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工房開設120年記念 野村佐紀子写真展《承前啓後》開催!

Posted by takumi suzuki on 14.2024 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
4月27日(土)には、作家とともにスペシャルワークショップも
Celebration of the 120th Anniversary of Benrido Collotype Atelier, Sakiko Nomura Photo Exhibition “Shōzen Keigo”
2024年4月1日(月)─6月8日(土)@便利堂コロタイプギャラリー

便利堂工房120年記念_野村佐紀子写真展_1
野村佐紀子氏

 2024年は便利堂コロタイプ工房開設から120年となるのを記念して、写真家野村佐紀子氏が1世紀以上にわたる伝統を受け継いだ現在の工房の風景と職人の姿を写し取り、職人がコロタイププリントで仕上げた作品を展観します。
 本展は、14名の職人のポートレートを含めた約50点の撮り下ろし作品を中心に、総計70点を超える野村佐紀子氏の作品全てをコロタイププリントで展示する、かつてない規模の展覧会です。
 《承前啓後》とは、過去から引き継ぎ、そして未来へ受け渡すこと。職人から職人へと受け継がれた技術。生と死の繰り返しの中で紡ぎ続けられた命。先達たちを偲ぶとともに、これからもこの技術を伝え続けるという思いを墓前の供花に託しました。
 咲いては枯れ、種子となってまた新たな生命を芽吹く花。職人一人ひとり、手から手と使い続けられてきた工房の道具たち、それらが一つの花にも感じられます。ぜひこれらの作品が共鳴する作品世界をご覧いただければ幸いです。

》》 野村佐紀子氏インタビュー 「工房120年展に参加して」

便利堂工房120年記念_野村佐紀子写真展_2


■ギャラリー1

便利堂工房120年記念_野村佐紀子写真展_3

ギャラリー1では、4月1日に便利堂から刊行されたコロタイプ・ポートフォリオ《トロイメライ Träumerei》を中心に、本展に合わせて制作したプリントを展示しています。


1-1.月夜
2024, 5 works, 20.3 x 25.4cm, Collotype, Takeo Matt-color HG

便利堂工房120年記念_野村佐紀子写真展_4

2023年に発表された写真集『月夜』に収録された5作品。ダメージを受けた古いフィルムを用いて撮影された本作は、フィルムが経た時間ごと風景に写りこまれたような不思議な空気をまとっています。作品集では単色で掲載された3作品も、本展示ではコロタイプによってオリジナルのカラーで表現されています。


2.テイタ/ヨシコ ”ヤレ紙コラージュバージョン”
2024, 5works, 680~710×54cm, Collotype, Woodfree Paper ※5作品の中から1作品を2週間ごとに展示します。

便利堂工房120年記念_野村佐紀子写真展_5
写真左(右側のシリーズはトロイメライ)

「ヤレ紙」とは、印刷製造の際に発生し、廃棄されてしまう紙(品質保持のための調整用損紙)です。コロタイプでは、本番のプリントに至るまでの版の調整用として、いろんな仕事で使いまわされるため、さまざまな画像が意図せず刷り重ねられています。野村氏はその偶然が生み出すコラージュに着目し、そのヤレ紙に作品を自ら刷り重ねることによって、新たな作品を生み出しました。


3.トロイメライ Träumerei
2024, 10works, 20.3 x 25.4cm, Collotype, Takeo Matt-color HG

便利堂工房120年記念_野村佐紀子写真展_8


「トロイメライ(Träumerei)」とは、ドイツの作曲家ロベルト・シューマンのピアノ曲でも知られ、「夢」または「夢想」を意味する言葉です。旅の記憶や親密さが混在しながら、どこか白昼夢のようなイメージを連想させるのが特徴となっています。作品タイトルの都市名は、必ずしも二つの写真がそこで撮られたのではなく、今回のポートフォリオのために野村が組み合わせた作品に対して付けたタイトルとなっています。展示された10作品のうち6作品が、コロタイプ・ポートフォリオとして発売中です。

nomura.jpg
初回出荷限定で作家サイン入りとなっています。

◆野村佐紀子ポートフォリオ
〈Träumerei〉レギュラー版

オープンエディション 6作品を収録
¥8,800 (tax incl.)


