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Kyotographie2017:ギメ美術館‘Theater of Love ’/ ヤン・カレン‘光と闇のはざまに’ / 小平篤乃生‘Coalscape 石炭のインキ’
便利堂協力の3つの展覧会の見どころをご紹介!
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017 KYOTOGRAPHIE INTERNATIONAL PHOTOGRAPHY FESTIVAL
2017年 4月15日 – 5月14日


いよいよ第5回KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017が本日から始まりました!
今年も便利堂は5つの展覧会に参加&協力しております。既報のとおり、まずは便利堂主催の下記「便利堂コロタイプギャラリー春季展」と「HARIBAN AWARD2016受賞作品展」のふたつの展覧会があります。
KG+ Venue No.06
ヤマウチタカモト
FROM DUSK in Collotype
2017/4/12-5/14 @便利堂コロタイプギャラリー

©Takamoto Yamauchi 関連記事はこちら
KG+ Venue No.42
クラウディオ・シルヴァーノ|Claudio Silvano
Hariban Award2016 Campo Aberto
2017/4/14-5/7 @白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼

©Claudio Silvano 関連記事はこちら
さて、ここから協力展のご紹介です。最初は、今回で開催3回目となり、すっかり京都グラフィーの定番として定着した感があるギメ美術館×とらや京都ギャラリーの幕末明治古写真展、タイトルもズバリ「愛の劇場」です!
KG Venue No.1
フランス国立ギメ東洋美術館・写真コレクション
Theater of Love
虎屋 京都ギャラリー

©MNAAG
ギメ×とらや第1回の「侍」、第2回の「茶」に続き、今回は「愛」をテーマにギメ東洋美術館の写真コレクションより、日本の婚礼や、花魁などの京都と東京の遊郭文化に焦点があてられたオリジナルプリント30点(うち7点はアルバム展示)ならびに便利堂によるコロタイププリント3点ほかが展観されています。⇒詳しくはこちら

もちろん、今回も展覧会に合わせ、限定ポートフォリオ『愛 Theatre of Love』を刊行します! 展示作品より20点をセピア色で再現したコロタイプ写真を収録し、うち2作品は手彩色をほどこしオリジナルの美しさを感じていただけます。各作品を解説した和英仏の解説書付。限定80部 40,000円 ⇒詳しくはこちら
KG Venue No.12
殷 家樑 Yan Kallen | ヤン・カレン
Between the Light and Darkness |光と闇のはざまに
無名舎

©Yan Kallen
香港をベースに活躍し、昨年のKG+AWARDグランプリを受賞したヴィジュアル・アーティスト、ヤン・カレンが、京都に4ヶ月滞在し、光と闇のように万物に宿る二つの世界と、その反復や連続、循環をテーマに、京都の職人たちとの交流を通して制作した新作を発表します。⇒詳しくはこちら

今回展観されるシリーズ「光と闇のはざまに」は、「鋸(のこぎり)」や「和紙」など、主に工芸職人の道具を被写体することで、工芸の中にはものを作るだけでなく、継承と保全、文脈的な要素が含まれていることを提示します。⇒詳しくはこちら「Kyoto Crafts Magazine インタビュー」

このシリーズのうち、便利堂コロタイプ工房を取材した2作品がコロタイプによるプリントされ展示されます。
KG+ Venue No.15
小平篤乃生
Coalscape 石炭のインキ
4/12 - 4/30 @食堂ルインズ

©Atsunobu Kohira
「Coalscape 石炭のインキ」は、炭素循環をモチーフにしたインスタレーションのプロローグ作品です。このプロジェクトの発端は、2015年に制作した走査顕微鏡を用いて石炭を撮影した写真シリーズ「Coalscape」から始まりました。「観察するモニターには壮大な景色が広がっていた。コクピットのような顕微鏡を技術者が操作する姿から、未知の惑星を探索しているように思えた。」と小平さんは言います。本展では、Coalscapeをプリントするために今回特別に制作した石炭からコロタイプのインキが出来るまでのプロセスと墨制作を追う新作、そしてCoalscapeの一部をインスタレーションとして展示します。⇒詳しくはこちら

このプロジェクトの最終形態は、インスタレーション空間の全てを炭素素材で構成しようというものです。石炭で焼いた花器、炭加工された畳、Coalscapeの写真で全体が覆われます。しかしながらこの構成において、通常の写真ではそれだけが炭素素材ではないことになってしまいます。それを解決してくれる方法として、石炭を原料とした特注のコロタイプインキを制作し、コロタイププリントしようというのが今回のコンセプトです。便利堂は石炭由来の特製コロタイプインキの制作をサポートさせていただきました。(上掲写真:小平氏と手前が特注のインキ)

そのためには、老舗の墨運堂さんの協力により、まず石炭を煤に変えます。そしてその煤を原料にしてコロタイプインキにします。インキ製造においては三星インキさんの協力を得ました。来年は、このインキを使用した「Coalscape」のコロタイププリントが制作され、この壮大なプロジェクトの全体像が示されることとなるでしょう。(上掲写真:特注インキのサンプル製造作業を取材する小平氏)
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017 KYOTOGRAPHIE INTERNATIONAL PHOTOGRAPHY FESTIVAL
2017年 4月15日 – 5月14日


