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ワークショップ開催結果報告と4月開催のお知らせ
福岡・東京・京都で開催いたします!
回を重ねるごとにご好評いただき、実施エリア拡大中のコロタイプワークショップ。来月4月には、福岡・東京・京都と3ヶ所で開催を予定しています。福岡近隣の方、またはあるいは今までタイミングが合わなかった方、ぜひ春爛漫のこの季節、コロタイプワークショップに足を運んでみませんか? 開催のお知らせは最後に。まずは、昨年後半のワークショップ実施結果のご報告から。
田川市石炭・歴史博物館、国立歴史民俗博物館、スイス・「アールジュネーブ」で開催
■世界記憶遺産「山本作兵衛炭坑記録画」レプリカ制作事業に関連して 於:福岡県田川市石炭・歴史博物館
2014/11/16

平成23年5月にユネスコ世界記憶遺産に登録された山本作兵衛による炭坑記録画の多くは酸性紙と思われる近代の西洋紙が使用されており、長期的な保存が大変難しいと考えられています。そのため、平成24年度から平成26年度にかけて原本の保存・修復作業が行われました。この保存修復事業の一環としてコロタイプによる複製事業も進められました。この複製保存に用いられた「コロタイプ」を地域の皆さまに知っていただこうという主旨で講演会ならびに体験ワークショップが開催されました。⇒複製事業についてくわしくは《世界記憶遺産登録記念「記憶を護るコロタイプ」展開催のお知らせ――山本作兵衛炭坑画と国宝『御堂関白記』――》

⇒詳しく当日の様子は《田川市石炭・歴史博物館のぶろぐ》「博物館イベント☆コロタイプ印刷の講演会とワークショップ☆ミ」
■国際企画展示「文字がつなぐ~古代の日本列島と朝鮮半島~」開催に合わせ 於:国立歴史民俗博物館
2014/11/23・24

「原本そっくりに再現するコロタイプ印刷の技術を体験してみませんか?」
と題して展覧会関連イベントのひとつとしてコロタイプ体験ワークショップを行いました。11/23(日祝) 24(月振) いずれの日も10時30分~12時、14時30分~16時、合計4回の開催で合計128名ものご参加を頂戴しました。
この企画展示は、古代文字で読み解く日韓両国の交流の歴史について、日本初公開作品も含む約300件の資料と書によって展観されたものです。展示作品の一つとして、便利堂が昭和57年(1982)から現在まで複製を制作させていただいている「正倉院文書」のレプリカが出品されました。全800巻からなる正倉院文書の重要性や、全巻複製までまだ数十年かかるといわれる正倉院文書複製事業の意義について学ぶ機会として、この体験ワークショップが開催されました。

最初に、国立歴史博物館 小倉慈司(おぐら しげじ)先生が、正倉院文書が世界的にも貴重な歴史資料である事、そして、その複製事業を歴博が30年以上前から行っている事をお話されました。その後を引き継ぐかたちで、弊社山本が、何故、コロタイプ技術が正倉院文書複製に選択されたか、その特徴をスライドと動画で説明しました。そして、いよいよワークショップの開始です。体験して頂く図柄は、正倉院文書の中でも有名な大大論と呼ぼれるユーモラスな絵と歴博様ご所蔵の正倉院文書です。緊張気味の皆様でしたが、難しい説明より実際にゼラチン版にローラーを転がすことで画像が浮き出る不思議に笑顔を浮かべられていました。
参加された方々の中には、小さなお孫さんから、お爺ちゃん、お婆ちゃんまで、ご家族でコロタイプ手刷りに挑戦して頂けました。「今日、歴博に来て良かった」「明日も、来ても良いですか」その暖かい言葉は、私たち三人(竹内・石部・山本)に最高の力を与えてくれました(記:山本)。
■スイスのアートフェアartgenèveにて
2015/1/29/ - 2/1/

コロタイプワークショップ初の海外遠征! スイス・ジュネーブで毎年開催されているアートフェアartgenève。その出版社コーナーをプロデュースしているフランスの出版社、Editions Malucaの肝いりでフェアに参加のご招待をいただきました。