お買い求めはこちら 》》 便利堂公式オンラインショップ

便利堂工房120年記念_野村佐紀子写真展_10

また、本展を記念して、展示された全17作品が収録された特別版のポートフォリオを限定版で刊行します。

◆野村佐紀子ポートフォリオ
〈Träumerei〉特別版

限定15部
表紙にラピスラズリが埋め込まれた美麗な四方帙入(写真はイメージ)
コロタイププリント17枚入
各プリントにはアーティストによるエディション、サイン入



■ギャラリー2

便利堂工房120年記念_野村佐紀子写真展_21

ギャラリー2では、野村氏の「供花」のカラー作品を取り囲むように、今回撮り下ろされたポートレートなどの作品が展示されており、ひとつの作品世界が感じられる空間を目ざしました(現在、全作品完成に向けて鋭意制作中)。


1-2.月夜
2024, 2 works, 37.0 x 56.0cm, Collotype, Takeo Miranda Black

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1-3.月夜
2024, 6 works, 37.0 x 56.0cm, Color Collotype, Silk

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写真集『月夜』より、墓前の供花を写した作品。死者に捧げられた花々の、その枯れゆく姿はちょうど生と死の中間に位置しているようにも見え、また新たな命の始まりも感じさせます。今回、作品1-2はモノクロ作品を黒い紙の上にコロタイププリントすることで、新たな表現を試みました。作品1-3の6作品は、絹の上にプリントされています。


5.もうひとつの黒闇 Another Black Darkness
2024, 2 works, 37.0 x 56.0cm, Collotype, Takeo Miranda Black

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本作は、野村氏が初めてソラリゼーションで制作した実験的なシリーズで、写真集では黒い用紙に黒いインクで表現されました。本シリーズは、2015年にフランスにて開催された日本人アーティスト8名によるグループ展「Another Language」展(アルル国際写真フェスティバル)に出展し、世界中の人々より称賛されました。今回は、コロタイプインキ独特の黒色の表現を試みました。


4.承前啓後


2024, 47 works, Collotype

工房開設120年を記念して野村氏が撮り下ろしたシリーズです。本シリーズは、「1.現役と第一線を退いた計14名の職人のポートレート」「2.工房の姿」「3.職人の手」「4.工房ゆかりの寺院」「5.創業家の墓」で構成されています。

4-1. 14名の職人のポートレート Portraits of 14 Artisans
14 works, 37.0 x 56.0cm, 鳥の子 Torinoko Washi Paper

便利堂工房120年記念_野村佐紀子写真展_11


4-2. 工房の姿 The Atelier
12 works, 37.0 x 56.0cm, Duotone collotype, 鳥の子 Torinoko Washi Paper

便利堂工房120年記念_野村佐紀子写真展_14


4-3. 職人の手 The Hands of the Artisans
14works, 24.0 x 36.0cm, ヤレ紙再生楮和紙 Kozo Washi Paper made from waste paper

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14名の職人それぞれの手を、ダブルトーンのコロタイプによる深みのあるプリントに仕上げました。


4-4. 工房ゆかりの寺院 Temples Associated with the Atelier
3works, 37.0 x 56.0cm, ヤレ紙再生楮和紙 Kozo Washi Paper made from waste paper

便利堂工房120年記念_野村佐紀子写真展_22
左:高山寺遺香庵 右:法隆寺金堂内部 


4-5. 創業家の墓 The Tombs of the Founding Family
4works, 37.0 x 56.0cm, ヤレ紙再生楮和紙 Kozo Washi Paper made from waste paper

便利堂工房120年記念_野村佐紀子写真展_24


■ヤレ紙再生和紙プロジェクト Waste Washi Paper (yaregami) Recycling Project

菊地製紙 古紙再生圧縮1
ヤレ紙を炊いて繊維をほぐしているところ

「ヤレ紙」とは、印刷製造の際に発生し、廃棄されてしまう紙(品質保持のための調整用損紙)です。コロタイプでは、試し刷りで使用した和紙が大量にヤレ紙として廃棄されます。年々、和紙の原料が希少となっている現状から、環境と資源に配慮した取り組みとして、この和紙ヤレ紙をリサイクルし新しい和紙に再生する試みを行っています。本展では、「4.承前啓後 4-3.職人の手/4-4.工房ゆかりの寺院/5-5.創業家の墓」でこの和紙を使用しています。

菊地製紙 古紙再生2
ほぐした繊維に、あらたに楮(こうぞ)の繊維を足して漉き直しているところ

》》 ヤレ紙再生和紙プロジェクトについてくわしくはこちら



スペシャルワークショップ
「野村さんの作品であなただけのコロタイプ写真集を作ろう! 作家とコロタイプマイスターがお手伝いします!」
選んだ野村作品10点をコロタイププリントし、和本に仕上げます。自分が作った自分だけのスペシャルな写真集を制作するワークショップです。
合間合間には作家とマイスターから、今回の展示についてもいろいろとお話しさせていただく予定です。


ぜひみなさんのご参加をお待ちしています。

【開催日】 2024年4月27日(土曜日)
【開催時間】 13:00~17:00
【開催場所】便利堂コロタイプアカデミー(便利堂内)  》》 コロタイプアカデミーについてくわしくはこちら
【募集人数】 定員10名(先着順)
【参加費用】 22,000円(税込)

