイプギャラリー開催展のお知らせ》ヤマウチタカモト コロタイプ写真展:FROM DUSK in Collotype

Posted by takumi suzuki on 14.2017 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
“誰もが多かれ少なかれ心に傷を持っていて、なかにはその傷から逃れられない人たちもいます。これは痛みを抱く人たちの物語です”

KG+ KYOTOGRAPHIEサテライト展
Takamoto Yamauchi: FROM DUSK in Collotype
2017/4/12-5/14 @便利堂コロタイプギャラリー

takamoto1.jpg
©Takamoto Yamauchi

KG_ロゴ

今年もKYOTOGRPHIEで便利堂が関わっている展覧会は盛りだくさん! なんと全部で5つです! まずは便利堂コロタイプギャラリーにて14日から開催中のヤマウチタカモト「FROM DUSK in Collotype」についてご紹介します!

takamoto_20170414155557800.jpg 

タカモトさんは、国内外問わず精力的に活動し、近年大注目の新進作家です。Barat College Chicago、School of Art Institute of ChicagoおよびInternational Center of Photography (NY)で写真を学び、2015年9月に個展 “FROM DUSK” / 72 gallery (Tokyo Institute of Photography)、2016年1月にグループ展“TAKARA BUNE” / In between gallery (Paris)を開催、これまでに「FROM DUSK」(T.I.P Book、 2015年)と「Till Dawn」(Case Publishing、2016年)の2冊の写真集を出版しています。作家ウェブサイト:http://www.takamotoyamauchi.com

From dusk 「FROM DUSK」(T.I.P Book、 2015)

Till Dawn 「Till Dawn」 (Case Publishing、2016)

そのタカモトさんの関西初個展、しかもコロタイプ・プリントでの展示です。彼のFrom Duskには物理的あるいは不可視の傷跡が通底しています。モノクロ写真のシリーズからなるこれらの作品は、癒えることのない傷を明らかにしつつ、私たちが脆くはかない存在であることを実感させます。被写体の奥深くに埋もれた複雑な感情の層を解きほぐしつつ、写真家は精神的あるいは物理的な困難を背負った人々に対しての想いを巡らせています。

takamoto5.jpg
©Takamoto Yamauchi

今回はその作品から11点をセレクトし、大判プリント含むコロタイプで展観します。漆黒のコロタイプインキで何重にも刷り重ねられた深みが、その作品世界を少しでも表現できていると感じていただければ幸いです。

takamoto3_201704141555537b3.jpg


■ヤマウチタカモト×荻野NAO之 クロストーク開催!

会期中の5月3日にはタカモトさんも来廊、写真家・荻野NAO之さんをお招きしてお二人のトークイベントも開催します。荻野さんもコロタイプで作品制作されており、経験者ならではの興味深いお話が聞けること請け合いです!(関連ブログ記事 荻野NAO之写真展「太秦」:コロタイプとインクジェット(アーカイバルピグメントプリント)の写真作品の比較展示

takamoto2.jpg

アーティストトーク
2017年5月3日(水)17:00~18:00
Takamoto Yamauchi×荻野NAO之
会場:便利堂コロタイプギャラリー
参加無料



便利堂コロタイプギャラリー春季展
ヤマウチタカモト:FROM DUSK in Collotype

2017年4月12日(水)~5月14日(日)
11:00~18:00 期間中無休
入場無料
便利堂コロタイプギャラリー
〒604-0093 京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地

本展はKG+award参加展示となっており、受賞者は4月16日(日)にハイアットリージェンシー京都で行われるレセプションにて発表されます。http://www.kyotographie.jp/kgplus/portfolio/takamoto-yamauchi/



award2017.jpg

国際コロタイプ写真コンペティション「HARIBAN AWARD」2017

京都で職人と一緒にあなたの写真をコロタイプしませんか
受賞者は2週間の京都滞在をしながら受賞作を職人と共に作り上げる機会が与えられます。


参加者募集! 詳しくは公式サイトへ! http://www.haribanaward.org

プロフィール

takumi suzuki

Author:takumi suzuki
【コロタイプの過去・現在・未来。創業明治20年の京都 便利堂が100年以上にわたって続けているコロタイプ工房より最新の情報をお届けします】
Japanese:www.benrido.co.jp
English:www.benrido-collotype.today

カテゴリ

  • 【コロタイプとは? what is a collotype?】(1)
  • 【コロタイプ、やりませんか collotype academy】(15)
  • 【コロタイプで作品集をつくりませんか?】(1)
  • 【今日のコロタイプ】 (25)
  • 【コロタイプ技法解説 collotype process】(4)
  • 【コロタイプの歴史】(2)
  • 【古典印画技法 Altanative Process】(3)
  • 【コロタイプギャラリー】(25)
  • 【書棚のコロタイプ】(3)
  • 【コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会】(2)
  • 【法隆寺金堂壁画ガラス乾板保存プロジェクト】(3)
  • 【文化財を護る技―「認定保存技術」プロジェクト】(0)
  • 【メディア取材】(5)
  • 未分類(1)
  • English(8)
  • HARIBAN AWARD(7)

全記事一覧

takumisuzuki123