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コロタイプギャラリー常設展示「高松塚古墳壁画と撮影」好評開催中!
ブックレット『壁画発見四十五年記念 高松塚古墳壁画撮影物語』も刊行!
会期:4月上旬ごろまで @便利堂コロタイプギャラリー 入場無料

皆さん、こんにちは! 今回は2月から公開を始めました便利堂コロタイプギャラリー常設展示の概要と、それに関連したブックレットのご紹介をいたします!

便利堂ブックレット叢書02
『壁画発見四十五年記念 高松塚古墳壁画撮影物語』
コロタイプギャラリーは、年に数回、企画展の開催時に開廊してまいりましたが、本年より常設展示を設け、通年を通してコロタイプギャラリーを楽しんでいただける取り組みを始めました! 明治20年に創業し、これまで数多くの文化的事業をおこなってきた便利堂の活動をより多くの方に知っていただくため、所蔵する資料類などをもちいた常設展示によって、便利堂の歴史や工房の技術、最新の成果をご紹介していこうというものです。その第1期として、今回は「高松塚古墳壁画撮影事業」を展観いたします!

高松塚古墳壁画コロタイプ複製(西壁女子群像部分)
来年で発掘から50周年を迎える高松塚古墳壁画は、昭和47年3月21日に発見されました。その壁画を翌22日と24日に石室に入って撮影したのが便利堂です。発見のニュースは“飛鳥美人”の名で全国のみならず世界に広まり、壁画は多くの人に親しまれることとなりましたが、のちに保存環境の影響で損傷を受けてしまいました。そのような経緯からも、発掘直後の壁画の極彩色が鮮明にうつし遺されたこの写真は大変貴重で、文化財写真史における代表的な資料の1つといえます。
→高松塚古墳壁画撮影事業と原寸大コロタイプ複製について詳しくはこちら

高松塚古墳壁画コロタイプ複製(西壁と東壁)
本展では、その5×7ポジフィルムから作成したデュープと、実際に使用された撮影機材、そして壁画発見45周年を記念して2017年に制作した原寸大コロタイプ複製、ならびに撮影時の状況を再現した模型を展示いたします。厳しい条件のなかで撮影した写真技師の苦労や高い技術はもちろんのこと、今は見ることができない壁画の色彩を忠実に再現した本複製の「色」にも注目してみてください。

壁画撮影時の状況を再現した模型も展示中
また、便利堂では昨年末に、この昭和47年の発掘と撮影にまつわる秘話をまとめたブックレット『壁画発見四十五年記念 高松塚古墳壁画撮影物語』を刊行いたしました! 本書では、当時奈良県側の担当をされた元橿原考古学研究所長の菅谷文則氏と、実際に撮影をした元便利堂写真技師の大八木威男氏による文章を掲載。そして、壁画の美術史的価値を東京藝術大学客員教授の有賀祥隆氏に、最新の古墳調査成果を元文化庁古墳壁画対策調査官の建石徹氏に執筆いただいています!

菅谷氏(右)と大八木氏
さらに2017年に便利堂コロタイプギャラリーで開催された菅谷氏と大八木氏による対談の内容も収録するなど、「世紀の発見」と言われた高松塚古墳壁画発掘と撮影の経緯を知る上で、大変貴重な1冊となっています。便利堂のオンラインショップでもご購入いただけますので、展示を見に行けないという方などは、ぜひこちらをご覧下さい!
便利堂ブックレット叢書02
『壁画発見四十五年記念 高松塚古墳壁画撮影物語』
サイズ:B5判、40頁
定価:900円(税抜)
2020年12月10日刊行
ISBN:978-4-89273-110-5 →本書について詳しくはこちら

2021年2月24日(水)付けの朝日新聞夕刊紙面では、これらの内容を紹介した記事を掲載いただきました。撮影後の報道関係者によるフィルムを巡る争奪戦に直接関係した(!)朝日新聞社さんに、49年経った今、改めてご紹介いただくということで、取材を担当された朝日新聞の記者さんも、便利堂の担当者も何だか不思議な心持ちでした…(もちろん良い雰囲気の取材でした!)。→掲載の記事についてはこちら

また、ギャラリーのある便利堂本社1Fには便利堂の商品を取りそろえた「京都便利堂本店」も営業中! あわせてお楽しみいただけると幸いです。

発掘ならびに撮影から半世紀が経とうとしている今だからこそ語ることができる高松塚古墳壁画の撮影事業、それらをご紹介した本展ならびに本書をきっかけに、“文化財写真”の重要性をより身近に感じていただき、またあわせて便利堂の工房の歴史と技術にも興味を持っていただけましたら幸いです!
【開催概要】
便利堂コロタイプギャラリー常設展示「高松塚古墳壁画と撮影」
現在開催中~4月上旬ごろまで開催予定
時間:10:00-17:00(平日12:00~13:00、土日祝日はお休み)
入場:無料
場所:便利堂コロタイプギャラリー
(京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町 302)
会期:4月上旬ごろまで @便利堂コロタイプギャラリー 入場無料

皆さん、こんにちは! 今回は2月から公開を始めました便利堂コロタイプギャラリー常設展示の概要と、それに関連したブックレットのご紹介をいたします!

