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写真家・桑嶋維氏のロンドンでの個展でコロタイプ作品を出品!
Tsunaki Kuwashima's an Art Exhibition
The Eternal Idol 「久遠―永遠のアイドル」
2013/7/27-8/28 @UNION Gallery, London

新進の写真家・桑嶋維(くわしま・つなき)さんの写真展が、今週末27日よりロンドンのUnion Gallery (94 Teesdale Street London E2 6PU) http://www.union-gallery.com/ではじまります。桑嶋さんは、広告、雑誌の撮影をこなす傍ら、2005年以降から『闘牛島・徳之島』(平凡社)、『朱殷』(求龍堂)(いずれも大英博物館、V&A美術館収蔵)などの写真集の発表や執筆活動を展開されています。
「出版をはじめ、エッセイの連載や個展をとおして作家としての視線をレンズの向こうに貫きながら、日本の写真美術界に新たな地平を切り開こうとしている、現在もっとも注目したい写真家の一人である。」(山梨県立美術館 学芸課長 向山富士雄氏の推薦文より)

コロタイプ作品の校正刷
桑嶋さんとご縁が始まったのは、昨年9月に日大芸術学部で開催された「オルタナティブ・プロセス国際シンポジウム(Alternative Processes International Symposium 2012 Tokyo)」で行ったコロタイプワークショップに桑嶋さんが参加されたことがきっかけでした⇒詳しくはこちら。

コロタイプを体験中の桑嶋氏@APIS
桑嶋さんは、平成25年度の大木記念美術作家助成基金の「海外美術展」対象作家として選出され、今回のロンドンでの個展開催となりました。便利堂は「Special Artist Support」として参画しています。桑嶋さんをはじめ、日本の若い作家がコロタイプの表現力に魅力を感じてくださり、海外で作品を発表するにあって、日本の写真家として日本独自の表現技術を用いたいと考えていたけるのは大変ありがたいことだと思っており、我々もこうしたアーティストの方々の活動の後押しをできる範囲ですが取り組んでいきたいと考えています。

基金授与式の様子。山梨県立美術館館長より「桑嶋維の作品は写真界でなく芸術界に一石を投じる作品です」とのお言葉を頂ただいたとのこと。
本展は、山梨で発掘された縄文土器、土偶をモチーフとした写真展です。土器や土偶を桑嶋さんは「縄文人たちから僕たちへの文字の無い手紙」と呼びます。「無文字社会の縄文時代においては、「伝える」ということは決して説明することではなく、考えさせると言う事なのだろう。」女性をモデルとした土偶。そこに生命の「誕生」と「死」を繰り返しながら命をつないでいくことへの「祈り」と「責務」、縄文と現代をつなぎ未来への指針となる「文字ではないメッセージ」を桑嶋さんは見出します。

コロタイプ作品はこんなキューブに入ります
展示のメイン作品となるのが45センチ角にコロタイプでプリントされた作品です。作品名は《南アルプスヴィーナス》。土偶の顔部分がアップになったカラー作品と、全身をネガ反転して表現したモノクロ作品の2点1セットで、上記のようなスチールのキューブに両面展示されます。目の部分に残った朱の色の表現に苦心しました。エディションは12部限定。

展示作業風景1
このキューブ以外にも、マネキンの頭に土偶の顔の写真がのった展示など、とてもユニークなものになるそうです。26日は内覧会、8月9日はレセプション、21・22日はセインズベリー日本藝術研究所でワークショップが予定されています。9日のレセプションには参加したいと思っていますので、また現地での様子をレポートできればと思っています。

展示作業風景2
桑嶋さんについて詳しくは
⇒桑嶋さんのHP
⇒桑嶋さんのインタビュー
The Eternal Idol 「久遠―永遠のアイドル」
2013/7/27-8/28 @UNION Gallery, London

新進の写真家・桑嶋維(くわしま・つなき)さんの写真展が、今週末27日よりロンドンのUnion Gallery (94 Teesdale Street London E2 6PU) http://www.union-gallery.com/ではじまります。桑嶋さんは、広告、雑誌の撮影をこなす傍ら、2005年以降から『闘牛島・徳之島』(平凡社)、『朱殷』(求龍堂)(いずれも大英博物館、V&A美術館収蔵)などの写真集の発表や執筆活動を展開されています。
「出版をはじめ、エッセイの連載や個展をとおして作家としての視線をレンズの向こうに貫きながら、日本の写真美術界に新たな地平を切り開こうとしている、現在もっとも注目したい写真家の一人である。」(山梨県立美術館 学芸課長 向山富士雄氏の推薦文より)

コロタイプ作品の校正刷
桑嶋さんとご縁が始まったのは、昨年9月に日大芸術学部で開催された「オルタナティブ・プロセス国際シンポジウム(Alternative Processes International Symposium 2012 Tokyo)」で行ったコロタイプワークショップに桑嶋さんが参加されたことがきっかけでした⇒詳しくはこちら。

コロタイプを体験中の桑嶋氏@APIS
桑嶋さんは、平成25年度の大木記念美術作家助成基金の「海外美術展」対象作家として選出され、今回のロンドンでの個展開催となりました。便利堂は「Special Artist Support」として参画しています。桑嶋さんをはじめ、日本の若い作家がコロタイプの表現力に魅力を感じてくださり、海外で作品を発表するにあって、日本の写真家として日本独自の表現技術を用いたいと考えていたけるのは大変ありがたいことだと思っており、我々もこうしたアーティストの方々の活動の後押しをできる範囲ですが取り組んでいきたいと考えています。

基金授与式の様子。山梨県立美術館館長より「桑嶋維の作品は写真界でなく芸術界に一石を投じる作品です」とのお言葉を頂ただいたとのこと。
本展は、山梨で発掘された縄文土器、土偶をモチーフとした写真展です。土器や土偶を桑嶋さんは「縄文人たちから僕たちへの文字の無い手紙」と呼びます。「無文字社会の縄文時代においては、「伝える」ということは決して説明することではなく、考えさせると言う事なのだろう。」女性をモデルとした土偶。そこに生命の「誕生」と「死」を繰り返しながら命をつないでいくことへの「祈り」と「責務」、縄文と現代をつなぎ未来への指針となる「文字ではないメッセージ」を桑嶋さんは見出します。

コロタイプ作品はこんなキューブに入ります
展示のメイン作品となるのが45センチ角にコロタイプでプリントされた作品です。作品名は《南アルプスヴィーナス》。土偶の顔部分がアップになったカラー作品と、全身をネガ反転して表現したモノクロ作品の2点1セットで、上記のようなスチールのキューブに両面展示されます。目の部分に残った朱の色の表現に苦心しました。エディションは12部限定。

展示作業風景1
このキューブ以外にも、マネキンの頭に土偶の顔の写真がのった展示など、とてもユニークなものになるそうです。26日は内覧会、8月9日はレセプション、21・22日はセインズベリー日本藝術研究所でワークショップが予定されています。9日のレセプションには参加したいと思っていますので、また現地での様子をレポートできればと思っています。

展示作業風景2
桑嶋さんについて詳しくは
⇒桑嶋さんのHP
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