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井浦新氏、コロタイプに挑戦!
今秋発行の書籍の企画で

刷上がりを丹念に見比べている井浦氏

工房長・山本(中)、丹村(左)
丹村です。7月19日、俳優でクリエイターでもある井浦新さんにコロタイプワークショップを体験していただきました。井浦さんは、今春よりNHK「日曜美術館」のキャスターを務められ、京都国立博物館文化大使にも就任されていらっしゃいます。写真家の活動もされており、この3月まで箱根彫刻の森美術館にて作品展『井浦新 空は暁、黄昏れ展 ー太陽と月のはざまで ー』を開催されていました。
井浦さんが来社されるのは、先月25日の工房見学に引き続き、二度目となります。今回は、実際にご自身の作品をレタープレス機でコロタイププリントする体験をしていただきました。今秋、井浦さんの書籍の刊行が企画されており、そこには京都の文化や伝統技術が紹介される予定で、その掲載企画のひとつとして「井浦さんがコロタイプで作品をプリントする」という取材の申し出をいただいた次第です。この日は、本番の取材に先だって、テスト的にプリントを体験していただきました。

インクを練るところから体験。工房長・山本の手の動きを真剣に見つめる井浦氏

練るだけでも熟練を要する作業ですが、すぐにコツをつかまれました
『空は暁、黄昏れ展』図録からこちらで3点を選び、プリントしていただきました。ご自身も写真作品を制作されていますが、撮影だけでなく、印刷にもご感心をもたれているとのこと。山本工房長からのコロタイプの手順説明に、真剣に耳を傾けていらっしゃいました。

ローラーにインキをつける。均等につけることができるかどうかで、刷上がりが変わってきます
今回初めてコロタイプを体験された井浦さんですが、そのローラー捌きがとても慣れたご様子! お尋ねすると、シルクスクリーンのご経験があり、「昔は、年賀状は版画を彫って、ばれんで刷っていた」と仰っていました。

ゼラチン版にインキング

周囲をマスキング

作品に合う和紙をいろいろと選んで版の上へ

レタープレス機に版をセットし

ハンドルを回して、プレスしていきます

プレス後、和紙をゆっくりと版からはがします

刷上がりはどうでしょうか

和紙の種類の違いや、インキングの違いによって表現が変わってきます
限られた時間のなかでしたが、刷り手の一手でプリントの調子が変化するコロタイププリントの面白さをお楽しみくださいました。

調子の違いをじっくり見ておられました

3作品を、それぞれ違う和紙に濃度や調子を変えて。鳥の子紙の刷上がりが一番気にっておられました
近々本番の取材予定です。本番には、今回のテストの体験を踏まえて、井浦さんがコロタイプしてみたい作品を選ばれます。どんな作品になるか、どんな刷上がりになるか、今から楽しみです! ぜひその様子は書籍にてご覧いただければ幸いです。また刊行の詳細が分かりましたらお知らせいたします!

刷上がりを丹念に見比べている井浦氏

工房長・山本(中)、丹村(左)
丹村です。7月19日、俳優でクリエイターでもある井浦新さんにコロタイプワークショップを体験していただきました。井浦さんは、今春よりNHK「日曜美術館」のキャスターを務められ、京都国立博物館文化大使にも就任されていらっしゃいます。写真家の活動もされており、この3月まで箱根彫刻の森美術館にて作品展『井浦新 空は暁、黄昏れ展 ー太陽と月のはざまで ー』を開催されていました。
井浦さんが来社されるのは、先月25日の工房見学に引き続き、二度目となります。今回は、実際にご自身の作品をレタープレス機でコロタイププリントする体験をしていただきました。今秋、井浦さんの書籍の刊行が企画されており、そこには京都の文化や伝統技術が紹介される予定で、その掲載企画のひとつとして「井浦さんがコロタイプで作品をプリントする」という取材の申し出をいただいた次第です。この日は、本番の取材に先だって、テスト的にプリントを体験していただきました。

インクを練るところから体験。工房長・山本の手の動きを真剣に見つめる井浦氏

練るだけでも熟練を要する作業ですが、すぐにコツをつかまれました
『空は暁、黄昏れ展』図録からこちらで3点を選び、プリントしていただきました。ご自身も写真作品を制作されていますが、撮影だけでなく、印刷にもご感心をもたれているとのこと。山本工房長からのコロタイプの手順説明に、真剣に耳を傾けていらっしゃいました。

ローラーにインキをつける。均等につけることができるかどうかで、刷上がりが変わってきます
今回初めてコロタイプを体験された井浦さんですが、そのローラー捌きがとても慣れたご様子! お尋ねすると、シルクスクリーンのご経験があり、「昔は、年賀状は版画を彫って、ばれんで刷っていた」と仰っていました。

ゼラチン版にインキング

周囲をマスキング

作品に合う和紙をいろいろと選んで版の上へ

レタープレス機に版をセットし

ハンドルを回して、プレスしていきます

プレス後、和紙をゆっくりと版からはがします

刷上がりはどうでしょうか

和紙の種類の違いや、インキングの違いによって表現が変わってきます
限られた時間のなかでしたが、刷り手の一手でプリントの調子が変化するコロタイププリントの面白さをお楽しみくださいました。

調子の違いをじっくり見ておられました

3作品を、それぞれ違う和紙に濃度や調子を変えて。鳥の子紙の刷上がりが一番気にっておられました
近々本番の取材予定です。本番には、今回のテストの体験を踏まえて、井浦さんがコロタイプしてみたい作品を選ばれます。どんな作品になるか、どんな刷上がりになるか、今から楽しみです! ぜひその様子は書籍にてご覧いただければ幸いです。また刊行の詳細が分かりましたらお知らせいたします!
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