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京都グラフィーにてコロタイプによる瀧澤明子写真展開催!
"Where We Belong" Akiko Takizawa
2014/4/19-5/11 於 虎屋京都ギャラリー

Where We Belong コロタイプ 鳥の子2号紙
春らんまんの季節となりました。
昨年に引き続き、第2回の開催となりましたKYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバル2014(4/19-5/11)のご案内を申し上げます。

京都グラフィー担当の丹村です。「Hariban Award」もよろしくお願いします!
便利堂は昨年に引き続き協力会社として、「虎屋京都ギャラリー」の展示についてコロタイプでご協力しています。今回は、ロンドンを拠点にヨーロッパで活動している新進の写真家・瀧澤明子さんの展示です。瀧澤さんと便利堂は古くからお付き合いさせていただいており、近年は4シリーズの作品をコロタイププリントで発表していただいています。瀧澤さんは、つい先日にフランスの名門「HSBC写真賞」も受賞されました。本展覧会は、これからますます活躍される瀧澤さんの代表作をまとまって見ることのできる貴重な機会となるのではないでしょうか。⇒朝日新聞記事

Inhabitants of North #1(Where We Belongシリーズより) コロタイプ 鳥の子2号紙
瀧澤さんは、3月よりベルギーで開催されている写真フェスティバル「BIP2014」(3/15-5/25)に招待作家として参加されています。開催地のリエージュLiègeは、ベルギー東部のワロン地方リエージュ州の州都で、古くよりヨーロッパ各地の交易の中継地として栄えたベルギー第4の都市です。BIPは、この街の中心地で展覧会をはじめ各種イベントや会議が2年に1度開催される国際的なビエンナーレです。第9回目を迎える今年は「PIXELS OF PARADISE」というテーマのもと、12の展覧会が開催されており、瀧澤さんは、そのうちのひとつ、「VUES DE L’ESPRIT」と題された展示に招待されています。

直訳すると「エスプリの光景」とでもなるのでしょうか。Espritには精神や心などの意味がありますが、霊や魂といった意味もあります。写真は目に見えるものを写しますが、裏返しの意味で目に見えないものも写し取るともいえます。瀧澤さんの作品にまさにマッチしたテーマであり、今回はこの展示に合わせ「Where We Belong」シリーズより10作品をあらたにコロタイププリントし出品しました。

会場での展示風景
今年の1月末、新シリーズの色校正の際に、私ははじめて瀧澤さんにお会いしました。HSBC賞の巡回展の打ち合わせでパリに向かわれる直前のご多忙中にも関わらずお時間を割いてくださいました。何をコロタイプでプリントしてほしいのかを、丁寧に言葉を選びならお話してくださる瀧澤さんから、工房に対して、またコロタイププリントの表現力に対して、つよく信頼してくださっていることを感じました。

Magnolia #3(Where We Belongシリーズより) カラーコロタイプ 鳥の子2号紙
今回のKYOTOGRAPHIEで展示されるのは、4シリーズ《Where We Belong》8点、《Headland》5点、《Najima》7点、《Osorezan,Goshogawara》1点の計21点です。今回の新シリーズは、カラー作品3点をカラーコロタイプでプリントしているところも見所です。

For my brother(Where We Belongシリーズより) カラーコロタイプ 鳥の子2号紙
住人のぬくもりを残した木造の家屋、壁に長い間貼られたポスター、ぼんやりと照らす電球。強く風が吹き付ける山、鳥居、老夫婦。降り積もる雪、満開の花々。既視感のある思い出話と、見ず知らずの昔話との中間を漂うような感覚が、私の瀧澤作品から抱いた印象です。瀧澤さんの作品に写された人、物、風景に漂う余情は、コロタイプの “湿気”のようなしっとりとした風合いある表現とともに、媒体となる和紙にゆっくりと、浸み込むように刷りこまれています。
4月19日にはテートモダンの写真キュレーター、サイモン・ベーカー氏と瀧澤さんのトークショーも開催予定です。春から初夏へ、ここちよいお散歩季節となる京都へお越しの際には、是非写真展にお立ち寄りくださいませ。

