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最年少コロタイパー出現!

Posted by takumi suzuki on 03.2013 【コロタイプ、やりませんか collotype academy】   2 comments   0 trackback
第2回コロタイプ・ワークショップ(レギュラーコース)開催

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 ワークショップ担当の丹村です。台風が接近しているあいにくのお天気の中、8月31日(土)に第2回ワークショップを開催いたしました。

 今回は、ワークショップをしていただく時間を多めに割くために、午前中はまずはビデオでコロタイプの工程を知っていただき、その後で工房見学をしていただきました。午後はいよいよワークショップです。

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◆最年少のコロタイパー

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 夏休み最後の週末、お父さんと一緒に参加してくださった女の子。慎重にマスクの紙を貼って、プレス機をまわす手つきもとても丁寧に、一枚一枚を刷っていました。コツをつかんでいく様子や、タンタンタンッ!と良い音を立てるローラーでインクをのばす様はまさに小さな職人さん。

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お父さんのプリントには「魚が濃い」「全然ダメ」「まだ駄目」といった感じに一刀両断でした。

 その真剣な姿をみて、工房長も「良いコロタイパーになる」と太鼓判。お父さんが刷ったプリントに対しての手厳しいコメントも可愛らしかったです。

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工房長も太鼓判!

 年代問わず、皆様とても真剣にプリントに取り組んでくださいました。コロタイププリントの特徴をつかんでくると、自分がどのようなプリントを仕上げたいのかもはっきりしてきて、職人からアドバイスを得ながら徐々に白熱していくワークショップの様子は、見ている私もとても楽しかったです。

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 第2回ワークショップも盛況のうちに終了いたしました。参加者のおひとりは、早速当日の様子をブログにアップしてくださいました。⇒「七匹目のどじょう」


◆コロタイプ・コンペティション開催企画進行中!

 今後もワークショップの他、秋にはコロタイプギャラリーでの次回展も準備しております。そしてさらに現在取組んでいるのが、「広く世界からコロタイプで作品を作ってみたい写真家にエントリーしてもらい、欧米の著名キュレーターが審査。入賞した方には京都に滞在してもらって職人と一緒にコロタイププリントを制作。完成作品はコロタイプギャラリーで展示」という世界初のコロタイプによるコンペティション&アーティストレジデンス企画です。詳細は企画が固まり次第お知らせしていきたいと思います。
 どうぞ今後ともよろしくお願いします。


◆参加者のみなさまの感想

「先日はコロタイプのワークショップを開いて頂いてありがとうございました(^-^) すごく楽しかったです!スタッフの皆さまとても親切で楽しく過ごさせていただきました!
また是非参加したいです!」

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「当方は予備知識がないまま参加してしまいましたので、かなり専門的な質疑応答が飛び交う中、どうなることかと内心、少々焦っていましたが、素人にもわかりやすくご説明頂き、また、工房でもじっくり時間を取ってデモンストレーション頂いたので、コロタイプの素晴らしさを実感することができました。職人さんも気さくな方ばかりで、ささいな質問にも丁寧にお答え頂き、大変ありがたかったです。

 午後からのワークショップでも、本当に丁寧にご指導、アドバイスを頂いて、インクの入れ具合や紙の種類をあれこれ変えながら、刷りたい放題刷らせて頂くことができました。1枚、職人の方にインクを入れて頂いて刷った版がやはりダントツで美しい仕上がりで、「さすがプロ!」と感動しました。

 専門性が高く、奥の深いコロタイプの世界を、素人がこれほどまでに楽しく、やりたい放題(?!)体験させて頂けるとは思っておりませんでした。貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。またこのような機会がありますことを期待しております。」

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「コロタイプ印刷技術の素晴らしさ、面白さ、そしてそれを伝えていきたいという皆さんのお気持ちが強く感じられるワークショップでした。 皆様にとってもご親切に指導していただいたお蔭様で、大満足の作品を作ることが出来ました(今、家中虎さんだらけで面白いことになってます)。沢山摺らせていただき、とってもお得だと感じました。

 そして職人さん達が時折その技を披露されるとき、とっても素敵でかっこいいなぁと見とれてしまいました。和菓子職人にも、皆さんのように脚光を浴びてもらいたいなぁ、なんて思ったりもしました。この夏の自由研究、とっても思い出深い、素晴らしいものになりました!」

2013-08-31

「取り急ぎブログにアップしました。http://dojou7.exblog.jp/20691564/

 感想はあまり書いておりませんが、あの人数のワークショップとしては大変スムーズでよかったと思います。ぜひ続けてください。また一人でも多く体験されることを期待します。

 なお個人的な部分では、写真集の制作や、アーカイバルプリントのための選択肢としてのコロタイプは期待できるな~と思います。プレス機を探そうかな~なんて思ったりしてw」


ワークショップに対するお問合せはこちらまで:collotype-workshop@benrido.co.jp


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お世話になりました。
スタッフの皆様のフォロー大変すばらしかったです。このような機会はぜひ続けていただけたら、文化的にも意義あることと思います。ありがとうございました。
2013.09.04 05:54 | URL | dojou7 #rId1tC1Q [edit]
こちらこそ、ご遠方からご参加いただき誠にありがとうございました。
早速ブログにも掲載いただき恐縮です。
来年春にむけたコロタイプのコンペティションをただいま準備中で、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2013.09.04 17:59 | URL | takumi suzuki #- [edit]


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Author:takumi suzuki
【コロタイプの過去・現在・未来。創業明治20年の京都 便利堂が100年以上にわたって続けているコロタイプ工房より最新の情報をお届けします】
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English:www.benrido-collotype.today

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