ジュネーブの空港に連結した見本市会場palexpoには数多くの欧州を中心とするギャラリーのブースが立ち並び、その会場入り口すぐそばの一角が出版社ブースです。ここのテーブル1台をお借りしてワークショップを行いました。

入口すぐのメインストリートに面していますので、デモンストレーションをはじめると、あっという間に人だかりが出来ました。もちろんコロタイプに興味を持っていただく人も多いのですが、日本、そしてなによりも京都から来た、という点がみなさん食いつきがよかったです。さすが京都だとあらためて実感した瞬間でした。

また、日本でこうしたアートフェアで小さい子供を連れた家族連れというのは、あまり見かけないような気がしますが、このアールジュネーブでは、本当にそうした家族連れが多く印象的でした。ワークショップも多くの子供たちに体験してもらいました。机に届かないお子さんは、特設テーブルで。

連日のデモンストレーションで担当してくれた石部君は大変だったと思いますが、機会があればまた海外遠征も続けていきたいと思います。
開催のお知らせ:福岡・九州国立博物館、東京・日本橋髙島屋、京都・KYOTOGRAPHIEイベントとして
■ユネスコ世界記憶遺産「山本作兵衛コレクション」保存処置作業完了報告展 1095日の軌跡 於:九州国立博物館

先にも知らせしたように、3年にわたる山本作兵衛の炭坑記録画の保存修復と複製制作の事業がこの3月に無事終了しました。それを記念し、九州国立博物館で上記の展覧会が開催されます。展示は5章で構成され、ユネスコ世界記憶遺産登録の取り組みからはじまり、こうした近現代資料の保存の重要性について、そしてどう保存・継承して後世に護り伝えていくかがわかりやすく展示されています。便利堂制作のレプリカは、第4章「コロタイプ印刷と複製画」として展示され、精巧な複製を制作することで作品の姿を保存することの必要性が取り上げられています。この展覧会合せ体験ワークショップを開催します。
日時:2015/4/5(日) 12:00-16:00 この時間内であればいつでも体験していただけます。
場所:九州国立博物館 1階エントランスホール
対象:どなたでも参加できます
参加費:無料
⇒田川市石炭・歴史博物館ブログ
■鳥獣戯画特集フェアにあわせ 於:東京・日本橋高島屋

去年の秋に京都国立博物館で開催された鳥獣戯画の展覧会が、この春装いも新たに東京国立博物館にて来月28日より開催されます。それに先立ち、日本橋髙島屋さんでは鳥獣戯画をフューチャーしたフェアを開催されます。期間中、体験ワークショップを行いますので、ご自分の手で鳥獣戯画をプリントしてみませんか?
日時:2015/4/12(日) 10:00-13:00/14:00-17:00 この時間内であればいつでも体験していただけます。
場所:日本橋高島屋 1階イベントスペース
対象:どなたでも参加できます
参加費:無料
■京都グラフィーパブリックプログラム 於:便利堂コロタイプ工房
昨年に引き続き京都グラフィーのパブリックプログラムとしてワークショップ・レギュラーコースを開催します。レギュラーコースとは、ご自分の写真を入稿していただき、その作品をご自分でコロタイププリントすることができるコースです。毎回開催のたびに定員オーバーのご好評をいただいていますので、今回は午前午後のダブルヘッターの開催です!
今回は、和紙にこだわったバージョンアップ版です。銘柄・産地など、各種ご自由に制限時間内刷り放題です。従来の種類に対し、当社比3倍の種類増でお待ちしております! お申し込みはお早めに。
日時:2015/4/24(金) 1回目 9:30集合 10:00-12:00 / 2回目 14:00 集合 14:30-16:30
場所:便利堂コロタイプ工房
対象:事前申し込みが必要です。collotype-workshop@benrido.co.jpまでお名前・ご住所・電話番号を、参加人数、希望時間(AM/PM)を書いてメールしてください。
定員:各回8名(先着順)
参加費:有料 6000円
入稿:申込み受付が完了した方は4月10日までにプリントする写真原稿のデータを入稿していただく必要があります。
回を重ねるごとにご好評いただき、実施エリア拡大中のコロタイプワークショップ。来月4月には、福岡・東京・京都と3ヶ所で開催を予定しています。福岡近隣の方、またはあるいは今までタイミングが合わなかった方、ぜひ春爛漫のこの季節、コロタイプワークショップに足を運んでみませんか? 開催のお知らせは最後に。まずは、昨年後半のワークショップ実施結果のご報告から。
田川市石炭・歴史博物館、国立歴史民俗博物館、スイス・「アールジュネーブ」で開催
■世界記憶遺産「山本作兵衛炭坑記録画」レプリカ制作事業に関連して 於:福岡県田川市石炭・歴史博物館
2014/11/16