便利堂ブックレット叢書02
『壁画発見四十五年記念 高松塚古墳壁画撮影物語』
コロタイプギャラリーは、年に数回、企画展の開催時に開廊してまいりましたが、本年より常設展示を設け、通年を通してコロタイプギャラリーを楽しんでいただける取り組みを始めました! 明治20年に創業し、これまで数多くの文化的事業をおこなってきた便利堂の活動をより多くの方に知っていただくため、所蔵する資料類などをもちいた常設展示によって、便利堂の歴史や工房の技術、最新の成果をご紹介していこうというものです。その第1期として、今回は「高松塚古墳壁画撮影事業」を展観いたします!

高松塚古墳壁画コロタイプ複製(西壁女子群像部分)
来年で発掘から50周年を迎える高松塚古墳壁画は、昭和47年3月21日に発見されました。その壁画を翌22日と24日に石室に入って撮影したのが便利堂です。発見のニュースは“飛鳥美人”の名で全国のみならず世界に広まり、壁画は多くの人に親しまれることとなりましたが、のちに保存環境の影響で損傷を受けてしまいました。そのような経緯からも、発掘直後の壁画の極彩色が鮮明にうつし遺されたこの写真は大変貴重で、文化財写真史における代表的な資料の1つといえます。
→高松塚古墳壁画撮影事業と原寸大コロタイプ複製について詳しくはこちら

高松塚古墳壁画コロタイプ複製(西壁と東壁)
本展では、その5×7ポジフィルムから作成したデュープと、実際に使用された撮影機材、そして壁画発見45周年を記念して2017年に制作した原寸大コロタイプ複製、ならびに撮影時の状況を再現した模型を展示いたします。厳しい条件のなかで撮影した写真技師の苦労や高い技術はもちろんのこと、今は見ることができない壁画の色彩を忠実に再現した本複製の「色」にも注目してみてください。

壁画撮影時の状況を再現した模型も展示中
また、便利堂では昨年末に、この昭和47年の発掘と撮影にまつわる秘話をまとめたブックレット『壁画発見四十五年記念 高松塚古墳壁画撮影物語』を刊行いたしました! 本書では、当時奈良県側の担当をされた元橿原考古学研究所長の菅谷文則氏と、実際に撮影をした元便利堂写真技師の大八木威男氏による文章を掲載。そして、壁画の美術史的価値を東京藝術大学客員教授の有賀祥隆氏に、最新の古墳調査成果を元文化庁古墳壁画対策調査官の建石徹氏に執筆いただいています!

菅谷氏(右)と大八木氏
さらに2017年に便利堂コロタイプギャラリーで開催された菅谷氏と大八木氏による対談の内容も収録するなど、「世紀の発見」と言われた高松塚古墳壁画発掘と撮影の経緯を知る上で、大変貴重な1冊となっています。便利堂のオンラインショップでもご購入いただけますので、展示を見に行けないという方などは、ぜひこちらをご覧下さい!
便利堂ブックレット叢書02
『壁画発見四十五年記念 高松塚古墳壁画撮影物語』
サイズ:B5判、40頁
定価:900円(税抜)
2020年12月10日刊行
ISBN:978-4-89273-110-5 →本書について詳しくはこちら

2021年2月24日(水)付けの朝日新聞夕刊紙面では、これらの内容を紹介した記事を掲載いただきました。撮影後の報道関係者によるフィルムを巡る争奪戦に直接関係した(!)朝日新聞社さんに、49年経った今、改めてご紹介いただくということで、取材を担当された朝日新聞の記者さんも、便利堂の担当者も何だか不思議な心持ちでした…(もちろん良い雰囲気の取材でした!)。→掲載の記事についてはこちら

また、ギャラリーのある便利堂本社1Fには便利堂の商品を取りそろえた「京都便利堂本店」も営業中! あわせてお楽しみいただけると幸いです。

発掘ならびに撮影から半世紀が経とうとしている今だからこそ語ることができる高松塚古墳壁画の撮影事業、それらをご紹介した本展ならびに本書をきっかけに、“文化財写真”の重要性をより身近に感じていただき、またあわせて便利堂の工房の歴史と技術にも興味を持っていただけましたら幸いです!
【開催概要】
便利堂コロタイプギャラリー常設展示「高松塚古墳壁画と撮影」
現在開催中~4月上旬ごろまで開催予定
時間:10:00-17:00(平日12:00~13:00、土日祝日はお休み)
入場:無料
場所:便利堂コロタイプギャラリー
(京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町 302)