お申込み、お問い合わせは: info@benrido.co.jp

》》 スペシャルワークショップについてくわしくはこちら


工房開設120年記念 野村佐紀子写真展《承前啓後》
2024年4月1日(月)─6月8日(土)
OPEN: 10:00−12:00 / 13:00−17:00  CLOSED: 日・祝・年末年始
入場無料




コロタイプギャラリー冬季企画展:MANGAのはじまり――有楽社と『東京パック』

Posted by takumi suzuki on 31.2023 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
◆有楽社創立120周年記念◆
◎第1次東京パック、ほぼ全227冊や初公開の有楽社関連資料などを一堂に展観
◎特別展示:集英社マンガアートヘリテージ(The Millenniumシリーズ)よりコロタイプ作品《久保帯人「BLEACH/黒衣少年図」》


MANGAのはじまり_有楽社と『東京パック』1

■開催概要
便利堂本社に併設された〈コロタイプギャラリー〉では、便利堂創業者・中村弥二郎が明治36年(1903)に東京で興したユニークな出版社「有楽社」の創立120周年を記念して、同社が刊行した近代漫画の嚆矢『東京パック』(第1次東京パック 全227冊*)や初公開の有楽社関係資料を展示します。また、特別展示として、集英社マンガアートヘリテージ(The Millenniumシリーズ)より、2022年に便利堂コロタイプ工房で制作したコロタイプ作品《久保帯人「BLEACH/黒衣少年図」》の里帰り展示を行います。漫画からマンガ、そしてMANGAへ。そのはじまりと未来への継承をつなぐ展示をぜひお楽しみください。
*うち5冊は複製展示となります

有楽社と『東京パック』展1
有楽社と『東京パック』展2
ギャラリー1/ギャラリー2 BLEACH©2023, Tite Kubo / Shueisha Inc *不許無断転載

■中村弥二郎と有楽社

中村有楽 中村弥二郎(有楽) *不許無断転載

中村弥二郎(有楽、1873-1944)は、江戸時代から続く御所出入りの錫屋「京錫屋 弥左衛門」の次男として生まれましたが、明治の東京奠都による家業の衰退から、あらたな事業として、弱冠14歳で書店「便利堂」を創業しました。明治34年には、長兄と三男に便利堂を譲り上京、明治36年に出版社「有楽社」を創立し、ユニークな出版物を次々と刊行し時代をリードしました。

■北沢楽天と近代漫画の誕生

北沢楽天 北沢楽天 *不許無断転載

わが国最初の職業漫画家と言われる北沢楽天(本名 保次、1876-1955)は、明治32年、福沢諭吉の創設した時事新報社に入社、『時事新報』に「時事漫画」欄を設け、時局風刺のコマ漫画を描き始めます。楽天は、それまで「ポンチ絵」や「おどけ絵」と呼ばれた戯画とは一線を画した、一般の鑑賞に堪える芸術性と社会性を兼ね備えた新しい表現方法を模索し、これを「漫画」と呼ぶことを提唱しました。

■時代を風靡した『東京パック』

「バルチック艦隊の撃沈」(東京パック第1巻第3号)
「バルチック艦隊の撃沈」(東京パック第1巻第3号)

有楽社にちなんで「有楽」と号した弥二郎が手掛けた出版物のなかでも、最もエポックメイキングなもの
のひとつが、明治38年に楽天を主筆に迎えた、日本初の全ページ石版多色刷の大判カラー漫画雑誌『東京パック』です。特に、豊かな色彩と風刺が効いた表紙と本文見開きの漫画は他の追随をゆるしません。「漫画」という言葉を普及・定着させ、「パック」という名前が漫画雑誌の代名詞となるほど人気を博した『東京パック』ですが、あまりに先見的で進取の気性に富む有楽が採算を度外視した出版物を次々に刊行したため、その借金のために明治45年には『東京パック』の版権を譲渡することになります。これを機に、楽天は『東京パック』を後進に譲り有楽社を離れ、『楽天パック』などの漫画雑誌を独自に刊行するに至ります。本展は、「第1次東京パック」と呼ばれる、明治38年の創刊から楽天が離れる明治45年までの全227冊を展観します。

■特別展示:集英社マンガアートヘリテージ(The Millenniumシリーズ)コロタイプ作品《久保帯人「BLEACH/黒衣少年図」》

集英社マンガアートヘリテージ(The Millenniumシリーズ)コロタイプ作品《久保帯人「BLEACH‗黒衣少年図」》 不許無断転載
コロタイプ作品《久保帯人「BLEACH/黒衣少年図」》と制作を担当したコロタイプ職人の尾崎
BLEACH©2023, Tite Kubo / Shueisha Inc *不許無断転載