平成23年5月にユネスコ世界記憶遺産に登録された山本作兵衛による炭坑記録画の多くは酸性紙と思われる近代の西洋紙が使用されており、長期的な保存が大変難しいと考えられています。そのため、平成24年度から平成26年度にかけて原本の保存・修復作業が行われました。この保存修復事業の一環としてコロタイプによる複製事業も進められました。この複製保存に用いられた「コロタイプ」を地域の皆さまに知っていただこうという主旨で講演会ならびに体験ワークショップが開催されました。⇒複製事業についてくわしくは《世界記憶遺産登録記念「記憶を護るコロタイプ」展開催のお知らせ――山本作兵衛炭坑画と国宝『御堂関白記』――》

⇒詳しく当日の様子は《田川市石炭・歴史博物館のぶろぐ》「博物館イベント☆コロタイプ印刷の講演会とワークショップ☆ミ」
■国際企画展示「文字がつなぐ~古代の日本列島と朝鮮半島~」開催に合わせ 於:国立歴史民俗博物館
2014/11/23・24

「原本そっくりに再現するコロタイプ印刷の技術を体験してみませんか?」
と題して展覧会関連イベントのひとつとしてコロタイプ体験ワークショップを行いました。11/23(日祝) 24(月振) いずれの日も10時30分~12時、14時30分~16時、合計4回の開催で合計128名ものご参加を頂戴しました。
この企画展示は、古代文字で読み解く日韓両国の交流の歴史について、日本初公開作品も含む約300件の資料と書によって展観されたものです。展示作品の一つとして、便利堂が昭和57年(1982)から現在まで複製を制作させていただいている「正倉院文書」のレプリカが出品されました。全800巻からなる正倉院文書の重要性や、全巻複製までまだ数十年かかるといわれる正倉院文書複製事業の意義について学ぶ機会として、この体験ワークショップが開催されました。

最初に、国立歴史博物館 小倉慈司(おぐら しげじ)先生が、正倉院文書が世界的にも貴重な歴史資料である事、そして、その複製事業を歴博が30年以上前から行っている事をお話されました。その後を引き継ぐかたちで、弊社山本が、何故、コロタイプ技術が正倉院文書複製に選択されたか、その特徴をスライドと動画で説明しました。そして、いよいよワークショップの開始です。体験して頂く図柄は、正倉院文書の中でも有名な大大論と呼ぼれるユーモラスな絵と歴博様ご所蔵の正倉院文書です。緊張気味の皆様でしたが、難しい説明より実際にゼラチン版にローラーを転がすことで画像が浮き出る不思議に笑顔を浮かべられていました。
参加された方々の中には、小さなお孫さんから、お爺ちゃん、お婆ちゃんまで、ご家族でコロタイプ手刷りに挑戦して頂けました。「今日、歴博に来て良かった」「明日も、来ても良いですか」その暖かい言葉は、私たち三人(竹内・石部・山本)に最高の力を与えてくれました(記:山本)。
■スイスのアートフェアartgenèveにて
2015/1/29/ - 2/1/

コロタイプワークショップ初の海外遠征! スイス・ジュネーブで毎年開催されているアートフェアartgenève。その出版社コーナーをプロデュースしているフランスの出版社、Editions Malucaの肝いりでフェアに参加のご招待をいただきました。

