fc2ブログ
Loading…

《コロタイプギャラリー支配人(代理)から開催展のお知らせ》第3回「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展

Posted by takumi suzuki on 23.2015 【コロタイプギャラリー】   0 comments   0 trackback
社員ワークショップ展も3回目を迎えました!
2015年6月23日(火)~7月10日(金) 11:00~18:00 ※土・日曜日、休廊

FullSizeRender (5)

FullSizeRender (6)

コロタイプギャラリー支配人代理の平島です。第3回「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展が本日23日(火)からはじまりまりました!!


「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展とは・・・

コロタイプは熟練の職人技を要する表現方法であり、作家の作品づくりや博物館のレプリカなどに用いられますが、便利堂では一般の方々にその魅力やおもしろさを知っていただき、より身近に楽しんでいただくために、手刷りプリントのワークショップの開催に取り組んでいます。本企画展は、創業記念日に合わせ、便利堂社員一人一人がコロタイプへの理解を深めるべく、各自の作品を題材に作成した手刷りプリントを展示します。今年で第3回を数え、恒例行事となりつつあります。

社員がそれぞれのこだわりをもって手刷りしたコロタイプ作品は、コンテストも兼ねており、6月30日までにご来場いただいた方にご投票いただき、高得票作品は後日ブログで発表させて頂きます!お楽しみに。コンテストに勝ち抜くために並々ならぬこだわりを持って刷られた作品の数々。その中でも今年注目したいポイントを、少しご紹介します。

↓過去の作品づくりの様子はコチラ↓
第1回:http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-32.html
第2回:http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-66.html


■注目ポイント① 工房スタッフの助言なし、独自のセンスと感覚でプリント

11
ハプニング発生!版に傷が・・・!?

インクの濃淡が思い通りにコントロールできず難しいコロタイプ印刷。去年までは工房の熟練スタッフからアドバイスを得て、何とか作品を作り上げてきました。しかし、なんと今回は「そろそろ独り立ちすべし」と工房スタッフの助言なし、各自の腕前で作品を一から刷りあげてもらうことに。初めて参加の社員も3回目の社員も同様の条件・・・き、きびしい! しかしお互い助け合いながら、不明点を解決し合っておりました。部署問わず、コロタイプと正面から向き合い作り上げられた作品が揃っております。

2
現場を覗くと3名のコロタイパーが!右手から紙選び中、印刷準備中、プリント中の様子です。

3
インクの分量まで各自で調節しました。

4
お気に入りの紙が決まったら版に密着させ、プレスし転写します。


■注目ポイント② 見ごたえのある写真がズラリ

自分のお気に入りの写真を手軽にコロタイプにできるのが手刷りプリントの最大の魅力です。例年の作品からさらにパワーアップし、コロタイプにすると面白い写真が多く選ばれております。今年の展示にテーマを付けるとしたら「表情」でしょうか。見ごたえのある写真が盛り沢山です!モチーフのもつ豊かな表情はもちろん、各自写真を持ち寄り、試行錯誤しながらプリントをする社員の表情も想像し、楽しんでいただけたらと思います。

5
初体験!仕上がりはどうでしたか?


■注目ポイント③ さまざまな部署からの出品

FullSizeRender (2)

一口に「社員」といえど、それぞれの持ち場は全く異なります。出品している部署は・・・【総務部】【営業部】【管理業務部】【ショップ店員】【写真工房】【コロタイプ工房】。実は、不思議と部署によって個性が分かれていて面白いのです!

総務部、営業部、管理業務部は日常のほっこりとした写真が多め。ショップ店員、写真工房、コロタイプ工房製版スタッフは写真選びが一味違い、コロタイプ工房印刷スタッフは刷りで勝負しております。今回は普段指導役のコロタイプ工房長も出品! 是非探し出してみてください。


■最後に

ワークショップ後に感想をインタビューしてみました。新人からベテランの社員まで「難しかった」「楽しかった」と口をそろえます。加えて「どの写真を選ぶか」ということが、仕上がりに大きく影響する」という気づきの声や、「自分の写真にはこの紙のセレクトがベスト!」と過去のワークショップから学んだ発見を活かした声もあり、コロタイプへの理解の深まりを感じました。

中には「難しかったけれど去年よりはうまくできたかな・・・♪」との声も!期待が膨らみます。平島は今回で2回目の出品になります。去年は愛犬でしたが、今年もとある動物です。個人的には奇跡の一枚!と思っていたのですがいざプリントをすると版に上手くインクが乗らず難しい・・・あと一枚だけ、もう一枚だけと夢中で取り組んでしまいました。やはり作品づくりは楽しいですね。

FullSizeRender (1)

投票にご参加下さった方には、コロタイプ絵葉書を1枚プレゼントいたします!どうぞお楽しみに。
お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りご投票くださいませ!

会期 2015年6月23日(火)~7月10日(金)
11:00~18:00 ※土・日曜日、休廊

お問い合わせ先 株式会社便利堂 075-231-4351(代表) ※平日9:00~18:00
便利堂ホームページ http://www.benrido.co.jp/
Twitter @kyotobenrido

コロタイプギャラリーのfacebook始めました!

管理人は平島です! こちらもぜひフォローお願いします! https://facebook.com/benrido.collotype.gallery

プロフィール

takumi suzuki

Author:takumi suzuki
【コロタイプの過去・現在・未来。創業明治20年の京都 便利堂が100年以上にわたって続けているコロタイプ工房より最新の情報をお届けします】
Japanese:www.benrido.co.jp
English:www.benrido-collotype.today

カテゴリ

  • 【コロタイプとは? what is a collotype?】(1)
  • 【コロタイプ、やりませんか collotype academy】(15)
  • 【コロタイプで作品集をつくりませんか?】(1)
  • 【今日のコロタイプ】 (31)
  • 【コロタイプ技法解説 collotype process】(4)
  • 【コロタイプの歴史】(2)
  • 【古典印画技法 Altanative Process】(3)
  • 【コロタイプギャラリー】(46)
  • 【書棚のコロタイプ】(3)
  • 【コロタイプ技術の保存と印刷文化を考える会】(2)
  • 【法隆寺金堂壁画ガラス乾板保存プロジェクト】(3)
  • 【文化財を護る技―「認定保存技術」プロジェクト】(0)
  • 【メディア取材】(5)
  • 未分類(1)
  • English(8)
  • HARIBAN AWARD(8)

全記事一覧

takumisuzuki123