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《コロタイプギャラリー支配人(代理)から次回展のお知らせ》尾形光琳筆「風神雷神図屏風」復元複製里帰りプロジェクト連動企画◆「琳派を楽しみ、琳派にふれあうコロタイプ写本」展
ぜひ京都文化博物館での光琳「風神雷神図」複製展示と合わせてご覧ください!
2015年10月24日(土)~11月15日(日) 11:00~18:00 ※会期中無休

重要文化財 「酒井抱一筆 夏秋草屏風」玻璃彩版複製

こんにちは、ギャラリー支配人代理の平島です! 芸術の秋。京都だけでも京都国立博物館の「琳派 京を彩る」展をはじめ、京都国立近代美術館「琳派イメージ」展、細見美術館「琳派のやきもの 乾山」展、堂本印象美術館「京都画壇にみる琳派のエッセンス」展など多くの美術館博物館で企画展が開催され、≪琳派400年≫もいよいよクライマックスといったところではないでしょうか。年初に開催した蒔絵師・下出祐太郎さん率いるチーム琳派と便利堂のコラボレーション展「琳派 RIMPA りんぱ」に続き、便利堂コロタイプギャラリーがおくる琳派企画の第二弾を開催いたします。題して「琳派を楽しみ、琳派にふれあうコロタイプ写本展」! 10月24日(土)からの約3週間、これまでに便利堂が「玻璃彩版」(コロタイプ)で複製制作した琳派の名品を選りすぐって陳列します。24日には下出さんの講演会も開催予定です!(詳細下記) ということでただいま展示準備真っ最中!
おさらい ≪琳派400年≫とは?
≪琳派≫とは、江戸時代に現れた装飾的な作風を特色とし、その系譜に連なる芸術家の一群が表現する様式を指します。≪琳派≫の祖とされる本阿弥光悦に始まり、俵屋宗達、尾形光琳・乾山、酒井抱一と、時代を経て現代にいたるまで絵画、書、陶芸、漆芸、染織など様々なジャンルで≪琳派≫の表現がなされてきました。この400年間≪琳派≫がひとを魅了し続けた理由、それは各時代の表現者が光悦をはじめとする先人の作品を慕い、模倣し、またそこに自らの個性を新たに加えることで、常に自由、新鮮であり続けたためと言われます。2015年は、本阿弥光悦が京都・鷹が峯の地を家康から拝領して400年の記念年にあたり、日本美術史上でも重要な節目の年となります。

今回は≪琳派≫の屏風、巻子、軸装などを展示いたします。注目していただきたいのは、やはり本展の顔となる「夏秋草図屏風」です。原寸大のコロタイプ刷りに疑似銀箔を張り込み屏風仕立てした「夏秋草図屏風」は、その大きさ・華やかさで圧倒的な迫力があります。その出来栄えはというと・・・。2013年東京国立博物館の秋の特別公開展示として「夏秋草図屏風」が公開されていた頃の話です。ミュージアムショップに原寸複製屏風を展示していたところ、ついさっき本物をご覧になったお客様からこのような評価を頂戴いたしました。
「本物そっくり」
大変光栄なお言葉を頂きありがとうございます。息がかかるほど間近にご覧頂けることは滅多にないことでしょう。この機会をぜひお見逃しなく。
本展では、光悦・宗達「鶴図下絵和歌巻」「四季草花図巻」、宗達「大黒天図」などの作品を展示しておりますが、いま列記した作品はすべて京都国立博物館で現在開催中の特別展覧会「琳派 京を彩る」において原本が出品されています。名品中の名品を、原本鑑賞後に落ち着いた当ギャラリーであらためて複製をじっくり鑑賞するもよし、複製で予習後に原本を堪能するもよし。ぜひ京博の特別展ともどもお楽しみください。
ほかにも尾形光琳が贅をこらし心血をそそいで作り上げた百人一首かるたである「光琳かるた」も見逃せません。彼が描いた最も小さい作品。絵札の一枚一枚に目をやることがとても贅沢で、細やかな表現に心躍る展示です。

本展は便利堂が全面的にバックアップしている《尾形光琳筆「風神雷神図屏風」復元複製里帰りプロジェクト》と連動しております。光琳「風神雷神図」は京都で描かれたことははっきりとしています。そしてこの「風神雷神図」と抱一「夏秋草図」は、もともとは一つの屏風の表と裏でした。現在は両屏風とも東京国立博物館に所蔵され、保存のために別々の屏風に改装されています。このプロジェクトは、二つの作品を複製によってもとあった両面の姿に復元し、描かれた京都に里帰りしようというプロジェクトです。⇒復元複製プロジェクトについての過去記事はこちら