いよいよ第5回KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017が本日から始まりました!
今年も便利堂は5つの展覧会に参加&協力しております。既報のとおり、まずは便利堂主催の下記「便利堂コロタイプギャラリー春季展」と「HARIBAN AWARD2016受賞作品展」のふたつの展覧会があります。
KG+ Venue No.06
ヤマウチタカモト
FROM DUSK in Collotype
2017/4/12-5/14 @便利堂コロタイプギャラリー

©Takamoto Yamauchi 関連記事はこちら
KG+ Venue No.42
クラウディオ・シルヴァーノ|Claudio Silvano
Hariban Award2016 Campo Aberto
2017/4/14-5/7 @白沙村荘 橋本関雪記念館 存古楼

©Claudio Silvano 関連記事はこちら
さて、ここから協力展のご紹介です。最初は、今回で開催3回目となり、すっかり京都グラフィーの定番として定着した感があるギメ美術館×とらや京都ギャラリーの幕末明治古写真展、タイトルもズバリ「愛の劇場」です!
KG Venue No.1
フランス国立ギメ東洋美術館・写真コレクション
Theater of Love
虎屋 京都ギャラリー

©MNAAG
ギメ×とらや第1回の「侍」、第2回の「茶」に続き、今回は「愛」をテーマにギメ東洋美術館の写真コレクションより、日本の婚礼や、花魁などの京都と東京の遊郭文化に焦点があてられたオリジナルプリント30点(うち7点はアルバム展示)ならびに便利堂によるコロタイププリント3点ほかが展観されています。⇒詳しくはこちら

もちろん、今回も展覧会に合わせ、限定ポートフォリオ『愛 Theatre of Love』を刊行します! 展示作品より20点をセピア色で再現したコロタイプ写真を収録し、うち2作品は手彩色をほどこしオリジナルの美しさを感じていただけます。各作品を解説した和英仏の解説書付。限定80部 40,000円 ⇒詳しくはこちら
KG Venue No.12
殷 家樑 Yan Kallen | ヤン・カレン
Between the Light and Darkness |光と闇のはざまに
無名舎

©Yan Kallen
香港をベースに活躍し、昨年のKG+AWARDグランプリを受賞したヴィジュアル・アーティスト、ヤン・カレンが、京都に4ヶ月滞在し、光と闇のように万物に宿る二つの世界と、その反復や連続、循環をテーマに、京都の職人たちとの交流を通して制作した新作を発表します。⇒詳しくはこちら

今回展観されるシリーズ「光と闇のはざまに」は、「鋸(のこぎり)」や「和紙」など、主に工芸職人の道具を被写体することで、工芸の中にはものを作るだけでなく、継承と保全、文脈的な要素が含まれていることを提示します。⇒詳しくはこちら「Kyoto Crafts Magazine インタビュー」

このシリーズのうち、便利堂コロタイプ工房を取材した2作品がコロタイプによるプリントされ展示されます。
KG+ Venue No.15
小平篤乃生
Coalscape 石炭のインキ
4/12 - 4/30 @食堂ルインズ

©Atsunobu Kohira
「Coalscape 石炭のインキ」は、炭素循環をモチーフにしたインスタレーションのプロローグ作品です。このプロジェクトの発端は、2015年に制作した走査顕微鏡を用いて石炭を撮影した写真シリーズ「Coalscape」から始まりました。「観察するモニターには壮大な景色が広がっていた。コクピットのような顕微鏡を技術者が操作する姿から、未知の惑星を探索しているように思えた。」と小平さんは言います。本展では、Coalscapeをプリントするために今回特別に制作した石炭からコロタイプのインキが出来るまでのプロセスと墨制作を追う新作、そしてCoalscapeの一部をインスタレーションとして展示します。⇒詳しくはこちら

このプロジェクトの最終形態は、インスタレーション空間の全てを炭素素材で構成しようというものです。石炭で焼いた花器、炭加工された畳、Coalscapeの写真で全体が覆われます。しかしながらこの構成において、通常の写真ではそれだけが炭素素材ではないことになってしまいます。それを解決してくれる方法として、石炭を原料とした特注のコロタイプインキを制作し、コロタイププリントしようというのが今回のコンセプトです。便利堂は石炭由来の特製コロタイプインキの制作をサポートさせていただきました。(上掲写真:小平氏と手前が特注のインキ)

そのためには、老舗の墨運堂さんの協力により、まず石炭を煤に変えます。そしてその煤を原料にしてコロタイプインキにします。インキ製造においては三星インキさんの協力を得ました。来年は、このインキを使用した「Coalscape」のコロタイププリントが制作され、この壮大なプロジェクトの全体像が示されることとなるでしょう。(上掲写真:特注インキのサンプル製造作業を取材する小平氏)
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