集英社では、マンガを次の世代に受け継がれていくべきアートととらえ、この文化遺産を保存継承していくプロジェクト「集英社マンガアートヘリテージ」に取り組まれています。そのなかのひとつに、「The Millenniumシリーズ」があります。「Millennium」=千年。千年先にマンガを伝えるにはどうすればよいのか? 紙と印刷、収納まで、考えうる最良の技法と材質にこだわって制作する作品シリーズです。この「The Millennium」の印刷技法に、1世紀以上にわたり文化財複製に用いられてきた便利堂のコロタイプが選ばれました。このシリーズでは、久保帯人「BLEACH」より2作品を制作していますが、このうち2022年に制作した《黒衣少年図》を、集英社の特別な協力のもと、京都で初の展示を行います

》》「集英社マンガアートヘリテージ」についてくわしくは、https://mangaart.jp/jaで。

また、本ギャラリー展示に先立つ11月24日には、「集英社マンガアートヘリテージ」を常設展示するギャラリーが東京麻布台ヒルズにオープンしました。
》》くわしくは、https://mangaart.jp/ja/news/tokyo_galleryで。

【主な出品物】
1.有楽社集合写真 明治42年頃(1909)
2.絹本墨書「有楽社」 書:中村不折 明治40年(1907)
3.絵はがき「非美術画葉書」第1篇 絵:鹿子木孟郎 発行:便利堂 明治38年(1905)2月1日
4.有楽社出版物
 【書籍】4-1~9 各種
 【雑誌】
4-10 『英学界』(『英文少年世界』改題) 第3巻第6号 明治38年(1905)9月
4-11 『手紙雑誌』第1巻第1号 明治37年(1904)3月 
4-12 『月刊絵はがき』 第1巻 明治38年(1905)1月
4-13 『月刊食道楽』 第1巻第1号 明治38年(1905)5月 
4-14 『世界の少年』第1巻第1号 明治39年(1906)5月 
4-15 『世界的青年』第1巻第1号 明治39年(1906)9月 
4-16 『東京エコー』(『東西南北』改題)第1巻第1号 明治41年(1908)9月
4-17 『グラヒック』第1巻第2号 明治42年(1909)1月
4-18 『グラヒック演芸』第1巻第1号 明治43年(1910)1月
5.東京パック(第1次) 227冊(うち5冊は複製)
1巻 M38 9冊(1-9号)※1号は複製展示
2号および3号の見開き画も展示
2巻 M39 26冊(1-26号)
3巻 M40 35冊(1-35号)
4巻 M41 36冊(1-36号)
5巻 M42 36冊(1-36号)※11・12合併号は複製展示
6巻 M43 36冊(1-36号)※21号、36号は複製展示
7巻 M44 36冊(1-36号)※36号は複製展示
8巻 M45 13冊(1-13号)
6.(参考展示)東京パック(第2次~第4次) 160冊
【東京パック(第2.1次)】 
8巻 M45 5冊(14-18号)
【東京パック(第2.2次)】 
8巻 M45 13冊(19-31号)
9巻 T2 36冊(1-36号)
10巻 T3 30冊(2-10, 12-21, 23, 26-32, 34-36号)
11巻 T4 23冊(2-9, 11-25号)
【東京パック(第3次)】 
12巻 T8 5冊(1-5号)
13巻 T9 10冊(1-9, 11号)
14巻 T10 10冊(1-3, 5-11号)
15巻 T11 9冊(1, 3-5, 7-11号)
16巻 T12 5冊(1-4, 6号)
【東京パック(第4次)】 
17巻 S3 1冊(2号)
18巻 S4 7冊(2-4, 7-8, 10, 12号)
19巻 S5 3冊(1, 4, 6号)
20巻 S6 2冊(4, 12号)
21巻 S7 1冊(8号)
7.中村有楽関係資料
7-1 楽土社『房州の楽土』最終号
7-2 普久社『童謡かるた』ほか
7-3 中村有楽筆「絵」
7-4 中村有楽古希祝賀会関係資料
・有楽古希自慶
・古希祝賀会芳名録
・古希祝賀会祝賀会記念写真
8.野口雨情 二行書
9.近藤浩一路 水墨画 昭和23年(1948)



会期:2023年11月27日(月)―2024年3月23日(土)
会場:便利堂コロタイプギャラリー
開廊:10:00-12:00/13:00-17:00
閉廊:日・祝・年末年始(12/29-1/4)

便利堂コロタイプギャラリー春季展 桑嶋維「朱殷:日本に在る色 / Shuan: The Color of Japan」始まりました!