東京国立博物館の格別のご協力をいただき、原本を前にしての色校正
プロジェクト公式ホームページ
http://benrido.wix.com/rimpa-collotype

便利堂コロタイプ工房をはじめ、手彩色(川面美術研究所)、屏風仕立て(大入)などの伝統技術をもつ実行委員会が現在鋭意作業中です。ギャラリー展期間中の11月3日には、いよいよ「風神雷神図・夏秋草図 復元複製屏風」が完成、11月3日(火)から京都文化博物館2階コネクションホール(入場無料)で、約1ヶ月間限定で一般公開されます! また、プロジェクト完成記念として、同プロジェクトの賛同人である小林忠氏の講演会も実施いたします。申込制ですのでふるってご応募ください。詳しくはこちら
◆
当ギャラリーは、「京都便利堂でめぐる!琳派スタンプラリー」(http://benrido.co.jp/blog/?p=2208)および「府庁界隈まちかどミュージアム」(http://www.pref.kyoto.jp/bungei/news/press/2015/10/machikado2015_2.html)のスタンプラリー会場ともなっております。ギャラリー内では≪琳派400年≫を記念し本年新発売の琳派グッズもたくさんご用意をしてお待ちしております。会期中は無休でオープンしていますので、「芸術の秋」をよりお楽しみ頂くための場としてお立ち寄り頂けますと幸いです。ぜひ皆様のお越しをお待ちしております。
◆
尾形光琳筆「風神雷神図屏風」復元複製里帰りプロジェクト連動企画
琳派を楽しみ、琳派にふれあうコロタイプ写本展
【期間】
10月24日(土)~11月15日(日)
11:00~18:00 無休
【記念講演会】24日(土)には下出祐太郎さんの記念講演会を行います。
「琳派という日本独自の伝統的な美意識―琳派のこころとかたち―」
日時:10月24日(土)13:30~15:00 申込不要・聴講無料
13:30~14:30 於:コロタイプギャラリー
講師:下出祐太郎氏(蒔絵師・京都産業大学教授)
琳派企画展第一弾では、蒔絵師として琳派のデザインを再構築し、合鹿椀(ごうろくわん)という大型のお椀に漆蒔絵で展観されていた下出さんにご講演いただきます。
2015年10月24日(土)~11月15日(日) 11:00~18:00 ※会期中無休

重要文化財 「酒井抱一筆 夏秋草屏風」玻璃彩版複製

こんにちは、ギャラリー支配人代理の平島です! 芸術の秋。京都だけでも京都国立博物館の「琳派 京を彩る」展をはじめ、京都国立近代美術館「琳派イメージ」展、細見美術館「琳派のやきもの 乾山」展、堂本印象美術館「京都画壇にみる琳派のエッセンス」展など多くの美術館博物館で企画展が開催され、≪琳派400年≫もいよいよクライマックスといったところではないでしょうか。年初に開催した蒔絵師・下出祐太郎さん率いるチーム琳派と便利堂のコラボレーション展「琳派 RIMPA りんぱ」に続き、便利堂コロタイプギャラリーがおくる琳派企画の第二弾を開催いたします。題して「琳派を楽しみ、琳派にふれあうコロタイプ写本展」! 10月24日(土)からの約3週間、これまでに便利堂が「玻璃彩版」(コロタイプ)で複製制作した琳派の名品を選りすぐって陳列します。24日には下出さんの講演会も開催予定です!(詳細下記) ということでただいま展示準備真っ最中!
おさらい ≪琳派400年≫とは?
≪琳派≫とは、江戸時代に現れた装飾的な作風を特色とし、その系譜に連なる芸術家の一群が表現する様式を指します。≪琳派≫の祖とされる本阿弥光悦に始まり、俵屋宗達、尾形光琳・乾山、酒井抱一と、時代を経て現代にいたるまで絵画、書、陶芸、漆芸、染織など様々なジャンルで≪琳派≫の表現がなされてきました。この400年間≪琳派≫がひとを魅了し続けた理由、それは各時代の表現者が光悦をはじめとする先人の作品を慕い、模倣し、またそこに自らの個性を新たに加えることで、常に自由、新鮮であり続けたためと言われます。2015年は、本阿弥光悦が京都・鷹が峯の地を家康から拝領して400年の記念年にあたり、日本美術史上でも重要な節目の年となります。