Mother rope(Where We Belongシリーズより) コロタイプ 鳥の子2号紙
※この作品は便利堂コロタイプギャラリーでの展示となります。
■KYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバル2014
瀧澤明子写真展 「Where We Belong」
【場所】 虎屋 京都ギャラリー(京都市上京区一条通烏丸西入 虎屋菓寮京都一条店横)
【会期】 2014年4月19日(土)~5月11日(日) 10:00~17:00 ※会期中無休。
◎4月19日(土)11:00~12:00 ギャラリートーク 講師:サイモン・ベーカー氏(英・テートモダン近代美術館)・瀧澤明子氏 ※定員20名・要申込(申込・お問い合わせ先→KYOTOGRAPHIE パブリックプログラム educationinfo@kyotographie.jp )
また、KYOTOGRAPHIE期間中は、便利堂コロタイプギャラリーにて「安井仲治コロタイプ写真展」も開催いたします。とらや会場では展示されない瀧澤さんの2作品は、こちらで見れます!
こちらもあわせて宜しくお願いいたします。

Caterpillar(Where We Belongシリーズより) コロタイプ 鳥の子2号紙
※この作品は便利堂コロタイプギャラリーでの展示となります。
☆瀧澤さんは、本ブログにすでに何度かご登場くださっております。以前の記事もあわせてご覧くださいませ。
⇒寄稿:写真家・瀧澤明子さん「パリで展示したコロタイプの反響について」
⇒速報!写真家・瀧澤明子さんが仏の名門「HSBC賞」を受賞
☆昨年のKYOTOGRAPHIEでは、幕末~明治期の古写真をプリントしました。
⇒「《今昔写真》クリスチャン・ポラックコレクション」
◆
国際コロタイプ写真コンペティション「HARIBAN AWARD」
京都で職人と一緒にあなたの写真をコロタイプしませんか
受賞者は2週間の京都滞在をしながら受賞作を職人と共に作り上げる機会が与えられます。
HARIBAN AWARDやります! 詳しくは公式サイトへ! Http://www.haribanaward.org
2014/4/19-5/11 於 虎屋京都ギャラリー

Where We Belong コロタイプ 鳥の子2号紙
春らんまんの季節となりました。
昨年に引き続き、第2回の開催となりましたKYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバル2014(4/19-5/11)のご案内を申し上げます。

京都グラフィー担当の丹村です。「Hariban Award」もよろしくお願いします!
便利堂は昨年に引き続き協力会社として、「虎屋京都ギャラリー」の展示についてコロタイプでご協力しています。今回は、ロンドンを拠点にヨーロッパで活動している新進の写真家・瀧澤明子さんの展示です。瀧澤さんと便利堂は古くからお付き合いさせていただいており、近年は4シリーズの作品をコロタイププリントで発表していただいています。瀧澤さんは、つい先日にフランスの名門「HSBC写真賞」も受賞されました。本展覧会は、これからますます活躍される瀧澤さんの代表作をまとまって見ることのできる貴重な機会となるのではないでしょうか。⇒朝日新聞記事

Inhabitants of North #1(Where We Belongシリーズより) コロタイプ 鳥の子2号紙
瀧澤さんは、3月よりベルギーで開催されている写真フェスティバル「BIP2014」(3/15-5/25)に招待作家として参加されています。開催地のリエージュLiègeは、ベルギー東部のワロン地方リエージュ州の州都で、古くよりヨーロッパ各地の交易の中継地として栄えたベルギー第4の都市です。BIPは、この街の中心地で展覧会をはじめ各種イベントや会議が2年に1度開催される国際的なビエンナーレです。第9回目を迎える今年は「PIXELS OF PARADISE」というテーマのもと、12の展覧会が開催されており、瀧澤さんは、そのうちのひとつ、「VUES DE L’ESPRIT」と題された展示に招待されています。

直訳すると「エスプリの光景」とでもなるのでしょうか。Espritには精神や心などの意味がありますが、霊や魂といった意味もあります。写真は目に見えるものを写しますが、裏返しの意味で目に見えないものも写し取るともいえます。瀧澤さんの作品にまさにマッチしたテーマであり、今回はこの展示に合わせ「Where We Belong」シリーズより10作品をあらたにコロタイププリントし出品しました。

会場での展示風景
今年の1月末、新シリーズの色校正の際に、私ははじめて瀧澤さんにお会いしました。HSBC賞の巡回展の打ち合わせでパリに向かわれる直前のご多忙中にも関わらずお時間を割いてくださいました。何をコロタイプでプリントしてほしいのかを、丁寧に言葉を選びならお話してくださる瀧澤さんから、工房に対して、またコロタイププリントの表現力に対して、つよく信頼してくださっていることを感じました。