Posted by takumi suzuki on 16.2023 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
2016年の初公開依頼、7年ぶりに「あの牛」が返ってきました! そのほか4シリーズ作も一堂に!
会期:2023年4月14日(金)~6月4日(日) @便利堂 コロタイプギャラリー 

桑嶋展1

 みなさんこんにちは! 『便利堂だより』でおなじみの前田です。山吹や菜の花が咲きほころび、外出が楽しい季節がやってきましたね。 コロタイプギャラリーでも本日から新しい展示「桑嶋維◎朱殷(シュアン):日本に在る色 / Shuan: The Color of Japan」が始まりました。。
 桑嶋さんは、広告、雑誌の撮影をこなす傍ら、2005年以降から『闘牛島・徳之島』(平凡社)、『朱殷』(求龍堂)などの写真集での作品発表や執筆活動を展開されています。今回の展示は、《極光》《真夏の死》《永遠のアイドル》《久遠》《羊羹 「夜の梅」》の5つのシリーズで構成されています。

桑嶋展2

 中でもそのサイズで目を引くのは、徳之島に生きた伝説の闘牛チャンピオンの全盛期と死に直面する様を写した巨大なポートレートのインスタレーション《真夏の死》です。鉄のフレームに囲まれたコロタイプ作品には、闘牛の盛り上がる筋肉、黒光りする毛並み、堂々たる体躯が余すところなく映し出されています。反対側に回ると、死を目前に一回り小さくなった身体と、それでもなお静かな光を宿す瞳に思わず吸い寄せられます。まるで目の前に闘牛がたたずんでいるかのような圧倒的な存在感は、ふと手を伸ばして作品に触れたくなるほどです。2016年にこのコロタイプギャラリーで発表されて以来、7年ぶりの里帰り展示となります。

  当時の記事はこちら 》》 桑嶋維コロタイプ写真展:真夏の死

桑嶋展3
ぜひ中に入って天井を見上げてください。そこにも作品が!

 桑嶋さんはコロタイプを選んだ理由を「印画紙とは違い、質量を感じたから」と話しています。「ただ作品が大きいというだけではなく、そこに質量がともなうことで見る人にリアルさを直に伝えてくれる。そのためにはどうしてもコロタイプでなければならなかった。」《真夏の死》には、実はある仕掛けが施されています。作品の内側が空洞になっていて、見る人が中に入ることで初めて作品が完成するのです。内側のフレーム部分の鉄はところどころ、人の手が触れる箇所が錆びています。「人が動物とともに暮らすには鉄が不可欠。だからこそ、鉄で闘牛をくるみたかった」と桑嶋さんは言います。「人が作品を見ることで、見る人に闘牛と一緒に時を重ねてもらいたかった。それがわかるように無垢な鉄を使い、人が触れると錆びるようにしています。人が老いるように、鉄が錆びていくことで、作品は変化しながらずっと生き続けていくんです。」

桑嶋展4
《永遠のアイドル》よりカラーコロタイプによる作品(右) 本邦初公開

そのほかのシリーズを簡単にご紹介すると、
・縄文時代に制作された「土偶」をモチーフにした作品《永遠のアイドル》
・縄文土器の中で「人」を用いて制作された土器をモチーフにした作品《久遠》
・和菓子の原点とも言え、室町時代から続く虎屋の羊羹「夜の梅」で谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を令和に再現した作品《羊羹 「夜の梅」》
・ネオン管の明かり、色は人間の欲望の象徴と捉えて、東京の街をネオンで描いた作品《極光》

桑嶋展5
《久遠》

 《永遠のアイドル》と《久遠》、この二つのシリーズのテーマは「愛」。「古代において人間の文化は「建築」か「絵画」の何方かに分かれていると言われていますが、ここ日本では「土器」、「土偶」という立体物がそれにあたり、言葉の無い時代において、これらは伝達手段でもあったんです。「土偶」、「土器」は言葉の無い手紙、現代のラブレターであり、それらに刻まれた(線刻)=メッセージを浮き彫りにすべく、ネガポジ反転でのプリントで制作しました。」
 《久遠》のシリーズでは、カラーとモノクロの2作品を2013年のロンドンでの個展に合わせてコロタイプで制作しました。今回は10年ぶり、日本では初の公開となります。

  当時の記事はこちら 》》 The Eternal Idol 「久遠―永遠のアイドル」

桑嶋展6
《羊羹 「夜の梅」》

 《羊羹 「夜の梅」》は、「在(存在)」のテーマにしています。和式建築のうす暗い部屋の中にあって、日の光を吸い取っては、ほのかに明るく光を放つ様は宇宙の中心、万物の存在の真ん中を見ているようです。

桑嶋展7
《極光》

 《極光》は、ネオンに彩られた街の喧騒を用いた光のペイントで各国の首都などを描くシリーズの「東京編」。街の喧騒(空気感)をフィルムに取り込もうと、レンズという壁を取り外して、ピンホールカメラで冬の夜の街を8時間かけて歩きまわり制作されているそうです。

 これらの作品をまとめる展示タイトル「朱殷」とは、日本で唯一、時間が経った血の色を表した言葉です。日本独自の言葉に、桑嶋さんは文化や日本人の正義感、どんな風に生きるかの指針となる道徳的な心を見たそうです。今回の展示では、彼が日本らしいと考える場所やものを厳選し、光や色がさまざまな手法で表されています。「作品は変化しながらずっと生き続けていく」と話す彼の言葉通り、見る人が自由に想像し、自由に色を付けながら、今回の展示をお楽しみいただけると幸いです。
百聞は一見にしかず。ぜひ、コロタイプギャラリーへお立ち寄りください。みなさまのお越しをお待ちしております!