ジュネーブの空港に連結した見本市会場palexpoには数多くの欧州を中心とするギャラリーのブースが立ち並び、その会場入り口すぐそばの一角が出版社ブースです。ここのテーブル1台をお借りしてワークショップを行いました。

入口すぐのメインストリートに面していますので、デモンストレーションをはじめると、あっという間に人だかりが出来ました。もちろんコロタイプに興味を持っていただく人も多いのですが、日本、そしてなによりも京都から来た、という点がみなさん食いつきがよかったです。さすが京都だとあらためて実感した瞬間でした。

また、日本でこうしたアートフェアで小さい子供を連れた家族連れというのは、あまり見かけないような気がしますが、このアールジュネーブでは、本当にそうした家族連れが多く印象的でした。ワークショップも多くの子供たちに体験してもらいました。机に届かないお子さんは、特設テーブルで。

連日のデモンストレーションで担当してくれた石部君は大変だったと思いますが、機会があればまた海外遠征も続けていきたいと思います。
開催のお知らせ:福岡・九州国立博物館、東京・日本橋髙島屋、京都・KYOTOGRAPHIEイベントとして
■ユネスコ世界記憶遺産「山本作兵衛コレクション」保存処置作業完了報告展 1095日の軌跡 於:九州国立博物館

先にも知らせしたように、3年にわたる山本作兵衛の炭坑記録画の保存修復と複製制作の事業がこの3月に無事終了しました。それを記念し、九州国立博物館で上記の展覧会が開催されます。展示は5章で構成され、ユネスコ世界記憶遺産登録の取り組みからはじまり、こうした近現代資料の保存の重要性について、そしてどう保存・継承して後世に護り伝えていくかがわかりやすく展示されています。便利堂制作のレプリカは、第4章「コロタイプ印刷と複製画」として展示され、精巧な複製を制作することで作品の姿を保存することの必要性が取り上げられています。この展覧会合せ体験ワークショップを開催します。
日時:2015/4/5(日) 12:00-16:00 この時間内であればいつでも体験していただけます。
場所:九州国立博物館 1階エントランスホール
対象:どなたでも参加できます
参加費:無料
⇒田川市石炭・歴史博物館ブログ
■鳥獣戯画特集フェアにあわせ 於:東京・日本橋高島屋

去年の秋に京都国立博物館で開催された鳥獣戯画の展覧会が、この春装いも新たに東京国立博物館にて来月28日より開催されます。それに先立ち、日本橋髙島屋さんでは鳥獣戯画をフューチャーしたフェアを開催されます。期間中、体験ワークショップを行いますので、ご自分の手で鳥獣戯画をプリントしてみませんか?
日時:2015/4/12(日) 10:00-13:00/14:00-17:00 この時間内であればいつでも体験していただけます。
場所:日本橋高島屋 1階イベントスペース
対象:どなたでも参加できます
参加費:無料
■京都グラフィーパブリックプログラム 於:便利堂コロタイプ工房
昨年に引き続き京都グラフィーのパブリックプログラムとしてワークショップ・レギュラーコースを開催します。レギュラーコースとは、ご自分の写真を入稿していただき、その作品をご自分でコロタイププリントすることができるコースです。毎回開催のたびに定員オーバーのご好評をいただいていますので、今回は午前午後のダブルヘッターの開催です!
今回は、和紙にこだわったバージョンアップ版です。銘柄・産地など、各種ご自由に制限時間内刷り放題です。従来の種類に対し、当社比3倍の種類増でお待ちしております! お申し込みはお早めに。
日時:2015/4/24(金) 1回目 9:30集合 10:00-12:00 / 2回目 14:00 集合 14:30-16:30
場所:便利堂コロタイプ工房
対象:事前申し込みが必要です。collotype-workshop@benrido.co.jpまでお名前・ご住所・電話番号を、参加人数、希望時間(AM/PM)を書いてメールしてください。
定員:各回8名(先着順)
参加費:有料 6000円
入稿:申込み受付が完了した方は4月10日までにプリントする写真原稿のデータを入稿していただく必要があります。
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