今回は≪琳派≫の屏風、巻子、軸装などを展示いたします。注目していただきたいのは、やはり本展の顔となる「夏秋草図屏風」です。原寸大のコロタイプ刷りに疑似銀箔を張り込み屏風仕立てした「夏秋草図屏風」は、その大きさ・華やかさで圧倒的な迫力があります。その出来栄えはというと・・・。2013年東京国立博物館の秋の特別公開展示として「夏秋草図屏風」が公開されていた頃の話です。ミュージアムショップに原寸複製屏風を展示していたところ、ついさっき本物をご覧になったお客様からこのような評価を頂戴いたしました。
「本物そっくり」
大変光栄なお言葉を頂きありがとうございます。息がかかるほど間近にご覧頂けることは滅多にないことでしょう。この機会をぜひお見逃しなく。
本展では、光悦・宗達「鶴図下絵和歌巻」「四季草花図巻」、宗達「大黒天図」などの作品を展示しておりますが、いま列記した作品はすべて京都国立博物館で現在開催中の特別展覧会「琳派 京を彩る」において原本が出品されています。名品中の名品を、原本鑑賞後に落ち着いた当ギャラリーであらためて複製をじっくり鑑賞するもよし、複製で予習後に原本を堪能するもよし。ぜひ京博の特別展ともどもお楽しみください。
ほかにも尾形光琳が贅をこらし心血をそそいで作り上げた百人一首かるたである「光琳かるた」も見逃せません。彼が描いた最も小さい作品。絵札の一枚一枚に目をやることがとても贅沢で、細やかな表現に心躍る展示です。

本展は便利堂が全面的にバックアップしている《尾形光琳筆「風神雷神図屏風」復元複製里帰りプロジェクト》と連動しております。光琳「風神雷神図」は京都で描かれたことははっきりとしています。そしてこの「風神雷神図」と抱一「夏秋草図」は、もともとは一つの屏風の表と裏でした。現在は両屏風とも東京国立博物館に所蔵され、保存のために別々の屏風に改装されています。このプロジェクトは、二つの作品を複製によってもとあった両面の姿に復元し、描かれた京都に里帰りしようというプロジェクトです。⇒復元複製プロジェクトについての過去記事はこちら

東京国立博物館の格別のご協力をいただき、原本を前にしての色校正
プロジェクト公式ホームページ
http://benrido.wix.com/rimpa-collotype

便利堂コロタイプ工房をはじめ、手彩色(川面美術研究所)、屏風仕立て(大入)などの伝統技術をもつ実行委員会が現在鋭意作業中です。ギャラリー展期間中の11月3日には、いよいよ「風神雷神図・夏秋草図 復元複製屏風」が完成、11月3日(火)から京都文化博物館2階コネクションホール(入場無料)で、約1ヶ月間限定で一般公開されます! また、プロジェクト完成記念として、同プロジェクトの賛同人である小林忠氏の講演会も実施いたします。申込制ですのでふるってご応募ください。詳しくはこちら
◆
当ギャラリーは、「京都便利堂でめぐる!琳派スタンプラリー」(http://benrido.co.jp/blog/?p=2208)および「府庁界隈まちかどミュージアム」(http://www.pref.kyoto.jp/bungei/news/press/2015/10/machikado2015_2.html)のスタンプラリー会場ともなっております。ギャラリー内では≪琳派400年≫を記念し本年新発売の琳派グッズもたくさんご用意をしてお待ちしております。会期中は無休でオープンしていますので、「芸術の秋」をよりお楽しみ頂くための場としてお立ち寄り頂けますと幸いです。ぜひ皆様のお越しをお待ちしております。
◆
尾形光琳筆「風神雷神図屏風」復元複製里帰りプロジェクト連動企画
琳派を楽しみ、琳派にふれあうコロタイプ写本展
【期間】
10月24日(土)~11月15日(日)
11:00~18:00 無休
【記念講演会】24日(土)には下出祐太郎さんの記念講演会を行います。
「琳派という日本独自の伝統的な美意識―琳派のこころとかたち―」
日時:10月24日(土)13:30~15:00 申込不要・聴講無料
13:30~14:30 於:コロタイプギャラリー
講師:下出祐太郎氏(蒔絵師・京都産業大学教授)
琳派企画展第一弾では、蒔絵師として琳派のデザインを再構築し、合鹿椀(ごうろくわん)という大型のお椀に漆蒔絵で展観されていた下出さんにご講演いただきます。