便利堂コロタイプギャラリー春季企画展 桑嶋維「朱殷:日本に在る色 / Shuan: The Color of Japan」
会期:2023年4月14日(金)~6月4日(日)
開廊:10:00 〜 17:00
休廊:会期中無休、ただし 12:00 〜 13:00は休廊
入場:無料
場所:便利堂コロタイプギャラリー

※5月4日15時より作家によるトークショウを開催予定。

桑嶋展8


早くも10年目! 「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展、好評開催中!

Posted by takumi suzuki on 05.2022 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
創業135周年の節目の年に祝・第10回!
2022年6月20日(月)~7月8日(金)@便利堂コロタイプギャラリー

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皆さんこんにちは。便利堂では社員自らが作品を作り、プリントの難しさや技術を体験し、学べる社員向けワークショップイベントを年に1回行い、創立記念日の7月1日前後の会期で「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展を開催しています。この恒例の社員WS展も早くも10年目を迎えました。そして本年は便利堂の創業135周年でもあります。さて、この記念すべき年に受賞した作品は? 本展のみどころを、展示を担当した清さんにお聞きしました。

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―――「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展、今年は記念すべき10回目ですね!
「大きな節目を迎えました。そもそも社員向けワークショップは、コロタイプ技術の魅力をより多くの人に知ってもらうために、まずは社員自らがコロタイプの魅力を知ろう!という思いから始まりました。単に技術の知識を持つのではなく、ワークショップでコロタイプを実践することで印刷の難しさや技師の技術力が実感としてわかります。さらに自分で満足できる作品を刷り上げたときの高揚感も体験できます。体験することでコロタイプの話にも力が入ります。そんなわけで社員それぞれが撮影した写真を持ち寄り、年に1回社内でコロタイプワークショップを行い、毎年創立記念日の7月1日頃に展覧会を開催しています。」

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―――この展示をごらんいただいて「ご自分でもやってみたい!」と、便利堂が開講している「コロタイプアカデミー」にご参加いただきワークショップを体験された方もいらっしゃいます。
「そうですね。コロタイプとは古くからある、写真を印刷するための技法のことで、その細緻な表現力から文化財の複製や、作家の作品作りにも用いられています。コロタイプでカラー表現ができるのは世界でもほかにはない、わたしたち独自の技術です。便利堂では一般の方にもコロタイプで作品をつくっていただけるよう「コロタイプアカデミー」を開講し、みなさんの興味に合わせて講師が指導しています。自分で撮った写真を自分でプリントする楽しさは格別です。ぜひ体験していただきたいですね。」

⇒コロタイプアカデミーについてくわしくは専用サイトまで
www.benrido.co.jp/academy

―――清さんは毎回展示を担当されています。10回目の今年はいかがでしたか?
「一段とすばらしかったです。毎年感じることですが、作品にはその人の人となりが垣間見えます。会社で合わせる顔とはまた違った印象の作品を見ると、その人の新しい一面を知ったような何ともうれしい気持ちになります。みんなセンスがいいなあとつくづく思いました。あともう1点、今年はぜひ色に注目してご覧いただきたいですね。そもそもコロタイプのインキにはたくさんの色があり、それを掛け合わせてさまざまな表現をします。今回の社員ワークショップでは黒、茶色、青の3色のインキが用意されていましたが、それをもとにセピア調や青みがかったグレーなど、それこそ人の数だけ色が生まれていて、色彩の豊かさに驚かされっぱなしでした。一つとして同じ色がないところに、コロタイプの面白さを感じましたね。」

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左より:マイスター山本とインキ、乾燥中のティシュー(中央上)とぬるま湯でゼラチンをふやかし中のティシュー、グリセリンをしみこませる(右上)とバックミュージック

―――確かに、色を重ねるたび新しい表現が生まれました。そういえば毎年参加していると、いろんなところでやり方が少しずつ変わっているのに気が付きます。
「コロタイプ研究所ではマイスター山本さんによって、日々、よりよい作品作りのための研究が行われています。もっとわかりやすく、もっとよい作品を、そんなマイスターのスタンスは社員ワークショップでも存分に発揮されています。ワークショップ用の版には、ティシューと呼ばれる写真フィルムに感光材を含ませたものを使用します。写真フィルムには表面にゼラチン塗布されていますが、このゼラチンが版になり、そこにインキを乗せてプリントします。そのティシューは印刷するために水でゼラチンをふやかしたあとグリセリンを含ませる必要があるのですが、今回はいつもは水ではなく、ぬるま湯を用いて、そのあとのグリセリンの工程でよりしみ込みやすくするという工夫がされていました。そうすることで版はたっぷりと水分を蓄え、そこに油性のインキがうまく合わさり無理なくプリントできます。そのおかげでしょう。今まで数枚で調子が悪くなっていたところ、なんと今年は多い人で10枚以上プリントできていました。進化を遂げる研究所の成果を社員が体験できる貴重なひとときでした。」 
⇒コロタイプティシューについて、くわしくはこちら