Magnolia #3(Where We Belongシリーズより) カラーコロタイプ 鳥の子2号紙
今回のKYOTOGRAPHIEで展示されるのは、4シリーズ《Where We Belong》8点、《Headland》5点、《Najima》7点、《Osorezan,Goshogawara》1点の計21点です。今回の新シリーズは、カラー作品3点をカラーコロタイプでプリントしているところも見所です。

For my brother(Where We Belongシリーズより) カラーコロタイプ 鳥の子2号紙
住人のぬくもりを残した木造の家屋、壁に長い間貼られたポスター、ぼんやりと照らす電球。強く風が吹き付ける山、鳥居、老夫婦。降り積もる雪、満開の花々。既視感のある思い出話と、見ず知らずの昔話との中間を漂うような感覚が、私の瀧澤作品から抱いた印象です。瀧澤さんの作品に写された人、物、風景に漂う余情は、コロタイプの “湿気”のようなしっとりとした風合いある表現とともに、媒体となる和紙にゆっくりと、浸み込むように刷りこまれています。
4月19日にはテートモダンの写真キュレーター、サイモン・ベーカー氏と瀧澤さんのトークショーも開催予定です。春から初夏へ、ここちよいお散歩季節となる京都へお越しの際には、是非写真展にお立ち寄りくださいませ。

Mother rope(Where We Belongシリーズより) コロタイプ 鳥の子2号紙
※この作品は便利堂コロタイプギャラリーでの展示となります。
■KYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバル2014
瀧澤明子写真展 「Where We Belong」
【場所】 虎屋 京都ギャラリー(京都市上京区一条通烏丸西入 虎屋菓寮京都一条店横)
【会期】 2014年4月19日(土)~5月11日(日) 10:00~17:00 ※会期中無休。
◎4月19日(土)11:00~12:00 ギャラリートーク 講師:サイモン・ベーカー氏(英・テートモダン近代美術館)・瀧澤明子氏 ※定員20名・要申込(申込・お問い合わせ先→KYOTOGRAPHIE パブリックプログラム educationinfo@kyotographie.jp )
また、KYOTOGRAPHIE期間中は、便利堂コロタイプギャラリーにて「安井仲治コロタイプ写真展」も開催いたします。とらや会場では展示されない瀧澤さんの2作品は、こちらで見れます!
こちらもあわせて宜しくお願いいたします。

Caterpillar(Where We Belongシリーズより) コロタイプ 鳥の子2号紙
※この作品は便利堂コロタイプギャラリーでの展示となります。
☆瀧澤さんは、本ブログにすでに何度かご登場くださっております。以前の記事もあわせてご覧くださいませ。
⇒寄稿:写真家・瀧澤明子さん「パリで展示したコロタイプの反響について」
⇒速報!写真家・瀧澤明子さんが仏の名門「HSBC賞」を受賞
☆昨年のKYOTOGRAPHIEでは、幕末~明治期の古写真をプリントしました。
⇒「《今昔写真》クリスチャン・ポラックコレクション」
◆

国際コロタイプ写真コンペティション「HARIBAN AWARD」
京都で職人と一緒にあなたの写真をコロタイプしませんか
受賞者は2週間の京都滞在をしながら受賞作を職人と共に作り上げる機会が与えられます。
HARIBAN AWARDやります! 詳しくは公式サイトへ! Http://www.haribanaward.org
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ご返事が遅くなって申し訳ありません! 5月に入ったら再度上洛する予定ですので、詳細が分かりましたらご連絡させていただきます。
> はじめまして!
>
> 私は写真を独学で勉強中の者ですが、こちらの記事を見て俄然!コロタイプ印刷の工程と瀧澤明子氏の作品に大変興味が涌いてきました。
>
> 瀧澤様の今月中(4月)の在画廊予定日がおわかりになりましたらアップして頂けると嬉しいです。
>
> どうぞ宜しくお願い致します!
> はじめまして!
>
> 私は写真を独学で勉強中の者ですが、こちらの記事を見て俄然!コロタイプ印刷の工程と瀧澤明子氏の作品に大変興味が涌いてきました。
>
> 瀧澤様の今月中(4月)の在画廊予定日がおわかりになりましたらアップして頂けると嬉しいです。
>
> どうぞ宜しくお願い致します!
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