―――ワークショップの間、レコードプレーヤーから音楽が流れていましたね。
「これも今年のトピックスの一つですね。マイスター山本さんが中学の頃に買ったというプレーヤーで、参加者たちは矢沢永吉、山下達郎、大瀧詠一など、彼のレコードコレクションを楽しみながらプリントできました。そこから会話も生まれ、みんなのびのび楽しんでいたのが印象的でした。豊かな時間が流れていましたね。」

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―――本当ですね。さて、今回は10回目ということで特別な副賞が用意されました。
「例年、出展作品の中から社員と来場者の投票で優秀作品を決定し、見事受賞した人は便利堂創立記念式典(7月1日)で表彰されますが、今年はなんと副賞として各受賞者に「コロフル」による作品作りが贈られます。コロフルとは、コロタイプをリーズナブルな価格で気軽に注文していただけるオーダーサイトです。自分が撮影した写真を名刺やはがき、8×10サイズなどにプリントしていただけるよう、3つのラインナップをご用意しています。副賞の発表で、社員のみんなの士気が一気に高まりました。受賞者のコロフル取り組みの様子は後日、取材してくわしくお伝えいたします。コロフルを試してみたい!と気になっている方はぜひ楽しみになさってください。」

⇒コロフルについて詳しくは、こちらの専用サイトまで
www.collo-full.com

―――さていよいよ、記念すべき第10回社員WS展&創業135周年の節目の受賞結果はいかがだったでしょう?
「力作ぞろいで、毎回入賞者を決めるのが心苦しいですが。。。社内外の方々からの投票結果をもとに、恒例の4つの賞が選ばれました。投票には、修学旅行で京都を訪れた学生さんたちも参加していただいたんですよ。ではまず、ユニーク賞から順にご紹介します。」

◎ユニーク賞 西川さん「家族のカタチ」
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副賞〔コロフル:はがきサイズ&名刺〕

◎敢闘賞 白水さん「時がながれ、おぼろになる」
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副賞〔コロフル:はがきサイズ&名刺〕

◎社長賞 鈴木さん「ヤギ」
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副賞〔コロフル:名刺〕

◎最優秀賞 西村さん「来たー!」
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副賞〔コロフル:8×10サイズ&名刺〕

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みなさん、おめでとうございました!

この社員展では、コロタイプの技術を持たない社員たちが自分で撮った写真を手刷りでプリントしています。一枚として同じものがない手刷りの面白さをみなさまにも感じていただけるとうれしいです。今月20日まで開催中! ぜひお越しください。



【開催概要】
第10回 コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ展
会期:2022年6月20日(月)~7月8日(金)
時間:平日10時~17時
休廊日時:全日12時~13時、および土日祝日はお休み
入場:無料
会場:便利堂本社1FコロタイプギャラリーⅠ
(京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町 302)
主催:株式会社便利堂








春季企画展開催中! ハリバンアワード歴代最優秀賞受賞作品を一堂に。

Posted by takumi suzuki on 02.2022 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
HARIBAN AWARD Grand Prize Winning Works 2014-2020
会期:2022年4月22日(金)~2022年6月10日(金)@便利堂コロタイプギャラリー

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みなさんこんにちは! 便利堂コロタイプギャラリーでは、春季企画展として新しい展示がスタートしました。「HARIBAN AWARD Grand Prize Winning Works 2014-2020」と題し、便利堂が主宰する写真コンペティションHARIBAN AWARDのこれまでの最優秀賞受賞者7名による作品を一堂に展示します。展示を担当された清さんにお話しをお聞きしました。


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―――4月に募集が始まったハリバンアワードは今年で9回目となります。
「早いですね。今回のギャラリー展示のようにこれまでの受賞者の作品が一度に見られる機会は、実はあまりありません。2018年にハリバンアワード5周年を記念した展示以来、二度目となります。」


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―――ご存知ない方のためにハリバンアワードについて聞かせてください。
「ハリバンアワードは、コロタイプと現代の写真作家をつなげる取り組みです。便利堂では明治38年にコロタイプ工房を設立以来、100年以上にわたり技術を継承してきました。「コロタイプ」とは160年以上前にフランスで生まれた古典写真技法のことです。現在普及している技術ではけっしてできない独自の表現が可能ですが、世界的に見るとコロタイプは衰退の一途をたどっているため、現代においては非常に希少なものとなりました。便利堂ではそうした面をあえて「コロタイプの強み」ととらえ、今を生きる作家のみなさんに「古くて新しい表現方法」として使ってもらうことで技術の継承につなげたいと考えています。」

⇒HARIBAN AWARD HP: www.benrido.co.jp/haribanaward


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第1回(2014年)受賞作品 "Sequester" Awoiska van der Molen

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第2回(2015年)受賞作品 "LDN_EI" Antony Cairns


―――世の中には数多くの写真コンペティションがありますが、こうした取り組みは珍しいでしょうね。
「ハリバンアワードで最優秀賞に選ばれたら、京都にある便利堂のコロタイプ工房に招待され、技師と一緒に作品を制作する権利があたえられます。今となっては希少な技術を体験してもらえるという点で、唯一無二のコンペティションだと思います。コロタイプ技術を継承してきた熟練の職人と、古くから芸術が培われてきた京都という場所で、たがいに意見を交わしながら一緒に作品を制作することができる。これはこのコンペティション最大の魅力のひとつでしょう。」


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第3回(2016年)受賞作品 "Campo Aberto" Claudio Silvano

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第4回(2017年)受賞作品 "Night Procession" Stephen Gill


―――自分の作品がコロタイプでプリントされることで新しい表現に出会える。作家の方もコロタイプの表現力に驚かれるかもしれません。
「作品はいわば作家自身の表現です。しかし、受賞者の作品は、コロタイプ工房の技師が作家本人と何度も意見を交わしながらプリントします。サイズも質感も紙も、すべて作家と技師がやりとりを繰り返しながら作り上げるんです。工房のプレス機でプリントされ、作家と技師が何度も刷り上がりをチェックし、校正を繰り返して作品が生まれます。つまり、もともとすてきな写真作品の魅力が、コロタイプによって最大限にまで引き出されるということです。今回の展示では、そんなコロタイププリントの質感にも注目してお楽しみいただきたいですね。」


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第5回(2018年)受賞作品 "On Sleeping and Drowning" Esther Teichmann


―――ハリバンアワードはプロ・アマチュア問わずご応募いただけますね。
「写真作品を制作するすべての人に開かれたコンペティションです。毎年、審査員には世界的に写真の分野で広く活動される著名な方々にお願いしています。写真を知っている人からすると驚くような、そうそうたる顔ぶれです。プロの方はもちろんですが、アマチュアの方でも、自分の写真作品をそういった方々に見てもらえるというのはまたとない機会だと思います。」


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第6回(2019年)受賞作品 "Borders of Nothingness - On the mend" Margaret Lansink


―――それでは最後に、今回の展示の見どころを教えてください。
「展示の準備を進めるにあたり作品を改めて見直しましたが、どの作品にも作者の想いや意図が、さまざまなアプローチでとてもユニークに表現されていると感じました。それは作品をぱっと見ただけではわからないかもしれません。だからこそ、ぜひ作品の前で立ち止まって見てほしいですね。じっくりと作品を眺めてみると次第に作品が広がっていくように見えるのではないかと思います。見終わったあとに「あの表現はおもしろいな」「あの作品ってなんだったんだろう」などと振り返ってもらえたらまた一段とおもしろさが深まるかもしれません。」


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第7回(2020年)受賞作品 "Entanglement 1&2" Maude Arsenault


―――展示をご覧いただいたあとに、ハリバンアワードのカタログもお手に取っていただきたいですね。
「そうですね。一冊ずつ手作業で作られた、他にはないすばらしいカタログです。会場でご覧いただいた作品はすべてこちらに掲載されています。英語表記ですが、日本語訳もお付けしています。作家や作品についての詳しいテキストも掲載されているので、ぜひ手に取ってごらんください。」


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―――手元にあることがうれしくなるような自慢のカタログです。ぜひ会場でごらんください。みなさまのお越しをお待ちしています!


2022 HARIBANロゴ

第8回(2021年)の受賞者はTarrah Krajnakさん。現在展示プリントを作成中。本年中の個展開催を予定してます。

第9回となるHARIBAN AWARD2022は、現在応募作品募集中!(6月15日まで) 詳しくはHARIBAN AWARD HPまで





「HARIBAN AWARD Grand Prize Winning Works 2014-2020」展
会期:2022年4月22日(金)~2022年6月10日(金)
時間:平日10:00-17:00 
休廊日:土日祝日 ・全日12:00-13:00
入場:無料
会場:便利堂本社1FコロタイプギャラリーⅠ&Ⅱ(京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町 302)
主催:株式会社便利堂/後援:京都市


プロフィール

takumi suzuki

Author:takumi suzuki
【コロタイプの過去・現在・未来。創業明治20年の京都 便利堂が100年以上にわたって続けているコロタイプ工房より最新の情報をお届けします】
Japanese:www.benrido.co.jp
English:www.benrido-collotype.today

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